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2010

2010

2010/12/31 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月31日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月31日
 
一転二転は進歩の姿。
さらに日に三転よし四転よし。
そこに生成発展の姿があるのではないか。
 
 
政治家の「失言問題」でよく騒いでますよね。
確かによくないことですが、
しっかり反省していただくことが前提ですが、
二転三転してもよいのではないでしょうか。
生成発展して活躍することなく、
大臣下ろされてしまうというのはいかがなものかと・・・・、
あくまでも個人的な意見です。
「消費税を口にすると、
 総理大臣を交代させられる」
って言うのもいかがなものかと・・・・・・。
 
私たちはしっかりと生成発展の道を歩みましょう。
「一転二転は進歩の姿。
 さらに日に三転よし四転よし」
とてもすばらしいことばですね。
今年一年、
社長に振り回されながら広ガスたかたは三転も四転もしてきました。
振り回されつつも前進し続けていただいた社員の皆様、
今年一年本当にありがとうございました。
2011年はしっかりと生成発展の足跡を残せる年になるよう、
・・・・・・・来年も振り回しますが、
共に厳しい時代を勝ち抜きましょう。
2010/12/30 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月30日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月30日
 
ノレンに頼れる時代ではない。
日々お客様の求めに適切に応じ、
新しい信用を生み出したい。
 
 
「日本製」
というブランド価値が薄れてきました。
高級品という枠の中ではまだまだ健在ですが、
言われていた、
「高品質、低価格」はむかし話になってしまったようです。
「日本製」の新しい信用をつくっていかなければ、
日本の製造業は立ち行かなくなってしまいます。
政治とは無関係・・・・・ではないと思いますよ。
 
2010/12/29 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月29日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月29日
 
努力の上に努力を重ね、
それでもなお新たな工夫、
新たな努力の道はないかと探したい。
 
 
人間は持って生まれた能力は高いに越したことはありません。
が、
高いからといって使い切るとは限りません。
しかるに、
もって生まれたものが高かろうが低かろうが大きな問題ではありません。
使い切る努力をする人が勝ちますね。
しかし、
中にはいるのです、努力する天才も。
それはもう手をつけられないくらい、
世界の中心で活躍しまくります。

 

2010/12/28 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月28日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月28日
 
過ちと正しいことを通算して、
正しいことの方が多くなるような働きをしなければならない。
 
 
まったくです。
これまでの49年を振り返ると、
前半はは見事に中途半端に生きてきました。
途中から「正しい事って何?」って考えながら、
試して見ながら現在に至っています。
最近の出来事だけ見ても、
過ちや正しいことが折り重なっています。
「完全に正しいことが多かった」
っと思って人生を終えることができたら幸せですね。
2010/12/27 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月27日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月27日
 
一つの使命に立って仕事をしていけば、
お互いの心と心がつながってくる。
力強い仕事も遂行できる。
 
 
目指すところは、
まだまだとても手の届きそうな距離ではありませんが、
数年前と比べるとずいぶん「力強い仕事」ができています。
まだ、「遂行」が使えるほどではありませんが、
確実に歩みを進めています。
「心と心がつながり始めている」からだと思えています。
自身、さらに強い「使命観」をもつために学び続け、
さがし続けます。
 
 

2010/12/26 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月26日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月26日
 
今日はテンポの速い時代。
十年一日のごとき通念で物事を見ようとすれば、
判断を誤ることがある。
 
 
「誤ることがない」
で終わるのかと思いましたが、
「誤ることがある」
と松下さんは表現されています。
確かにテンポの速い時代ではありますが、
「ローマは一日にして成らず」
は死語ではないということでしょう。
特に人間の成長をとらえて見た場合には、
平均寿命の伸びと比例して?かな、
(1950年:約60歳、現在は80歳超)
精神年齢の低年齢化って言われてますが、
こちらはよりテンポが遅くなってるって事ですものね。
人間の成長は時間が必要です。
2010/12/25 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月25日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月25日
 
人間は皆持ち味が違う。
ワクをはめたらその人の持ち味が消える。
 
 
本当ににその通りだと感じています。
合わないワクをはめようとするとお互いに苦しむことになります。
企業はそれぞれの企業の価値観というワクが必ずあります、
価値観をすり合わせる努力は大切ですが、
基本的な価値観の合わない場合は、
やはりお互いが苦しむことになりますね。
企業というワクの中で何でもありというわけには行きませんので、
その場合は持ち味の生かせるワクを再度探していただくことになったりします。
社員さんの中途退社があると、
企業の価値観ということをいつも考え込んでしまいます。
2010/12/24 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月24日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月24日
 
転んだら立たねばならぬ。
赤ん坊でも転んだままではいない。
すぐに立ち上がる。
 
 
そうですよね、
転んでもいいのです。
立ち上がればいいだけだから。
何度でも転びましょう、
・・・・・そのたび痛みがあるので、
転ばぬよう考えるようになるはずです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・転ばないための絶対策は、
一度転んだときに立ち上がらないこと。
二度と転びません、転んだままだから。
まさか、いませんよね・・・・・。
2010/12/23 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月23日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月23日
 
青春とは心の若さである。
信念と希望にあふれ、
勇気に満ちて、
日に新たな活動を続ける限り、
青春は永遠にその人のものだ。
 
 
“青春”関連の文章を読むと、
必ず脳裏によみがえる詩があります。
何度も登場しているので知ってる人は知っている。
そうです、
サムエルウルマンの『青春』
多くの方が訳されていますが、
志賀親則氏の訳がわかりやすく、
私の理解力でも心ににも響いてきます。

 


真の 青春とは
若き 肉体のなかに あるのではなく
若き 精神のなかにこそ ある
薔薇色の頬 真赤な唇 しなやかな身体
そういうものは たいした問題ではない
問題にすべきは つよい意思 ゆたかな想像力 もえあがる情熱
そういうものが あるか ないか
こんこんと湧きでる 泉のように
あなたの精神は 今日も新鮮だろうか 
いきいきしてるだろうか
臆病な精神のなかに 青春は ない
大いなる愛のために発揮される
勇気と冒険心のなかにこそ 青春は ある
臆病な二十歳がいる 既にして 老人
勇気ある六十歳がいる
青春のまっただなか 年を重ねただけで 人は老いない
夢を失ったとき はじめて老いる
歳月は 皮膚にしわを刻むが 情熱を失ったとき 精神は
しわだらけになる
苦悩 恐怖 自己嫌悪 それらは 精神をしぼませ
ごみくずに変えてしまう
 
誰にとっても大切なもの それは 感動する心
次は何が起こるのだろうと 眼を輝かせる 子供のような好奇心
胸をときめかせ 未知の人生に 挑戦する 喜び
さあ 限をとじて 想いうかべてみよう
あなたの心の中にある 無線基地
青空高くそびえ立っ たくさん 光輝くアンテナ
アンテナは 受信するだろう 偉大な人々からのメッセージ
崇高な大自然からのメッセージ 世界がどんなに美しく 驚きに満ちているか
生きることが どんなに素晴らしいか
勇気と希望 ははえみを忘れず いのちのメッセージを
受信しつづけるかぎり あなたはいつまでも 青春
だが もしあなたの 心のアンテナが 倒れ
雪のように冷たい皮肉と 氷のように頑固な失望に おおわれるならば
たとえ二十歳であったとしても あなたは立派な 老人
あなたの心のアンテナが 今日も青空高くそびえ立ち
いのちのメッセージを 受信しつづけるかぎり
たとえ八十歳であったとしても あなたはつねに 青春
真の 青春とは 若き 肉体のなかに あるのではなく
若き 精神のなかにこそ ある
2010/12/22 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月22日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月22日
 
迷ったまま歩き続けてはいけない。
迷っている間はじっとしていること。
やがて光明もみえてくる。
 
想像してみましょう。
チャンスという女神様です。
髪の毛は長くそれはそれは美しい女神様です。
が、後ろ髪はありません。
・・・・想像したくないですね。
しかし、
チャンスという女神様は本当に前髪しかないそうですよ、
準備をしている人だけ正面から前髪をつかめるのです。
通り過ぎてつかもうとしても後ろ髪がないからつかめません。
私も常にそう意識しています。
「迷いのあるうちはじっとチャンスを待つ」
ただし、
迷ったからといってボーっとはしていません、
チャンスの女神様がいつ来てもよいように、
常に準備をおこたりません。
2010/12/21 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月21日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月21日
 
自分を大いに鞭撻するような、
しかも自分の志なり良心を押し通そうという意地は大いに張るべきだ。
 
 
松下さんが言われているのです。
「自分の志、良心を押し通し大いに意地を張りましょう」
・・・ただし、
“自分の志、良心”は、
“自然の法則”に従った健善(健全)なものであるか?
ここが不健全だと単なる自己中。
ここが簡単に出来上がるようであれば苦労しませんよね。
・・・・・・価値観のしっかりとした師に確認しましょう。
2010/12/20 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月20日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月20日
 
自分の生命はいつ尽きるかわからない。
しかし、
その最後の瞬間まで精一杯生ききりたい。
 
 
地球上のすべての生物の役割は子孫を残すこと。
“自然の摂理”ですね。
人間は贅沢が身につきすぎ、
“自然の摂理”のなかで生きていることを忘れて生きつつあるような気がします。
子孫を残すとは「子供を生み育てること」
そうです、生むことだけではなく、
育てることも大事なのです。
私たち一人一人がが生きた証を地球に残しましょう。
歴史にさん然と輝かなくてもいい、
地球の片隅で、
明日死んでも悔いを残さないくらい、
今を目一杯、未来のために生きたいものです。
広ガスたかたは「人を創る」企業であり続けたいと考えます。
2010/12/19 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月19日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月19日
 
経営規模の大小、
人数の多少が問題なのではない。
そこに絶えざる創造があるかどうか、
それが問題である。
 
 
企業はなぜ倒産するのか?
「誰が見ても倒産するでしょ」
という企業は論外として、
「経営状態もよく活気があったのに・・・・」
という過去形企業ももちろん倒産するのです。
繁栄し続ける企業は現在進行形です。
現状維持はありません、
上がっているか、下がっているかのどちらかしかありません。
止まった瞬間から落ちてます。
・・・・・人にに話かけている気がまったくしないのはなぜ。
“Ing人生”歩みましょう。
2010/12/18 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月18日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月18日
 
事の正否も大事であるが、
その正否を越えて大事なことは、
力を尽くすというみずからの心のうちにある。
 
 
今読むとなるほどなーと感じていますが、
ずーと以前、
この文章をはじめて読んだとき私はどう解釈したのでしょうか???
「正否があって力を尽くす」ってうそですね。
「力を尽くして頑張ってると正否が見えてくる」と言うのが正しいのだと思います。
 

2010/12/17 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月17日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月17日
 
エジソンはどんな事物にも関心を持ち、
発明のヒントを得た。
心してみれば師は無限に存在する。
 
 
子供の頃のエジソンは、
小さな事物にもスーパー関心を持ちまくり、
まわりの大人からすると、
チョーめんどうな少年だったそうですよ。
「必要は発明の母」と言いますが、
関心を持つから“必要”が見えてくるのですよね。
必要が見えてくれば、それが“師”なのですね。
わが師を思い浮かべつつ、
私にとって師とは?
空手、尺八、経営の師・・・・・・「なるほど」と勝手に納得。
 

2010/12/16 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月16日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月16日
 
競争のための競争ではいけない。
お互い人間の共同生活を高めていくための競争でありたい。
 
競争のための競争の最たるものは?
「価格競争」
同じ価値のものを価格だけ下げって販売することですね。
もう一つ、原価を落として品質を落とすこと。
オーバーに言っちゃえば、
それ以外の競争であれば、
お互い人間の共同生活を高めていくための競争と言っても良いくらいかもしれません。
「付加価値競争」良いですね。
「過剰価値競争」ではありません。・・・が、
・・・日本製品は過剰価値競争をしているとの評価もありますね。
 

2010/12/15 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月15日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月15日
 
天は二物を与えない。
しかし一物は与えてくれる。
その一物を大事に育てあげることである。
 
森信三先生の本の一節を思い出しました。
とは言え、覚えてはいませんのでまんまではありません。
  誰もが、一通の封筒を持って生まれてくる。
  その封筒のびんせんには、その人の使命が書かれている。
  封筒は、 四十の頃までには開くようにしなければならないが、
  封筒を開くことなく一生を終えてしまう人が多い。
そうなんです、
みんな一物は持ってるんですよね、
もったいないのはその一物に気づかないままの人生を歩む人が多いこと。
って、最近は思います。
・・・・・年取ってきたのかな。
2010/12/14 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月14日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月14日
 
百の事を行って一つだけが成ったとき、
成らなかった九十九に目を向け力を落とすか、
成った一つに目を向け希望をいだくか、
成功か失敗かの分かれめがこんなところにもある。
 
 
高校時代の私は完全に前者的な考えをしていました。
「成る人と成らない人の差は百分の一であるならば、
 ほとんどの努力は無駄の無駄+無駄、さらに無駄。
 百分の一のために努力する人は馬鹿だなー」
本気でそう考えてました。
大学でオリンピックを目指す先輩の努力を見てたら、
少しずつ考え方も変わってきました。
先輩はロス五輪に出場しましたが、
選手としてのピークはモスクワ五輪のときでした。
日本不参加五輪で代表は幻と消え、
悔し涙をながしていた先輩を思い出します。
今は、
百分の一を積み重ねる人だけが成功すると、
すっかり信じています。
2010/12/13 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月13日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月13日
 
周囲から愛される自分に、
そして世間から愛される自分の会社にしていくことが大切である。
 
 
周囲から愛される自分づくり、
世間から愛される自分の会社づくり。
ポイントは、
視点が自分ではないことです。
当たり前のことなのですが、
「こんなにすばらしい自分を理解しない世間を理解することができない」
なんて人が多い世の中になってます。
自分は受身の立場です。
2010/12/12 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月12日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月12日
 
ある程度考えたあとは、勇気を持って実行する。
ときには当たってくだけろというほどの心意気を持ちたい。
 
 
「なるほど」
最近多い「なるほど」シリーズです。
また一つ気づきました、
私の経営は“心意気経営”ですね。
「人と同じことをやりたくない」という、
変わり者の私は常に新しいことを考えています。
これまでにないことをしようとするので、
「これだ」という答えはほぼ出ることはありません。
勇気を持って実行し、
進みながら修正掛けまくります。
修正を繰り返すうちに落ち着いきて、
それから仕組みとして定着していきます。
2010/12/11 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月11日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月11日
 
百人の部下がいれば百の苦労があり、
千人の人を使えば千の苦労がある、
ということを知っておきたい。
 
 
そうです。
ここはきちんと押さえておかなくてはいけません。
部下をもつと言うことは楽なことではないのです。
甘い考えでいる人は部下を持たない方がいいですよ。
しかし、
百人の部下がいれば百の喜びや満足があり、
千人の人を使えば千の喜びや満足がある、
だからやりがいがある。
ということも知っておいてくださいね。
2010/12/10 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月10日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月10日
 
躾(しつけ)というものは形だけであってはいけない。
心にも植えつけなければ、
本当の躾とはいえない。
 
 
躾とは習慣以外の何ものでもありません。
本人がよほど好きなものは、
ほったらかしでも勝手に習慣にするでしょう。
もう一つは行動を「すり込むこと」と考えています。
簡単に言うと“押し付け”です。
私は“御躾”(おしつけ)といってます。
注意事項があります。
御躾(押し付け)る人が管理を怠ると習慣化しません。
御躾(押し付け)る側にも、
行動を管理し続ける根性が必要ですよ。
ちなみに、
クツをそろえることは、
妻に管理されて習慣になりました。
2010/12/09 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月9日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月9日
 
仕事を自分の家業、
同僚を同業者、
上役をお得意先という解釈で、
自分の仕事を見直してみてはどうか。
 
 
思い出しました、
何年前でしょう?
社長になるもっと前でした、
三次に赴任するさらに以前でした・・・・。
17年・・・18年・・・もう少し前だったかな。
会社の中でも異端児振りを発揮してましたので、
上司とぶつかることも結構ありましたが、
この文章を始めて目にして、
まわりを変えることばかり考えていた生意気社員は、
「まず自分を変えなくては」と考え始めたのです。
・・・・・・そうでした、原点思い出した気分です。
2010/12/08 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月8日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月8日
 
世間にてらうなかれ。
個人にしろ会社にしろ、
失敗はそういうところに芽生える。
 
 
企業経営の法則です。
“「失敗の種」は、経営のよいときに蒔いている”
社長は特にそうです、経営がよいからといって、
自分を誇ってまうような言葉や行動には注意してください。
・・・・・・・・・心します。
2010/12/07 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月7日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月7日
 
決意というものは本来ほとばしり出るもの。
日常の活動の中に累積した意欲の発露である。
 
 
わかる、わかる。
そんな場合もある。
そんな場合はうまく行ってるもの。
・・・・・・、
崖っぷちで決意させられた場合は結果が出にくい、出にくい。
・・・・・・・・・そうか、
・・・・・・・・・・そういうことか。
2010/12/06 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月6日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月6日
 
身の危険を忘れて夢中になる、
その状態までいってなお心に余裕を持つことが大事。
 
 
そうか、私の場合、
夢中じゃないから精神的に病んじゃうんだ。
やらされてる感があるから追い込まれちゃうんですね。
余裕が先ではなく、夢中が先なんだ。
よし、
これで余裕が出てくる。
・・・・と、言い聞かせる。
・・・・・・・だからゆとりがないんだと、さらに気づく。
2010/12/05 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月5日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月5日
 
自分は運がないとか弱いとか、
自分で不幸を探すような愚かなことは絶対避けるべきである。
今現在ここにこうして育ち、生きている、
それだけで相当運があるのだから。
 
 
一度の射精で、数千万~数億個の精子が生まれる???でる。
そのなかで卵子にたどり着くのは数十~数百。
さらに受精するのはたった一つ。
奇跡ですね、奇跡。
私がここにいることが。
ちょっとタイミングがずれてたりすると、
私は存在しなかった。
松下さんの一話を読まなければ考えても見ませんよね。
奇跡です、奇跡。
幸運に感謝。
2010/12/04 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月4日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月4日
 
正しい道は必ず認められる。
一時誤解されることがあっても、
長い間にはその正しさが証明されよう。
 
 
私はそう信じて人生を送っています。
すべて正しいことを行っているわけではありませんが、
最終的に行き着くところは“健善”です。
“絶対の善”“正義の道”のことです。
残念なことですが、
知って正しくないことを行うこともありますが、
いきなり方向転換できない場合は、
意図してゆっくり曲がっていくこともあります。
2010/12/04 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月4日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月4日
 
正しい道は必ず認められる。
一時誤解されることがあっても、
長い間にはその正しさが証明されよう。
 
 
私はそう信じて人生を送っています。
すべて正しいことを行っているわけではありませんが、
最終的に行き着くところは“健善”です。
“絶対の善”“正義の道”のことです。
残念なことですが、
知って正しくないことを行うこともありますが、
いきなり方向転換できない場合は、
意図してゆっくり曲がっていくこともあります。
2010/12/03 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月3日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月3日
 
個人の欲や名誉や世間からの評判にとらわれず、
真実を見る素直な心で決断することが大事。
 
 
若いときは個人の欲も必要です。
若いときから欲のない人は人生や仕事にも欲をもたない人が多い。
しかし、
「実るほど、頭(こうべ)をたれる稲穂かな」
といわれるように、
年齢とともに個人のよくは頭をたれつつ、
家族、会社、お客様、社会へと広がらなくてはならないですね。
2010/12/02 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月2日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月2日
 
適正価格を守り、
値引く以上に価値のあるサービスでお客様を満足させる商売が、
繁栄に結びつく。
 
 
わかっちゃいるけど、
値引く以上のサービスが簡単には見つからない。
前期住宅部門は値引きをやめた。
結果仕事量は落ちたが“利益は大差”なし、
値引きが正しいと言えないことははっきりした。
値引きをやめたことで、
値引く以上のサービスのヒントもつかんだ。
ガス部門、家電部門も数年前に同じ体験をし、
独自サービをススタートした。
現在、太陽光発電が値引き競争真っ只中か?
今のところは巻き込まれてしまってる・・・・・。
体験を通し、
一つずつ見つけながら仕組みにしていくことで、
強い会社を目指します。
2010/12/01 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 12月1日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 12月1日
 
熱意なきひとは描ける餅のごとし。
知識才能も熱意がなければ無に等しい。
 
「たとえ悪意でも熱意は無いよりあったほうが良い」
と言われています。
「悪意の熱意が良い」とは言ってませんよ、
“やる気なし”って言うのが、
最もも良くないと言っているのですね。
こんなのもあります。
「愛情」の反対は「憎しみ」ではなく「無視」すること。
憎しみは関わりが残ってるだけはましということですね。
2010/11/30 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月30日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月30日
 
迷いごとを相談するには、
自分なりの考えをある程度もち、
その考え方のチェックのために相談する姿勢が大事。
 
今日もありました。
自分なりの考えをある程度ももたず、
情報収集も中途半端な状態で相談に来てくれました。
大クレームに発展しそうな内容でしたが、
一つ一つのの情報をきちんと漏れの無いよう収集しなおし、
順序だてて整理していくと、
なんとクレームどころか、
お得な追加情報をお客様に提供できるということがわかりました。
情報は自分がすべて納得できるまで何度だって取り直す事が基本です。
これが中途半端だとそれは対応を考えていることにならず、
単なる空想、妄想に終わりますね。
十分に意識しておきましょう。
2010/11/29 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月29日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月29日
 
毎日が苦労だ、
面白くないと感じているうちは、
よい仕事はできるものではない。
 
 
仕事だけではないですよ、
勉強も、
人生も、
夫婦の関係だって同じだと思います。
不満を言っているうちはよくなりませんよね。
私たち夫婦も長年連れ添ううちに、
不満の数は確実に減ってきてます。
夫婦生活とは時間をかけながら、
不満を解消する努力を二人でやっていくことかもしれません。
・・・・・・・・確認してないので、
妻の不満数は確実ではありません。
・・・・・・増えてたらどうしよう・・・・・。
2010/11/28 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月28日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月28日
 
人びとが僅(わず)か僅かと思いつつ支出する経費の集積ほど恐ろしいものはない。
 
 
会社で言うと、
新人は仕方ないかもしれない。
まだ目の前しか見えていないので、
目の前で必要なものだけ考えればよいのです。
管理者や幹部になるとそうは行きません。
目の前のことに目を配るのは当たり前だが、
常に全体の中の目の前であることを意識していなくてはならない。
仕事が忙しくなればなるほど、
その仕事に集中する・・・・・・・だけではなく、
「集中しつつ広く見渡す」
事が大切ですね。
2010/11/27 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月27日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月27日
 
何度失敗しても、
“もう一度”の勇気を失わなければ、
必ずモノになる。
 
 
私はこの“もう一度”だけで途中からの人生を歩んでいます。
あえて途中と使うのはその時期まで、
「失敗しそうなことは、はなからやらない」
という考えをもっていたからです。
小さい頃の経験がそんな考えを築いてたんでしょうね。
結婚前後です、
考え方を変え始めたのは。
子供たちにも毎日何度も言い聞かせしてました、
「失敗してもあきらめない」
実は毎日自分に言い聞かせていた時期なんでしょうね。
住吉さんは少しはモノになってきたのかな?
2010/11/26 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月26日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月26日
 
矢面に立つ、
そんな気持ちの中から生まれる正義感が、
大事においてもうろたえない人をつくる。
 
 
「社長はあの時こう言ったのに、
 今度はこういっている」
って言われることがあります。
それでいいと思ってます。
社長とは、
言葉に責任を持つことが一番ではありません。
「会社をつぶさない」「社員の生活を守る」
こっちのほうが大切ですから、
それがおびやかされるようであれば、
言葉どころか行動も変えます。
そういう意味では「言葉に責任を持ちません」と宣言します。
「矢面に立つ」
とはそういうことだと信じ込んでます。
2010/11/26 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月25日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月25
 
仕事を担当する以上は、
その仕事に関連する人に一種の感銘を与えるような仕事をしなければならない。
 
 
広ガスたかたでは、
松下さんの言われる感銘を“感動”と表現しています。
感心、満足のレベルではありません。
信じられない、ありえないのレベルです。
・・・・もちろん低いほうではないですよ。
そんな高いレベルの仕事を目指して、
全社一丸となり頑張ってます。
2010/11/25 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月24日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月24日
 
他人の昇進・成功に拍手をおくる素直な心を持ち、
日々の仕事に生命をかけて打ち込む。
それができる人に適当な処遇をしない職場があろうか。
 
 
ないと思いますね。
ただし、
各社各様で、ない袖はふれません。
ある袖の中で経営者の皆さんは一生懸命評価してると思います。
・・・・・多くの場合。
自己評価がだけ高く、まわりから評価の低い人は、
もちろんそれなりでよ。
・・・・・このギャップが大きいと話がかみ合いません。
 

2010/11/23 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月23日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月23日
 
事物の背後にある流れ、
つながりを見通す目と心を培え。
ものの一面にとらわれることは失敗を呼ぶ。
 
 
何でもかんでも「はい」「はい」と素直に受け取る人がいますが、
案外、背後にある流れやつながりを見落とす人かもしれません。
素直に受け取りつつも、
「本当かな?」「なぜかな?」「どうしてだろう?」と考えてみることが大切です。
すべての「事」には「理由」があります。
その理由を解明していくことが、
「事物の背後にある流れ、
 つながりを見通す目と心を培えう」
ことになると私は考えています。
対人関係的にトラブルを起こす必要はもちろんありませんので、
そこは素直な対応が必要ですよ。
 

2010/11/22 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月22日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月22日
 
人生は一寸先は闇だという。
万一に備えての貯蓄は個人としても社会人としても一つの義務といえよう。
 
 
社会人一年生のとき先輩から言われました。
「保険に入っておきなさい」
当時は給料も低いし、遊びたいし。
お金の出て行く計算ばかりで、
貯めておくゆとりさえありませんでした。
が、
先輩の言いつけなので仕方なく小さいのに加入しました。
結婚し子供ができたら万が一を本気で考えるようになりました。
わずかずつでも確実に貯えていくことと、
保険は私の万一に備え、
家族が路頭(ろとう)に迷わないよう、
死亡保険金が少しでも家計を助けるようになどと色々考え、
加入することにしました。
会社においても社員さんの退職金を積み立てておけるよう、
保険を利用しています。
「常に一寸先は闇」
「常に崖っぷち」を意識しながらも、
思考はプラスで前進することにしています。
 

2010/11/21 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月21日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月21日
 
難局に直面した場合、
まずその事実自体を、
はっきりと素直に認識することが大事である。
 
 
糖尿病と診断されたときのことを思い出します。
事実を認めようとせず、
糖尿病と診断が出るたび病院をかえてました。
いつかは観念しなければならないのに、
食事や飲酒を制限されることを嫌って逃げまわってました。
・・・・・・小さな難局のお話でした。
 

2010/11/20 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月20日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月20日
 
風が吹いても雨が降っても、
それを克服する考えを刻々生み出していく、
そこに経営の進歩がある。
 
 
これは日々繰り返してますね。
「ああ言えば、こう言う」ではありませんが、
言い返し続けることが唯一成功への道。
障害を乗り越えると次の障害がすぐに出てくる。
それを乗り越えるとまた次の障害、そして障害、またまた障害・・・・・・。
エンドレスですよ、エンドレス。
どんな状況になっても諦めてはいけない。
「諦めた」を自覚して言葉に出した瞬間が「失敗」の瞬間。
「諦めた」を自覚しなければいつまでも挑戦は継続しており、
最後に出てくるのは「成功」しか残ってないのですものね。
2010/11/19 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月19日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月19日
 
日本は他国と交流していかなければ存続できないという現実を知るなら、
つきあい方も真剣になろう。
 
 
ホント、
真剣になってくださいよ、
なめられっぱなしじゃないっスか。
・・・・・企業も同じですね、
他社と交流なしには存続できないもの。
護送船団時代の傷のなめあいではなく、
つきあい方も真剣勝負ですね。
 
2010/11/18 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月18日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月18日
 
何が正しいかということに確固たる信念を持つならば、
そこから出る勇気は非常に力強いものとなる。
 
私は基本的に他の人と、
「同じことをしたくない」
「同じものを持ちたくない」
という考えです。
簡単に言うとその他大勢に属したくない、
目立ちたがりということでしょう。
しかしどうせ目立つなら、
犯罪者としてではないですよね、
普通の場合。
そこは普通です。
そういう価値観で成長しようとすると、
より正しいものを探すようになってきました。
“健善”へ向かう旅、
“正義の道”探しといえるかもしれませんね。
その人が幸せになるために正しいことと、
多くの人が幸せになるために正しいことは、
同じではない場合が多いのです。
視野を広げようと努力しないと見えてこないことだと気づいてきました。
2010/11/17 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月17日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月17日
 
説得は他人にするものとは限らない。
自分自身に対して説得することが必要な場合もある。
 
 
あるある、しょっちゅうですよ。
説得してないと、
頭の中は「娯楽」で一杯になっちゃいますからね。
楽しみという目標は、
頭の中の一番大事なところに一つだけ置き、
後の九つはその目標を達成するための説得で一杯です。
もちろん目標達成の手段は“仕事”です。
楽しみはけっこうお金もかかってしまいますものね。
2010/11/17 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月16日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月16日
 
人の心は千差万別どころか万差億別。
したがって教育も万差億別の教育をしなければいけない。
 
 
小学、中学は義務。
高校、大学は人それぞれ。
学校教育でも、
人それぞれの成長と共にどこで学ぶかは分かれていきますね。
最近では、
小学、中学でも独特の教育理念を打ち出し、
学問だけでなく人間としての価値観を学べるところもあります。
社会に出るための基本教育ですら数え切れない数。
社会に出ると・・・・・・・・・・
なんと、教育があいまいになる。
実は、万差億別の種類があり、
選択も自由になるからあいまいになるのです。
結果、楽なほうに流れる。
社会人10年くらいは学校で学んだことを生かしながら過ごせるが、
それ以降は社会での学びが生きてくる。
ゆっくりと、
確実に、
大きな差がつくのです。
・・・・・・・・・・・・人生が決まる。
 

2010/11/17 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月15日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月15日
 
理屈で割り切れないのが人の心。
微妙に動く人情の機微を知り、
それに即した言動心がけてこそ、
豊かな人間関係が築かれる。
 
 
この割り切れない人の心に、
振り回されっぱなしになる人は部下をもってはいけません。
「一切振り回されてはいけない」
・・・・・訳ではありません。
しかし、
共同して生活していくために作ったルールです。
社会にも、会社にも、家庭にもあるルールです。
ルールーが定着しないのは、
あなたが居るからです。
「定着したルールの中に、人情の機微と豊かな人間関係があります」
  “自分にも他人に厳しく、そして優しく”
決して逆ではありませんよ。
逆ではありません。・・・・と、二度押し。
 

2010/11/14 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月14日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月14日
 
欲望は人間の生命力の一つのあらわれ。
それを善く使うか悪く使うかは、
人間次第である。
 
 
「性欲は高いほどよい」
ナポレオン・ヒルの「成功哲学」の中でも書かれていたような気がします。
芳村思風先生の「人間の格」または「意志の力・愛の実力」だったかもしれない???

“性欲”と“意欲や行動力”は比例するって書いてありました。
だから性欲はあるほどよいのだと。
注意書きもありました、
「犬ではないのだから、
 正しくコントロールできる理性がなければ意味ない」けどって。
 

2010/11/13 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月13日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月13日
 
経験、知力、体力等、老・壮・青年が持つ
それぞれの持ち味を尊重し
生かしあってこそ力強い活動が生まれる。
 
 
若いときには体力があり、
価値観の低さにも気づいていないので、
なんでも自分でやれるくらいに勘違いしてましたね。
壮年期に入り体力は落ち、
若い頃の価値観がお粗末であったことにも気づき、
経験を活かしつつ知恵を働かせ、
若い人の力を借りながら進んでいます。
自身は老年期をまだ経験していないのではっきりとわかりませんが、
過疎化の進む私たちのエリアにおいては、
地域の社会活動において力を発揮してくださるのは、
地域の老年期の人たちであることは間違いありません。
 

2010/11/12 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月12日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月12日
 
経費が有効に適切に使われている会社、
商店は繁栄する。
 
 
絶対条件とは言いませんが、
きちんと定職を持ち、
定期収入が安定していることが前提のお話をします。
お金を残すことは簡単なのです。
「収入よりも少なく使うこと」
簡単でしょ。
「贅沢が先ではない」
きちんと天秤にかけよう、
・・・・・手続き簡単ローン。
TVコマーシャルみたいですね。
 

2010/11/11 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月11日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月11日
    
誤解されたと必要以上に心をわずらわすより、
これをみずからの反省の機会としたい。
 
 
解ける誤解は解いておくほうが良いに決まっていますが、
多くの場合「正義」最初は損をすると考えましょう。
時間をかけて最後は勝つのです。
ゆえに、
誤解を解こうと必要以上に努力しまくる人がいますが、
このような人は、「目先で動く」タイプとも言えます。
本当に誤解であれば必ず解けます。
それは明日かもしれませんし、
2年後かもしれません。
5年後かも、10年後かも。
その間になぜ誤解されたかを解き、
反省し、行動を変えていくことですね。
すると、
「正義は必ず勝つ」のです。
2010/11/10 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月10日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月10日
 
そう思い通りにならないのが人生。
一つのことにくよくよせず、
何ごとも結構という心がまえで臨みたい。
 
 
ほんと、
思い通りにはならないですね。
「思い通りの人生を送ってます」
って人と出会うことのほうがむずかしいんですけどね。
・・・・そんなこという人はよほどのノー天気者かと・・・・・思いますけど・・・いかがでしょう。
私はこれからも「挑む」という心がまえで臨んでいきます。
どんな困難でも、病気でも。
2010/11/09 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月9日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月9日
 
中小企業は、人の力を一〇〇パーセント、
あるいはそれ以上生かすことができるという大きな強みを持っている。
 
 
逆の言い方をすると、
中小企業が“この強み”を持てなければ、
厳しい生存競争に勝ち残れないとも言えます。
人の力を生かそうとするとき、
個々の意識だけに頼ると絶対に生かせない。
人の力を生かす仕組みをつくりあげた中小企業だけが、
人の力を活かし勝ち残っていく。
(株)武蔵野さんの仕組みを見習いながら前進。
2010/11/08 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月8日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月8日
 
金銭によって左右されるような人間になってはいけない。
金銭を左右する人間になることが大切。
 
 
松下さんの言葉だから、
“カッコいい”。
私が同じことを言ったら、
“カッコつけるな”。
いつか、言えるような人間になりたいものです。
修行と稽古の日々は果てしない。
2010/11/07 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月7日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月7日
 
自分の力に相当した待遇は堂々と受けてよい。
しかし自分の力の及ばない待遇を受けることは恥だ。
  
 
「目標は達成した。
 が、
 目標を低く抑えたっ結果であり、
 自分の力は100%出し切っていない」
さらに恥じるべきことですね。
こんな人に限って、
「自分の評価が低い」って言う人が多いと思うのは私だけ?
2010/11/06 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月6日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月6日
 
厳しくもあり、
温かくもあるのが世間というものである。
いつも謙虚さを忘れず、
希望を失わず、
着実に自分の道を歩めば、
いつか世間の温かさに必ず触れることができよう。
 
 
その通りだとしみじみ感じます。
「いつも謙虚さを忘れず、
 希望を失わず、
 着実に自分の道を歩めば、」
いつか必ず、
世間の温かさに触れることができますよね。
「“謙虚”さえ解釈を間違えなければ」と、
私は勝手なアドバイスを付け加えておきます。
誰にでも従順とは違いますよ。
2010/11/05 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月5日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月5日
 
商売というものは今日一日だけのものではない。
一生のものである。
だから常日ごろがモノをいう。
 
 
サギをしている人でなければ、
そんなことは皆わかっていえます。
にもかかわらず、
目先の仕事がが忙しいことをいい訳にして、
お客様のアフターフォローの手を抜くのです。
お客様から、
「契約するまではせっせと通ってくれるのに・・・・・」
って言葉が出てきます。
わかってるんですけどねー・・・・・。
2010/11/04 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月4日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月4日
 
責任が重くなっていくことに生きがいを覚えてこそ人は一人前。 
 
 
マズローの5段階欲求、
人間の欲求を5段階であらわしたものです。
1段階 生理的欲求・・・・・・食欲・睡眠
2段階 安全の欲求・・・・・・未来に未来に対しての不安解消・身を守る
3段階 愛情の欲求・・・・・・人から良く思われたい・集団に対する帰属感を含んだ欲求
4段階 尊重の欲求・・・・・・人から認められたい・所得、地位、ブランド
5段階 自己実現・・・・・・・・理念の達成
 
ここで言うと4段階ということになり、
そう考えると“一人前”といわれる人は多くないですね。
年齢だけ重ねて“一人前”と思っていてはいけません。
・・・・・はい。
 
2010/11/03 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月3日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月3日
 
うるさいと思われるほど相談をもちかけていくことが大事。
その熱心さは必ず相手に伝わり信頼を生む。
 
 
8年くらい前だったでしょうか?
私のところへ再々、
「社長、会社の仕組みで理解できないことがあります」と、
質問に直接やってくる青年がいました。
名前は甲田孝志さん、
現在営業課長です。
質問に来る回数が多い分、
価値観のすり合わせ時間がたくさん取れたという結果ともいえます。
要は“熱心さ”ですね。
2010/11/01 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月2日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月2日
 
無限に発展する道はいくらでもある。
要はその道を探し出す努力である。
 
 
企業は無限に発展し続けなくてはならないですよね。
しかし、そこは人間がやること。
人は年齢とともに成長し、
年齢とともに老い、
必ずこの世からいなくなるのです。
一人の人間では企業は無限に発展し続けません。
世代交代のよいタイミングというのがあります。
無限にある発展の道を探す努力に疲れはじめたときがそうかもしれません。
疲れたことに気づかない人もたまにいらっしゃるようですが、
まわりは迷惑していることでしょう。
若いにもかかわらず、
満足し贅沢をし始めるとこれが最悪かもしれませんね。
2010/11/01 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 11月1日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 11月1日
 
仕事は自分のものではない。
世の中にやらせてもらっている仕事である。
そこに仕事の意義がある。
 
 
世の中には、
知らず知らずのうちに勘違いしてしまってることって多いですよね。
たとえば、
「会社と仕事」
やる気満々のビジネスマンは、
「会社と仕事」を“目的”にしてしまってる場合が多い。
“目的”になりえないものを“目的”にすると、
むちゃくちゃしんどい目に合います。
「会社と仕事」は手段です。
一人一人が幸せになるための手段です。
たまたま、
同じ手段を活用して幸せになろうと集まったのが“社員”です。
みんなで力をあわせて手段を徹底活用しましょう。
2010/10/31 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 10月31日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月31日
 
何が正しいかの判断は、
それがお互いの繁栄、平和、
幸福を高めるかどうかということに基づかねばならない。
 
 
私の経験では、
「何が正しいかは、
 より“価値観”の高い人にしかわからない」
私よりも高い“価値観”の人がする判断は、
私の“価値観”では理解できなかったりします。
だからその判断の理由について教えを請うのです。
“価値観”を高めるとは、
理解不能の事がらを少なくしていくことなのかもね。
自分の理解できないものを「それは違う」と、
決め付けてしまうことが一番恐いことかもしれませんよ。
先日も書きましたが、
価値観を高めるためには“師”をもつことです。
2010/10/30 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 10月30日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月30日
 
どんなに良い製品も、
世の人々に知らせなければ意味がない。
宣伝広告本来の意義はそこにある。
 
 
どんなに良いサービスも、
地域の人々に知らせなければ意味がない。
だから、
戸別訪問で宣伝広告をコツコツと続けます。
広ガスたかたのサービスは、
一回では理解できないほどのボリュームです。
何度でも訪問し、
少しずつ知っていただきます。
一回の訪問時間が長いことではありません、
訪問回数が多いことが重要です。
2010/10/29 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 10月29日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月29日
 
不景気でもいいものは売れる。
だから品物がよく価格も適切なら、
不景気でなくなる。
 
昔は性能の劣る見せ掛けだけの商品でもよく売れてましたね。
今も中国に行くとたくさん売ってます。
日本ではもう売れません。
だから日本の製造業は本物しか残れないのです。
LPガスの業界は製造業ではないので遅れてますが、
これからしっかりと二極化されていくことになります。
よいサービスは選ばれていくのです。
感動のサービスを創造し続ける“広ガスたかた”です。
 

2010/10/28 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 10月28日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月28日
 
経営者は要求者にならなければならない。
要望を持たない経営者はいないに等しい。
 
経営者はもちろん、
組織の長もまったく同じですね。
要するに、
現状に“満足”してはいけないのです。
どんなに大事を成しとげたとしても、
それに酔い続けてはだめです。
酔うなとは言いませんが、
依存症にはならないよう注意しましょうね。
 
2010/10/27 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 10月27日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月27日
 
日に新たな方策をうちたてられない経営体は、
やがて老いて朽ち果てる。
 
 
当たり前すぎます。
地球上の人工物以外すべてのものは、
生成発展し続けてるのですから。
人間だって身体のの細胞は日々生まれ変わっています。
しかし、
人間の思考は人工物と同じ、
手を入れ続けないと発展しようとしない。
当たり前、当たり前。
でも、なかなか・・・。
2010/10/26 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 10月26日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月26日
 
感謝とこわさを知らないと、
必ず自己の力を過信し、
ついには暴力や権力にたよるようになる。
 
 
成功体験を重ねれば重ねるほどに薄れていくものは?
「感謝とこわさ」ですね。
自分が偉くなったと勘違いしてしまい、
権力を横行させていくのです。
どこかの国の将軍様みたいですね。
私が自身、怖いと思っていることは、
知らず知らずのうちにそうなっていくことなのです。
わかっていればそうはならないだろう?
いえいえ、人間は身体はほぼ水分、
低いところへ流れる習性で、
楽なほうに流れていくのです。
あえて負荷をかけ、
楽なほうに流れていかない自分づくりを実践していきます。
稽古と修行は続きます。
2010/10/25 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 10月25日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月25日
 
正しいことは堂々と主張すべし。
だが、
それにとらわれて自分の言うことが正しいと、
何が何でも押し通せば、
かえって反感を買う。
正しいということにもとらわれず、
素直に私心なく、
ときと場合を考えつつこれを行うことが大切である。
 
 
若いときから主張してましたね。
正しい価値観も持ち合わせていないくせに。
実は、
正しい価値観なんて経験体験をもとに、
後付で創っていくものなので持ち合わせてないのは当たり前。
ではどうすればいいの???
師匠を持ちましょう。
この人には絶対に逆らいませんって人です。
私にもいます、
空手の師、尺八の師、もちろん経営の師。
「何でもその通りにやります」とは言いませんが、
逆らうことは絶対ありません。
・・・創業者である父には結構逆らってます、
・・・・・・・親子のむずかしい所だったりします・・・・・。
・・・・・・・・・・・結論は・・・・・私が未熟なだけですが。
 

2010/10/24 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 10月24日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月24日
 
個々の会社が向上し、
業界全体のレベルが高くならなければ、
自分の会社の安泰もありえない。
 
 
「オール電化」
という言葉が一般化するまでのLPガス業界の個々の会社は、
“収益”は高くなっていました。
・・・・・・レベルは高くなっていたとは思いません。
・・・・・・・・・ですから、
業界も広ガスたかたも安泰とは言えません。
それでよい訳はありませんので、
広ガスたかたは、
他社には真似できない独自サービスを日夜考えています。
他社の真似できない究極は“人”しかない。
広ガスたかたは、
人を磨く企業でありたいですね。
2010/10/23 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 10月23日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月23日
 
何にでもともなうような弊害を是正していくのは、
結局お互いの良識を。
やはり良識を高めることこそ肝要である。
 
 
“常識”なんて言い方をしますが、
年代によって違うんですよね。
ですから“常識”を年齢とともに高め、
“良識”という価値観に高めなければならないのです。
あえて“常識”と“良識”に分けた書き方しましたが、
深い意味はありません・・・・悪しからず。
小学生には小学生の、
十歳代には十歳台の、
二十歳代には二十歳代の、
三十代、四十代・・・・・・・・・・・の“常識”です。
途中で“常識”を止めてしまうと、
村八分なんてことあるので成長し続けることは大切です。
2010/10/22 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 10月22日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月22日
 
いくら粉飾したところで自分の生地はごまかしきれない。
正直が処世のいちばん安全な道。
 
 
“正義の道”ですね。
広ガスたかたの“健善”。
2~3週間前にも書きました。
「正直が一番」です。
とは言うものの、
完成形正直企業ですか?
と、問われると。
・・・・・・・・・目指しているところです。
としか答えることができないのは残念なところです。
2010/10/21 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 10月21日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月21日
 
企業経営において、
銀行がたやすく金を貸してくれる場合は危険。
つい気が大きくなって失敗しがちである。
 
 
「銀行が金を貸してくれるような企業は危険」
・・・・って、そんなはずないですね、当然。
「気が大きくなって自分を見失うから危険」
なのですよね。
広ガスたかたも、
中期方針の達成のための資金として、
銀行でで資金を調達しました。
「社長は気が大きくなって、フェラーリを買いました」
・・・・・ってないない。
借入は本当です。
気分は大きくなっていないと思いますが、
身を引き締めて、
計画を進めなくてはなりませんね。
2010/10/20 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 10月20日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月20日
 
小事は損得を基準に決めても過ちが少ない。
しかし大事を決するときは、
利害、損得を超越した見地に立たねばことを誤る。
 
 
私もそうしています。
が、
小事と大事の明確な線引きというがあるわけではありませんので、
社員さんから見ると、
社長の言ってることとやってることはチグハグ見えますね。
私の説明も松下さんが言われるように、
「これは小事ととらえている」
「これは大事ととらえている」
という明確な説明もできないでいましたので当然ですね。
「簡単に言うと感覚」
などと言うあいまいな表現しかできない。
・・・・・・残念。
2010/10/18 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 10月19日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月19日
 
苦難もまたよし順調ならばさらによし。
いずれのときも安易に流れず凡に堕さず人一倍の働きを重ねたい。
 
 
苦難であろうが、
順調であろうが、
要は常に、
 “安易に流れず、
  凡に堕さず、
  人一倍の働きなさい”
ってことですね。
気合入れてないと体が勝手に「楽」しようとしますもの。
適当に遊びながらでも若いうちは何してでも食える社会ですものね。
・・・・・将来がますます危険ですね。
2010/10/18 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 10月18日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月18日
 
“お客様のため”という信念から出た呼びかけでなければ、
強い説得力は生まれてこない。
 
 
そもそも、
“お客様のため”
という言葉は口先からスタートします。
「質より量」という言葉がありますが、
物が足りない時代は質ではなく量が重要だったのです。
たとえば10人家族で、
今日の夕食は5万円もする“超高級牛肉100g”では腹の足しになりません。
五万円分の米のほうが助かります。
残念ですが、
“お客様のため”が信念から出てくるまでには、
それを発信する人がある程度、
精神的に満ち足りていなければ自分のことが先になってしまいます。
しかし、
口先からではありますが、
言いはじめなければスタートすら切れません。
「信念から」までには時間がかかりますが、
確実に前進して行きたいものですね。
2010/10/17 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 10月17日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月17日
 
大事に直面してうろたえず、
沈着冷静にものを決断することのできる人こそ本当の人物である。
 
 
本当の人物になりたいものですね。
大事とは私たちを取り巻く環境かな?
これこそが「自然の摂理」「宇宙根源の法則」ですね。
相当緻密なスケジュールを立てていても、
必ずその通りに進むとか限りません。
なにせ目先の環境は刻一刻と変化しているのですから。
 (目先の環境とは、
  「自然の摂理」「宇宙根源の法則」という、
  大きな環境の中のほんの小さな一部のことです)・・・(by住吉)
47期後半から私たちのおかれた環境の変化、
具体的には広島ガスプロパンの戦略変更により、
当社でも大きく方向を変えようとしていました・・・・・・・が、
ひょっとすると更なる環境変化により、
スタートしたばかりの、
広ガスたかた48期からの中期方針を変更するかもしれません。
私が人物であろうがなかろうが、
社長としては、
沈着冷静に判断しなくてはならない場面です。
社内では近日中に発表します。
2010/10/16 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 10月16日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月16日
 
大切なことで、
ぜひ覚えておいてもらいたいと思うことは、
何度でも言うことである。
五へんでも10ぺんでもくり返せば、
いやでも頭の中に入ってくる。
 
 
月・金の勉強会、
そして水曜の早朝勉強会で話しているこは、
松下さんが言われるそのままのことなのです。
「一度伝えたから良い」ではなく、
何度も繰り返し伝えています。
人によっては「もう十回以上聞いたよ」という人もいるでしょう。
いいんです、
そんだけ大切なことですから。
聞くほうだって一回聞いて完璧って人はまずいない。
一回で覚えることができたら、
東京大学を拡張して東京都すべてを大学にしても足らないかも・・・・。
私なんぞは百回も二百回も読んでる漢字を書けませんもの。
 

2010/10/15 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 10月15日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月15日
 
もうこれくらいでいいだろうという限界をみずからつくってしまえば、
一歩の前進も望めない。
 
 
イチローの言葉です。
 「そりゃ、僕だって、勉強や野球の練習は嫌いですよ。
  誰だってそうじゃないですか?。
  つらいし、だいたいはつまらないことの繰り返し。
  でも、僕は子供の頃から、目標をもって努力するのがすきなんです。
  だってその努力が結果として出るのは嬉しいじゃないですか」
10年連続200本安打を達成したイチローが言うからカッコいい。
しかし、
偉業を成し遂げた人はみんな似たようなことを言っています。
私には偉業をなしとげることはできないかもしれませんが、
少しでも幸福な人生を送ろうとするなら、
「つらいこと」「つまらないこと」から目をそらさないことだと、
みずから言い聞かせる・・・・・・・・努力をしています。
2010/10/14 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 10月14日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月14日
 
人にはこわさや恐れがある程度必要。
さもないと、
ともすれば傲慢になったり怠け心が起こる。
 
 
ナポレオン・ヒル「成功哲学」「思考は現実化する」
の中ではこう書いてありました。
“貧困・批判されること・病気・失恋・自由を失う・老い・死、
 に対しての不安や恐れを人間は基本的にもっている”
この不安や恐れをかくそうとする人がいちばん厄介ですよね。
本人が気づかずに、
潜在意識で勝手にやっている場合が多く、
不安や恐れを認め克服するというのが正しいやり方なのですが、
認めたがらないんですよね。
松下さんが言われているように、
そんな人が、
傲慢になったり怠けたりしているように思います。
少し大きな本屋さんなら置いてありますので、
是非読んでみると良いですよ。
2010/10/13 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 10月13日
松下幸之助日々のことば
 (PHP研究所)
10月13日
 
素直な心になれば実相がわかる。
実相がわかれば物事の是非がわかる。
そこから正しい判断がうまれる。
 
 
実感として感じるようになってきたと思っています。
「絶対につぶれない会社」
まずは、
「100年続く企業」を目指そうと、
業界外を広く見渡しながら社内の点検や改善を続けていると、
“正しい判断とは”が少しずつですが、
見えてくるような気がしています。
とはいえ、
“素直”に見ているのは一部だけで、
全体として相当バランスのとれていない自覚は十分持っています。
残念。
2010/10/13 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 10月12日
松下幸之助日々のことば
 (PHP研究所)
10月12日
 
会社が大きくなればなるほど、
社員の態度が親切丁寧になり、
頭も低くなってくることが肝要。
 
 
広ガスたかたでは、
社員のが親切丁寧で、
頭の低い姿勢でお客様に対応することで、
お客様の満足度を高めたいと考えています。
結果として、
大きさではなく“強い会社”になりたいのです。
 
2010/10/11 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 10月11日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月11日
  
“今日はよく働いたなあ”と自分をほめ、
満足感を味わえる毎日を積み重ねるなら成功しないはずはない。
 
 
「成功しないはずはない」ですよね。
「成功に近づいている実感ないなー」って人、
“今日もよく「我慢して」働いたなあ”と自分をなぐさめてません?

2010/10/10 松下幸之助日々のことば(PHP研究所) 10月10日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月10日
  
調子のいかんにかかわらず、
へこたれず、行きすぎず、
常に地道に正道を歩むことが大切である。
 
 
「正義の道を守ること」
久々の登場、
空手道場「修武館」の道場訓の一節。
我が子に聞かせまくった、
「失敗してもあきらめない」
と同じくらい聞かせまくりました。
広ガスたかたの経営理念にある、
「健善」  (あえて「善」です)
の元はこの「正義の道」。
オー、力入ってきたぞ、
気合入れて力強く歩みます。
「押っす」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・たまには稽古にいかなくっちゃ。

2010/10/09 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 10月9日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月9日
  
事業にたずさわる人びとは、
欲を調整することが大事。
事業欲が行きすぎると多くの人びとに迷惑をかける。
 
 
勘違いのないように。
“欲”をもつなではないのです。
もっていなければ調整はいりませんもの。
私の経験では“欲”をもたない人は仕事もできません。
20代前半は“欲”をたくさんもちましょう。
結婚を機会に、
または30歳が近づいてきたら
調整を考えはじめましょう。
広ガスたかたを背負ってたつ、
将来の経営者の皆さん、
バランスの整った、でっかい欲をもちましょう。

2010/10/08 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 10月8日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月8日
  
事業の原点は、
どうしたら売れるかではなく、
どうしたら喜んで買ってもらえるかである。
 
 
「原点は“製造業”にあり」
と考えています。
たとえば自動車メーカーで考えて見ましょう。
「どうしたら売れるか」は営業ありきの考えですが、
そもそも性能も悪く、
魅力もない車しか製造していなかったらどうでしょう。
いくら百戦錬磨の営業マンだって、
うまいこと言ってれば言ってるほど、
後でクレームの山を抱えることになります。
広ガスたかたの中では住宅部門は製造業ですね。
他はよその会社でも売ってるものばかり、
だから営業トークで・・・・のはずはない。
他社にまねできない“サービス”を製造しなくっちゃね。

2010/10/07 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 10月7日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月7日
  
就職試験で不採用とする人も、
将来は会社のお客さんとなる人である。
だから対応はとくに心して行わなければならない。
 
 
会社のお客様になろうとなるまいと、
心して行わなくてはなりません。
が、
人は“謙虚”な姿勢が基本ではないようです。
“謙虚”は意識しながらつくりあげていくもののようです。
だから「お客様」と意識して心していくのです。
・・・・「人は」と書きましたが、私はの間違いでした。
2010/10/06 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 10月6日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月6日
  
幹部になれば悩みや不安は多くなる。
それを克服していく過程に喜びや生きがいがあると受けとめたい。
 
 
誰だったかなー、
先日話をした社長さん???
「おんなじだね」って話したんです。
「悩みや不安が多い中、
 逃げ出さずのり越えて進み続ける自分って、
 えらいなー、素敵だなー」って。
まさに、喜びや生きがい。
・・・そうやって挫折しないよう、
自分で支えてるってのもありますが・・・・。

2010/10/05 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 10月5日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月5日
 
命をかけるというほどの思いがあってはじめて、
いかなる困難にも対処していく力がわいてくる。
 
 
度々、逃げ出したくなっちゃいますものね、
楽がしたいもの。
ですから、
本当に命掛けてるかって聞かれると、
「はい」と言えるほどでもありません。
しかし、
できる限り自分自身を崖っぷちに追い込むよう、
あえて努力はしてます。
そして言葉も選んでます。
私自身にはできるだけ否定的な表現を使い、
危機感をあおってます。
そして胃薬を飲むのです。
・・・胃薬は言いすぎですが、
自身の危機感あおるのは事実です。
2010/10/04 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 10月4日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月4日
 
自分でこれはいい提案だと信じたらなら、
上位者を動かして推進するだけの熱意をもたなくてはならない。
 
 
“熱意”とは、
“諦めの悪いこと”
私はそう信じて生きています。
「これはいい提案だ」
と上位者に採用をお願いに行くが、
ほとんどつぶされます。
皆さんも経験済のことでしょう。
多くの人はここであきらめますが、
私は○年計画で採用してもらうことを考え、
地道なスケジュールを作り進んでいくのです。
進んでるうちに、
「あまりよくないな」と気づくものもけっこうありますが・・・。
そうやって広ガスたかたを創造し続けています。
自身、
社員さんからの提案を沢山つぶしていますが、
「絶対にいい提案だ」と信じるなら、
○年計画をたてて進んでください。
“熱意”とは、瞬間的な熱さではありません。
信念と継続です。
“諦めの悪いこと”です。
2010/10/03 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 10月3日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月3日
 
修行を積むほど、
世間の広さ、
恐ろしさがわかり、
謙虚な心持が養われてくる。
 
 
「世間知らずは楽できる」
ってことですね。
俗に言う「ノー天気な人」
子供たちの将来の夢は?
サッカー選手や野球選手、
中には仮面ライダーなんて子もいます。
一つ歳をとるごとに現実を知り、
高校を卒業するころには、
ずいぶん夢は変わっています。
私たちはこんな経験してをしていますが、
社会に出ると成長スピード千差万別。
40歳を越えるころには人によって大きな差です。
・・・・・修行と稽古の日々は続く・・・です。

2010/10/02 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 10月2日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月2日
 
商売は戦争と同じで危険な仕事である。
敗れれば軍は全滅するという覚悟で取り組まねばならない。
 
 
社長になるまで気づきませんでしたからね、
“敗れれば全滅”するんだって。
そもそもつぶれるはずないって思ってましたから。
だから社員さんが気づいてないのは当たり前、
「気づくのは全滅する直前」くらいかな。
まずい、まずい、まずい。
だから宣言しました。
「絶対つぶれない会社を目指す」
どんな優良企業でも,
もちろん“広ガスたかた”でも、
いつ倒産するかもしれないのだってことを、
常に強く意識しておくために。
2010/10/01 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 10月1日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 10月1日
 
素直な心を養うためには、
まず素直な心になりたいという強い願いを持ち続けることが大切である。
 
 
「素直」ではない自分に気づいたとき、
初めて「素直」な心の種をまきました。
養う以前の問題が私にはあったのです。
「広ガスたかたの経営者になる」
と、明確な決意なくして、
私の「素直」の芽は発芽することはなかったことでしょう。
その後の成長は?しっかり養ってますか?
・・・・聞かないでください。
ゴ~インに、マイウエイ
 

2010/09/30 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月30日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月30日
 
企業の赤字は、
人間で言えば体から血が出ている状態である。
すぐに止めなければ出血多量で死に至る。
 
 
広ガスたかたでは、社の血液は、
「お客様の数」であることを共有しています。
出血多量で死に至らぬよう、
治療をしていますが、
体中に小さな傷かたくさんあるようです。
間に合ってません。
しかし、ばい菌は入り込んではいないようで、
健康状態に問題はありません。
外からの治療だけでなく、
自らの治癒力で止血するよう、
バランスよく栄養を取り、
しっかり鍛えて筋肉質の体をつくってるところです。

2010/09/29 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月29日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月29日
 
日々の努力を重ね、
あと一歩で完成する仕事も、
とどめをさすことを怠れば、
瞬時に無に帰してしまう。
 
 
これで失敗した経験はありませんか?
多くの人があるのでは?
私はたくさんしています。
「尻に火がつかないと走らない」
うえに、
「ゴールが見えると力を抜く」
そんな性格なので若いころの失敗談は山ですね、山。
たくさん痛い目にあってるので、
経営者として失敗する怖さも山です。
この恐怖と戦いながら経営してるから、
赤字を出すことなくに48期をむかえられたのでしょう。
人に火をつけられる前に、
自分の尻に着火しちゃいましょう。

2010/09/28 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月28日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月28日
 
自分の会社の力を過大視すると大きな過ちを犯しかねない。
しかしあまり低く評価しても発展が遅れる。
 
 
ここは難しいとこですよね。
自分自身でなかなか客観視できないので、
他社からの評価をいただくようにしています。
すると評価はさまざまで、
“よい会社”と評価されたり、
“よくない会社”と評価されたり、
見る人や視点でまったく逆の評価もあります。
しかし、
すべて広ガスたかたなのです。
“強み”も“弱み”もしっかりと理解した上で、
活かしながら、
押さえながら、
行動していきます。
 

2010/09/27 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月27日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月27日
 
叱られるということは成長の糧を与えられること。
そう考えるとおのずと感謝の心もわいてくる。
 
 
「事を叱る」事が大切なのです。
・・・・・・・・私の言葉ではありません、
武蔵野の小山さんです。
小山さんにこう言われます。
「住吉さんは、人を叱るからだめなのです」
「感謝されたかったら、事を叱りなさい」
・・・・・・・・、
・・・・・・・・・・・・・・なんも言えねー。

2010/09/25 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月26日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月26日
 
何事も自分の意志で動くことだけ考えていると、
何かあったとき動揺しやすい。
どんな事があってもビクともしない安心感は、
自分の意志を越えた、
大きな力に動かされていると考えるところから生まれてくる。
 
 
わかるなー、
ものすごくわかる。
過去20年、研修やセミナー、
講演など出かけまくってました。
ものごとを判断するときの価値観を磨くためと、
松下さんの言われる「宇宙根源の法則」を探すため。
「宇宙根源」は広ガスたかたで言う「健善」で、
「自分の意志を越えた大きな力」のことです。
ゆえに、
「健善」ってなんなの?、がゆるぎなければ、
動揺しなくていいのです。
しかし、
完全にゆるぎない人などこの世にいません。
だから、自問自答はつづきます。
さらに、しかし、
私がたどり着きたいと考える、
理想に近い組織をつくりあげ、
さらに成長している企業がありました。
株式会社武蔵野の小山さんです。
私の直面する問題を、
すでに経験し乗り越えて現在がありますので、
私の経営に関する問題に明確な意見をいただけます。
より「健善」がブレなくなりますので、
当然動揺も小さくなり、
大胆な行動に移れるようにもなってきました。
 

2010/09/25 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月25日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月25日
 
経営者の一挙手一投足が会社の業績に影響する。
経営者は態度、物腰に十分気をつけなければならない。
 
 
創業経営者の長男として生を受けたが、
自覚が芽生えだしたのは大学4年の就職活動中。
修行中に双葉が出てきて、
広ガスたかたに入社し結婚をしたころから、
やっと本葉が大きくなってきた。
そのころからでしょうかね、
会社の看板を背負い行動し始めたのは。
「私の行動が会社の信用を失う元になる」
って考えるようになってきました。
若気の至りなんてのもあり、
思い出したくない武勇伝も・・・・・。
二度と記憶から出てくるな・・・消えろ。
こんなのに限って残ってますね。
 

2010/09/24 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月24日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月24日
 
毎日問題を感じとっては工夫する。
階段を一段一段上がるような地味な努力が成功への道である。
 
 
日々の「地味な努力」が成功の道。
似て非なる、
毎日習慣になっている「惰性」
見た目はあんまり変わらない、
1ヶ月後の差もそう出るものではない。
が、
3年も経過すれば目に見える差が出る。
10年経つと詰めようのない差が歴然とする。
しかし、
ここまで継続する人は少ない。
・・・3日に2日はさわっている尺八だが、
「惰性」に限りなく近いな。
日々問題を感じれてないもの。
感じる音楽センスはないことは自覚してるし、
音の出し方忘れないよに鳴らしてる程度ですね。
テーマを明確にしないと成長はきわめて薄い。・・・てか。
・・・・涙。
2010/09/23 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月23日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月23日
 
財、つまりお金をムダに使うことは、
多くの人びととの誠心、誠意、
肉体の労作をムダにすることである。
 
 
お金儲けがうまい人と、
お金を使わない人と、
どちらがお金を貯めているでしょうか?
お金儲けのうまいチョーお金持ちで、
使い切れず貯まっているという人も中にはいますが、
統計上のデータだと、
お金を使わない人が貯めているそうです。
このことからも、
「どう使うか」のうまい人が、
「多くの人びととの誠心、誠意、
 肉体の労作をムダにしない」
と言えそうですよね。
「お客様満足が高ければ、利益は薄くてもよい」
なんて当てはまりませんものね、
「お客様満足が高ければ、利益も高いのが当たり前」
“お金の使い方次第で、人生は豊かになる”
ってことですね。
2010/09/22 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月22日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月22日
  
いい結果の場合も報告する。
悪い場合のも報告する。
常に報告を怠ってはいけない。
 
 
いい場合も、悪い場合も、
報告は怠ってはいけないのですが、
あえて優先順位をつけるとしたらどちらでしょう。
そうです、「いい結果の場合です」
いい結果は誰しも早く知りたい・・・・・・・・・
・・・ではありません。
「悪い場合」の優先順位が圧倒的に優先です。
「いい結果」の報告を忘れていてもクレームには発展しません。
・・・・報告担当者は叱られるでしょうね。
しかし、
「悪い場合」の報告を忘れるとクレームに発展し、
ますます悪いほうへ進展します。
企業のトップは「悪い場合」の報告をより重視しています。
 

2010/09/21 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月21日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月21日
  
一人のお客様を大切に守り育てることが、
百人、千人のお客様を増やすことにつながっている。
 
 
「最も大切にしなくてはならないのは、
 お客様の意向です」
第48期 経営計画書 25ページに書いています。
 常に目の前のお客様に全力投球を心がけ、
 一人のお客様の満足を大切にします。
 一人のお客様の満足なくして、
 多くのお客様の満足はありません。
そういう思いを込めて書きました。
 

2010/09/20 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月20日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月20日
   
会社の経営の良否は、結局社長一人の責任。
部は部長、課は課長一人の責任である。
 
 
企業のトップに、
“経営の良否は社長一人の責任”
これが芽生えてくるまでは、
部は部長、課は課長一人の責任、
なんて感じるわけありませんよね。
社長が部下の責任にしてるんだから。
広ガスたかたの社長には、
芽生えたのでしょうか・・・・・。
 

2010/09/18 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月19日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月19日
 
学問や手腕が十分でなくても人は使える。
けれども熱意において他に劣るようでは人は決して動かない。
 
 
私なんて熱意以外にないですものね。
何せ漢字もまともにかけない。
20年位前電子辞書をいち早く購入したのは言うまでもありません。
が、・・・・・検索したいくつかの漢字、
・・・・・・・・・・・・どれを使ってよいのやら・・・・トホホ状態。
“熱意”すらも信用されない時期が長く続き、
何年も会社の中で一人ぼっち。
今では、
来社されるお客様が、
「いらっしゃいませ」の挨拶にビックリ。
お客様のところへ訪問し、
車のピカピカさにビックリ。
すごいですよ、広ガスたかたの社員さんは。

2010/09/18 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月18日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月18日
 
カンと科学は車の両輪。
カンにかたよってもいけないし、
数字や科学にかたよってもいけない。
 
 
かたよっている経営者って多いのです。
どっちにかたよってると思いますか?、
カンに頼る経営者です。
小さな企業の経営者の多くがこちら。
そして、
小さな企業の寿命は多くが一代限り。
ということは、
小さな会社の経営者は、
“もっと本を読んだほうが良い”
“もっと数字に強くなったほうが良い”
ってことですね。
広ガスたかたは100年を越えさらに続くのです。
将来の広ガスたかたの経営者の皆さん、
本や新聞読んでますか?、
そして講演やセミナー出かけてますか?
私はけっこう出かけてますが、
バランスはまだまだです。
 

2010/09/17 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月17日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月17日
 
先のことは誰にもわからない。
どうすればうまくいくか、
あれこれ思いをめぐらし悩むことも大切だが、
ある程度考えたあとは、
実際に行動に移してることである。
そこから、
思いもよらなかった道がひらけてくることも多い。
 
 
6年前までは思いをめぐらし悩みまくっていました。
6年前に何があった?
いくつがあるが、
その一つにスポットを当てます。
“ソフト開発をアウトソーシングから自社開発に”
ソフト開発はかなりの開発費も必要のため、
使えないソフトをつくるとダメージが大きいのです。
当然、行動に移すまでに時間がかかります。
石橋を叩いて渡ればよいが、
石橋を叩き壊したことも一度や二度ではありません。
自社開発に変更し、
ある程度考えたら開発に移ることができるようになり、
やってみると次のヒントが見つかりさらに開発。
繰り返すうちに思いもよらない、
一大サービスに発展していきました。
もちろん捨てたソフトもありますが、
行動すれば、
正否もはっきり見えてきます。
でもね、
せっかく行動に移しても、
やりっぱなしではなにもわかりませんよ。
 

2010/09/16 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月16日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月16日
 
会社と運命をともにする。
そういう心意気になれば落ち着いて仕事もできるし、
困難にもくじけない。
 
 
会社と運命を共にする気のない経営者もいます。
「会社の株価を上げて売っぱらう」
なんて人もいますから。
会社は私腹を肥やす道具ですね。
こんな社長の下では、
社員が会社と運命を共にするなんてありえません。
広ガスたかたは、
100年続く会社を目指しています。
私は100周年の式典にはこの世にいません。
ですので、
私のできることは、
“困難にくじけない”後継者をたくさん育てて行くことです。
 

2010/09/15 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月15日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月15日
 
品物を売って代金をいただくだけなら自動販売機と同じ。
お客様と心を通わす物心一如の商売こそ真の商売。
 
 
ガス屋さんの商売はまさに自動販売機化しています。
“広ガスたかた”では、
お客様と心を通わす時間を増やすため、
自動化できるところは極力自動化しています。
ですから、
自動化が進むにつれ、
社員さんの仕事は楽にはならず、
むしろきつくなっています。
が、
お客様の満足度は向上しています。
目指せ、
“地域密着日本一”

2010/09/14 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月14日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月14日
 
部下に任せる。
やがて部下は自分以上になるであろう。
そういう人を多く擁(よう)している会社は発展する。
 
 
“やって見せ、言って聞かせて、させて見て、
            褒めてやらねば、人は動かじ”
山本五十六元帥の有名な言葉です。
「任せる」は、
ほったらかすではありません。
やって見せ、言って聞かせて、させて見て、
褒めてから「任せる」のです。
後は“忍耐”。
・・・・・・忍耐不足の社長からのメッセージでした。

2010/09/13 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月13日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月13日
 
暮らしの豊かさに合わせて精神的に厳しいものを与えなければ、
人間は心身ともになまってしまう。
 
 
大切なところです。
私の場合のその一つは、
車です。
社長に就任したときの愛車は、
ホンダのリッターカー、ロゴでした。
周りの人からは、
「社長車らしいのにしたら」と言われることもありましたが、
松下さんの言われる理由で、
私自身「一年間、この車に乗り続ける」と決めていました。
一年半後に乗り換え、
環境負荷等を考慮し、
ハイブリッドの初代インサイトに決定。
・・・・・・クラウンに乗りたかった。
現在は、
ハイブリッド・シビックです。
心の中では、
「レクサス等の広い車がほしい」
と思いつつも、
現役経営トップに在籍中は、
あえて乗らないと決めています。
 

2010/09/10 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月12日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月12日
 
経営哲学の把握の仕方は、
百人の経営者がいれば百通り、
千人の経営者がいれば千通りあっていい。
 
経営者になるずっと以前、
私はここを勘違いしていました。
経営とは100%センス、感覚だと考えており、
松下さんを始めとする大経営者の本、
歴史上の成功者の本にはまったく興味ありませんでした。
「未来を生き抜く人間に、昔話は役に立たない」
と本気でそう思ってました。
10日のメールに書きましたが、
“成功するにはルール、法則がある”
このことを知ったときのショックは大きかったですね。
それから本を読む人間に少しずつ変化して行ったのです。
経営哲学の基本は一つ。
しかし、
どう運用するかは経営者の数だけ数があってよいのですね。
2010/09/10 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月11日

 

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月11日
 
希望を失わないでやっていると自然に知恵も出てくる。
精神が集中して、そこにいろいろな福音が生まれてくる。
 
35歳で経営者の仲間入、
来月には49歳、14年目を進んでいます。
10年間は七転八倒しながら、
次々に襲い来る問題にもまれながらやってきました。
今ももまれ続けていることには変わりありませんが、
知恵の蓄積でしょうか?
解決のヒントはそれなりの数が出てくるようになって来ました。
相談できる経営の師匠といえる人とも出会うことができ、
まったく経験のない問題への取り組みは、
考えを聞かせてもらっています。
苦しみ続けてはいますが、
意欲的な社員さんたちにも恵まれ、
福音も確実に生まれていると実感しています。
2010/09/10 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月10日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月10日
 
成功するまで続けたらならば失敗というものはない。
成功あるのみである。
 
28歳のときだったかな?、
ナポレオンヒルの「成功哲学」が紹介された、
PHP研究所の「ザ・21」という雑誌を読んだときのことです。
同じ内容のことが書いてありました。
私の大切にしている、
「信念」「継続」そして「健善」
の「信念」と「継続」はここから湧き上がってきました。
子供たちにも、
「失敗してもあきらめない」
と、いつも聞かせ続けていました。
・・・・・・が、
どう伝わっていることでしょう???
2010/09/09 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月9日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月9日
 
商売は本当は楽なもの。
楽にできる商売を非常にむずかしくしているのが、
今日のわれわれの姿ではないか。
 
商売の本質って何でしょう。
お客様に喜んでいただくこと、
“お客様満足”だと考えています。
喜ばれるためには、奉仕すればよい。
が、
奉仕だけでは、お金は出る一方で続かない。
ゆえに、
見合う報酬が必要。
すると、
喜び続けていただくことができる。
しかし、
人間の「楽して儲けたい」本質が邪魔して、
金儲けに走る。
これがむずかしくしている理由?でしょうか。
 

2010/09/08 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月8日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月8日
 
一所懸命やっているのに、
それでもうまくいかないと嘆いてはいないか。
本当にそのことを成そうと考えるなら、
その一所懸命をつき抜けるほどの努力をせねばならないのである。
 
けっこういますよね、
「絶対これ以上できません」
「限界です」
って、
自分で枠を決めてしまう人。
「絶対成功はありえません」
「限界が見えたのは、あなたの未来です」
 

2010/09/08 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月7日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月7日
 
素直な心とは他人の言葉に盲従することではない。
その言葉の中にある正しさに従うことである。
 
「あっ、そう伝えたかたんだ」
表現力がなくボキャブラも乏しい私はよくこう言われます。
ですから言葉どおりの解釈だけでは、
組織の行動がそろわない場合があります。
価値観を共有ができていれば、
表面的な言葉を価値観の共有が補ってくれます。
素直な心で、
価値観から物事を判断してください。
・・・・・・・・、
・・・・住吉さん、
あなたの言葉足らずを、
聞き手の素直さでカバーさせようとしないでください。
・・・・・・・・・・・・・・、
・・・・・・・・・・ごめんなさい。
 

2010/09/03 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月6日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月6日
 
事業経営で一番大切なことは、
すべての関係先とともに栄えていく“共存共栄”の精神だ。
 
 
広ガスたかたは、
お客様、取引企業、協力会社など、
すべての関係先との“共存共栄”を進めるべく、
一歩ずつ歩みを進めています。
「企業価値観共有勉強会」を毎週行い、
社内での価値観を共有し、
まずは社員さんとの“共存共栄”が第一歩です。
現在では「観共有勉強会」へ、
協力会社6社が参加され、“共存共栄”の輪が広がりつつあります。
お客様との“共存共栄”の仕組みづくりは6年前から始まり、
ここにきて評価もうなぎのぼりです。
・・・・・ドジョウくらいかな。
ただし、
ぶら下がろうとする先様とは精神がそもそも違うため、
“共存共栄”我成り立ちませんので、
あしからずご了承ください。

2010/09/03 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月5日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月5日
 
引くに引けないと言う覚悟が、
今日のむずかしい時代に対処する第一歩。
そこに道が開ける。
 
 
私を支えてるのは、
「ここしかない」って大声で言えます。
経営者にとって重要な条件の一つ。
逃げれないから精神的にも追い込まれます。
心療内科に通う経営者も少なくありません。
そうなったらしっかり治療をしましょうね。
そこまで追い込めとは言いませんが、
逃げ癖は良くない。
良くないどころか、
この癖をもってる人は、
社会に対応することも困難になる場合がありますよ。

2010/09/03 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月4日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月4日
 
他の社会的責任を問い、
追求する前に、
まず自分の社会的責任を知って誠実に果たしていくことが大切。
 
 
他の社会的責任を追及してる暇もない。
・・・・わが社が被害にあえば別ですが。
自分の社会的責任すら、
まだまだピンポイントでは見えていない現状の中、
見えている社会的責任を果たしていくことだけです。
気づくとスケジュールはいつもいっぱい。
何でこんなにゆとりないんだろうって・・・・・。
20年近くこんな生活繰り返してると、
「仕方なく」を楽しめるようにもなってきた。
・・・・・様な気がする。
2010/09/03 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月3日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月3日
 
かりに虫が好かない相手でも、
仕事のためには頭を下げる気持ちが必要。
仕事は公のものだからである。
 
 
口先では、
仕事は“公”のものと言いますが、
本当に“公”のものと思っているか否か?
「態度、表情、言葉からは一目瞭然」
ってことですよね。
・・・・・・人間ができてないな、反省。
心洗われるお言葉です。

2010/09/02 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月2日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月2日
 
悩みや迷いは人間にはつきもの。
しかし、
いくら悩み迷っても、
そのとりこになってはいけない。
 
 
とりこになりたくてなる人はいません。
しかし、
あり地獄のように陥るんです。
ただじっとしていても少しずつ落ちていく。
変にあがけばさらに落ちていく。
とりこにならないと言うことを、
意識の中に明確にしておかないと、
はまったことにすら気づかないので注意が必要ですね。
私も毎年何度かはまってしまいます。
2010/09/01 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 9月1日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 9月1日
 
磁石が周囲の鉄粉をひきつけるように、
熱心さは周囲の人をひきつけ、
周囲の情勢をも大きく動かす。
 
 
稲島さんは磁石になりつつあります。
新規開拓営業で地道な努力を続けながら少しずつ、
フアンを増やしています。
48期からは全社員が磁石になっていくのです。
そして地域エリアの強力磁石企業を目指します。
スタートです。
 

2010/08/31 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月31日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 8月31日
  
製品も販売政策も広告も、
日に新たなものを次々と生み出していかなければ会社は非常に弱くなる。
 
47期も本日が締め。
新たな期を迎えるに当り、
広ガスたかたでは新サービスや新戦略をうちだします。
もちろん強い会社を築くためでです。
新生広ガスたかたは明日スタートです。
2010/08/30 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月30日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 8月30日
 
全員経営とは、
勝手なことを言いあうことではない。
全員が経営者としての良識を持つことである。
 
 
幹部管理者の「権限」と言いますが、
おんなじ意味。
「権限」とは、
“勝手なことが言える立場”と言う意味ではありません。
経営者の“価値観を代弁する”「権限」なのですね。
広ガスたかたでは、
全員経営を目指すべく、
価値観勉強会を毎週開催し続けています。
2010/08/28 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月29日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 8月29日
 
政治が好ましい形で存在してこそ経済の発展がある。
経済人も政治がどうあるべきかもっと考えたい。
 
 
最近の状況を見てると、
経済人のほうが考えてるかもしれない。
超円高が続く中で、
日本を支える輸出大企業は見殺し状態。
トヨタやホンダは海外から部品やエンジンを調達するそうだ。
背に腹はかえられないものね。
・・・・・中小企業は仕事そのものがなくなってしまう。
スーパーで果物やお肉が安くなったって喜んでる場合じゃないですよ、
やっとリーマンショックから立ち直りかけてるんですから。
政治家は、
・・・・・・・・・・・・・党首争いが忙しいらしい。
党首争いって政治か?
週明けには対策すると新聞にはでてました・・・・・。
 
 

2010/08/28 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月28日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 8月28日
 
社長はいわば方向指示器付お茶くみ業である。
従業員を主人と心得、
仕えようという心がなければならない。
 
 
最初からこんな人はいない。
人間だれしも、
スタートは“自分の幸せ”からだ。
しかし、
「自分幸せ」=「まわり不幸せ」
の方程式が成り立ちようのないことを、
進むほどに知る。
少しずつ、少しずつ、
松下さんの言われることがわかり始める。
・・・・・・・と思うよ。
 

2010/08/27 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月27日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 8月27日
 
貧しさの中なら、
いたわりだけで十分子供は育つ。
だが豊かさの中では、
精神的な厳しさを与えなければ、
鍛えられない。
 
 
育てる側から見るとよくわかること。
育てられる側は自覚できない。
だから、
精神的な厳しさを与えると、
挫折する人が多いのは必然。
継続だけで価値も十分価値がある。
内定者も研修で鍛えられてますよ。
上岡君、杉田君、幸松さん、平原さん、
研修お疲れさん。
 

2010/08/26 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月26日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 8月26日
 
とにかく他人の花は赤くみえがちなもの。
他人の行いに刺激され、
ただ引っぱられると、
失敗をまねく。
 
 
それが楽しそうなことだとさらにそう見えます。
20年位前の話です。
住宅業界の経営者集まりに何度も出席をされた、
職人上がりのまじめ社長が「酒宴」の楽しさを知り、
飲み屋街の常連となり、
「会社やばいんじゃないの」という噂が立ちました。
その後、
まじめ社長に戻られたと聞いてます。
何年もお会いしてませんが、
先ほどホームページを見たら、
元気でがんばっておられました。
二つの選択肢がある場合。
「いやだな」と思うほうを選択するとまず間違いがない。
成功・成長の法則です。
ナポレオン・ヒルの本だったかな?
2010/08/25 特別メール便

私の大好きな詩です。
落ち込みそうなときこの詩を読んで、
自身を元気づけてます。
 
松下幸之助、本田宗一郎、藤沢武夫・・・・・・
経営の神様たちは皆ぴたりとこの詩通りの人生です。

                住吉 峰男



  人間の一生  森信三

職業に上下もなければ貴賤もない。
世のため人のために役立つことなら、
何をしようと自由である。

しかしどうせやるなら覚悟を決めて十年やる。
すると二十からでも三十までにはひと仕事出来るものである。
それから十年本気でやる。

すると四十までに頭をあげるものだが、
それでいい気にならずにまた十年頑張る。

すると、五十までには群をぬく。
しかし五十の声をきいた時には、
大抵のものが息をぬくが、それがいけない。
「これからが仕上げだ」と、
新しい気持ちでまた十年頑張る。

すると六十ともなれば、もう相当に実を結ぶだろう。
だが、月並の人間はこの辺で楽隠居がしたくなるが、
それから十年頑張る。

すると、七十の祝は盛んにやってもらえるだろう。
しかし、それからまた、十年頑張る。

するとこのコース(十年)が一生で一番おもしろい。
 

2010/08/25 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月25日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 8月25日
 
人の誠意は必ず相手に通ずる、
と言う強い確信をもって人生に処したい。
 
 
水は高いところから低いところへ流れます。
価値観も同じです、
高いところから低いところへは流れますが、
低いところから高いところへは流れません。
低い価値観での誠意は、
高いところへは流れないと言うことも理解していないと、
どんな口先誠意も通ずると勘違いします。
たしかいましたね、
「誠意」、「誠意」と言いまくってた芸能人。
彼女と彼女のお父さんはよくTVで見かけますが・・・。
価値観を高めましょう。
・・・・・人に言ってる場合???・・・・稽古、稽古。
 

2010/08/25 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月24日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 8月24日
 
持ち場持ち場に最善を尽くし、
その最善を尽くす道程に生きがいを感じることが大切。
 
 
“本気”
「本気でやれば楽しくなる」
「本気でやれば道が開ける」
「本気でやれば必ずだれかが助けてくれる」
日創研の田舞代表がよく言ってます。
“本気”でやっていると生きがいも感じることでしょう。
いつまでも続けても、
「楽しくない」
「道が開けない」
「だれも助けてくれない」
って言う人。
“本気”で取り組んでますか?
 

2010/08/23 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月23日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 8月23日
 
それぞれの責任の範囲をハッキリさせることにより仕事のムダがなくなり、
能率も上がる。
 
 
“責任をハッキリさせる”
そのためにもっとも大切なのは???
責任分担表を作ること???
「チェック表を作り、
 確実に管理することです」
「できていなかったらやらせる」
と言う勢いが大切です。
ルールを作っても会社は良くなりません、
ルール通りに物事を進めると会社は良くなりますね。
 

2010/08/21 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月22日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 8月22日
 
深い縁の力があっての人と人とのつながりである。
このつながり、縁の存在を、
もっと大事に、もっとありがたく考えたい。
 
 
縁とは本当に不思議なものだと感じています。
広ガスたかたで働いている社員さんとの“縁”。
人生の中で一瞬何かが違っていたら、
私たちは出会うことがなかったのかもしれません。
松下さんの“縁”と言う一言に立ち止まり、
普段よりも少し深く考えてみようとしなければ、
案外、大切な“縁”に感謝することもないのかもしれません。
ゆとりを持ちながら、
時々立ち止まって見ることは必要なことですね。
 

2010/08/21 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月21日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 8月21日
 
景気のいいときはさしあたり必要なものを作り、
不況のときは後日の発展の基礎になる仕事をすべきである。
 
 
私が社長になって13年。
過疎化の進む中オール電化も台頭し、
お客様数は減りつつけています。
LPガスという商品に支えられつつも、
確実に厳しさを増しています。
そのような中、
6年前からの私の仕事は、
後日の発展の基礎になるものに取り組み続けてきました。
9月からスタートする48期では、
その基礎の上にいよいよ、
見た目でもわかるはっきりとした成果を打ち立てていこうと考えています。
全社一丸となり、
広ガスたかたの新たな歴史をつくるための大切な年となるはずです。
 

2010/08/20 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月20日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 8月20日
 
権威を権威として認めることが大事。
それを認めようとしないところには非能率が起こる。
 
 
ここが難しいのです。
誰もが「自分は正しい」と思っています。
もちろん私もそう思っています。
が、
研修に行くと「講師は正しい」と言う前提で学ぼうとしています。
この場面での私は“素直”です。
松下さんの言われる“権威”は、
“社長の価値観”と置き換えることができます。
社員が“社長の価値観”よりも、
おのおの価値観を優先して仕事をしたとしたらどうでしょう。
お客様から満足されたにせよ、
クレームになったにせよ、
それがどの価値観を評価されたものかすらわかりにくいのです。
それだけでも非能率です。
一つの価値観に集約した行動は、
どんな評価が下るにせよレスポンスよく改善につながりますね。
 

2010/08/19 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月19日

松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 8月19日
 
事業を成功させる秘訣の一つは、
そこにいる人間の器量に事業の規模を合わせることである。
 
 
まさに真理。
まさに自然の摂理ですね。
だから企業は“人材の育成”がすべての基本。
そこにいる人間の器量が大きくなれば、
自然と事業規模大きくなっていくのです。
・・・・・・・・・社長が社員さんの成長の重石になることは罪。
だから器の小さな社長は、
仕方なく社員さんよりも研修に参加しています。
 

2010/08/18 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月18日
松下幸之助日々のことば
  (PHP研究所)
 8月18日
 
何ごともケジメが大事。
ケジメのないダラダラとした暮らしは、
肉体的にも精神的にもよくない。
身体もだらけて、
ともすれば病気になったり、
事故を起こしたりするものである。
 
 
高校時代からケジメのない少年がいました。
大学に入ってもケジメがないことは変わりませんでした。
唯一違ったのは、
超体育会のウエイトリフティング部に所属していたことです。
理不尽な上下関係は当たり前の時代です。
ケジメのない大学生も、
先輩いに殴られながら、
逃げ場を失い仕方なくギリギリのケジメをつけながら、
ケジメらしきものを習得していきましたとさ。
めでたしめでたし。
・・・・・・今は、
広島県の田舎の企業で社長をしてるそうです。
2010/08/17 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月17日

松下幸之助日々のことば
 (PHP研究所)
8月17日
 
お互いに会社員としての見識を養うと同時に、
この国の主権者としての見識も養っていきたい。
 
 
日本の有権者は、
この国の主権者としての見識を養っているか?
目先の損得しか見てませんよね。
消費税の増税話が出ると世論で総理大臣下ろしちゃうもの。
もっとすごいのは、
日本の政治家が本当に日本のこと考えているかてこと、
選挙の票ばかり勘定しながら、
有権者受けの良いマニフェストつくってるもの。
私たちも新聞読みつつ、
主権者としての見識を養います。
・・・・新聞だけではないけどね。
 

2010/08/13 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月16日
松下幸之助日々のことば
 (PHP研究所)
8月16日
 
百点満点の制度というものはない。
七つよくなったら三つの欠点が出てくることはやむをえない。
 
 
若かりしころ、
百点満点の制度はあると思って仕事に取り組んでました。
・・・・・・しかし、
やってもやっても百点満点にならない。
・・・・・・今思うと当たり前なのです。
時が止まって私の仕事を待っていてはくれませんもの。
引退するまでず~と、
百点満点を追い続けるたびは終わりません。
そしてバトンを受け取った人も、
ず~と終わりません。
次の人も、また次の人も。
そして百周年を迎えます。
それから先もず~と。
2010/08/13 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月15日
松下幸之助日々のことば
 (PHP研究所)
8月15日
 
塩の辛さはなめてみないとわからない。
“百聞百見は一験にしかず”である。
 
 
うまいなー。
“百聞百見は一験にしかず”
本当にうまいなー。
“百聞百見は一験にしかず”
ど真ん中の真理ですなー。
2010/08/13 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月14日
 

松下幸之助日々のことば
 (PHP研究所)
8月14日
 
部下の努力不足を嘆く前に、
責任者として、
部の方針なり目標を明示し訴えているかどうか反省したい。
 
 
何年もかかってやっと、
“明示して訴える”ところに立てました。
「完全無欠」とはいいませんが、
それなりの準備は整いました。
9月からはじまる48期は、“業績”、がすべて。
甘えは許されない勝負の年です。
もちろん全社をあげ、
心を一つにしてスタートを切ります。
 

2010/08/13 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月13日
松下幸之助日々のことば
 (PHP研究所)
8月13日
 
いかなる職業、
いかなる分野であっても、
自分自身を経営する自己経営ということが必要である。
 
 
「仕事に貴賤はない」
森信三先生の言葉です。
仕事に貴賤はありません、
問題は仕事をする人の意識です。
最近流行の言葉で言うと「マネジメント」ですね。
“もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら”
という本で有名になったあの「マネジメント」のことです。
なんのこっちゃ???って人は本屋さんに行ってみましょう。
アキバ系?のような青い本が目立つところに置いてあります。
 
 
2010/08/12 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月12日

松下幸之助日々のことば
 (PHP研究所)
8月12日
 
自分は自分である。
何億人の人間が居っても自分は自分である。
そこに自分の誇りがあり自信がある。
 
 
もちろん、
自意識過剰人間のことではありません。
しかし、
この誇りと自信がもてない人が増え、
注目を集めたいために事件を起こす人がいます。
殺人事件という最悪の場合もあるそうです。
新聞やテレビで事件が報道されると、
視線を浴びていることになり快感なのだそうです。
何でもいいから何か一つでいいから、
これでもかってくらい続けていると、
必ず評価してくれる人が一人二人と出てきます。
・・・・・でも、
そこまでの時間がすでに耐えられないのかな。
 

2010/08/11 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月11日

松下幸之助日々のことば
 (PHP研究所)
8月11日
 
国際人の条件の一つは国際感覚があること。
世界の人びとの心が読み取れる人でなければならない。
 
 
話を小さくしてみます。
社会人の条件の一つは社会感覚があること。
日本に住む人びとの心が読み取れる人でなければならない。
ならば、
せめて新聞くらい見よう。
ワイドショーとバラエティー番組はほどほどにしよう。
・・・・・・・ワイドショーとバラエティー大好き、
しかも新聞取っていない。
って人は、社会感覚が危険かも・・・・・・。
 

2010/08/10 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月10日

松下幸之助日々のことば
 (PHP研究所)
8月10日
 
自分の商売、
つとめを誠実に大事にしていくことの積み重ねによって、
自然に信用が生まれてくる。
 
 
私は本社のある吉田町ではなく、
隣の甲田町出身です。
今は市町村合併により安芸高田市になりましたが、
当時はよそ者です。
商工会や法人会、青年部などの集まりには休まず参加してました。
それなりの信用をいただけ、
青年部長、部会長などの役職にもつきました。
OBからは「あいつ誰だ?」ってこともありましたけどね。
 

2010/08/10 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月9日

松下幸之助日々のことば
 (PHP研究所)
8月9日
 
五パーセントのコストダウンをはかるより、
三〇パーセント下げる方が容易な場合がある。
五パーセントのときは、
今までの延長線上で考えがちだが、
三〇パーセントともなれば、
もはや発想を根本的に転換せざるを得ず、
そこからまったく新しい発想が生まれてくることがあるからである。
 
 
アナログとデジタルがこれにあたりますね。
たとえば腕時計。
アナログ式の自動巻き腕時計はどんなに安くても数万円。
デジタル式腕時計はなんと千円を切るものもある。
アナログを進化させるより、
まったく違うデジタルと言うアプローチが、
よりコストダウンをはかれるということですね。
しかしデジタル時計は電池より安いってどういうこと???
 

2010/08/07 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月8日

松下幸之助日々のことば
 (PHP研究所)
8月8日
 
いかなる強い決意も、
時間とともに弱まるもの。
常に自分に対する説得、
戒めを続けなければならない。
 
 
私はつたない経験の中ではありますが、
私の背伸びしながら目の届く範囲での経験で、
本気でこう考えています。
 「今日の松下さんの言葉こそが、
  成功する人と成功しない人の、
  唯一大きな違いである」
本当ですよ。
決意だけなら誰でもします。
口先決意の代表「命がけで・・・・」
途中であきらめても命を差し出した人は見たことありません。
10年続けたらみんな成功者です。

2010/08/07 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月7日

松下幸之助日々のことば
 (PHP研究所)
8月7日
 
失敗の中にも成功の萌(きざ)しがあり、
成功の中にも失敗の萌しがある。
 
 
経営は、
「良いときに悪い種をまく」
といいます。
良いときに油断してしまう経営者が多いと言うことですね。
しかしこれは経営に限ったことではありません、
失敗しても成功しても分析は大切です、
そして仮説を立てることを忘れてはいけません。
「仮説を立てる」期末テストに出るとこですよ。
「失敗に学び、成功におごらず」
ですね。
「失敗は忘れ、成功にすがる」
泣きの人生まちがいなし。
 

2010/08/07 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月6日


 松下幸之助日々のことば
 (PHP研究所)
8月6日
 
適性を欠いた価格は、
低きに失しても、
高きにすぎても、
ともに商道からすれば罪悪である。
 
 
10年位前だったですかね?
広島県でリフォームの悪徳業者が問題になったのは。
安価リフォームチラシをまいて、
いい加減な工事をする。
現場によっては途中で投げ出すということもあったそうですよ。
安い価格を打ち出しても、
業者は経営が成り立つことを前提に考えてますので、
どこかにしわ寄せがきます。
どこよりも高い価格なんて最初から論外。
何をするにしても、
ちょうど良いところが一番良い。
・・・・・・が、
そこを見つけるのが大変なのです。
 

2010/08/05 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月5日

松下幸之助日々のことば
 (PHP研究所)
8月5日
 
“どこかまだ足りないところがある”
“まだまだ道があるはずだ”
と考え続ける人の日々は輝いている。
 
 
厳しい言い方ですが、
“満足”した瞬間に人間は落ち始めるのだそうですよ。
飛行機も翼に反発(抵抗)を感じていから飛び続けます。
人間とおんなじです。
だから輝いてるんですね、
“どこかまだ足りないところがある”
“まだまだ道があるはずだ”
って抵抗し続ける人。

2010/08/04 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月4日

松下幸之助日々のことば
 (PHP研究所)
8月4日
 
どんな商売をやるにしても、
一番大事なのは使命感を持つこと。
そこに力強い経営も生まれ、
人も育つ。
 
 
使命感なんてなかなか持てるものではないですよね。
自身使命感を持っているかと問われると、
「使命感の手前の責任は感じています」
と言うところでしょうか。
しかし、
責任を感じる前と今とでは、
ぐらつき具合が違ってきました。
「信念」とまでは言いませんが、
腹はくくれてきたと思います。
責任が使命感になると「信念」の域に達するのでしょうね。

2010/08/04 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月3日

松下幸之助日々の言葉
 (PHP研究所)
8月3日
 
六〇パーセントの見通しと判断ができたら、
決断することだ。
あとは勇気と実行力である。
 
 
出てきましたね。
社会人の最も要求される能力です。
 “判断”“判断”“判断”
特に意味はありませんが、
3回繰り返してみました。
「六〇パーセントの見通し」と言う“判断”を誤ると、
決断、勇気、実行力があっても、
成就しないわけです。
知識だけでは生き抜けない、
稽古と修行の日々は続く。
 

2010/08/03 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月2日

松下幸之助日々の言葉
 (PHP研究所)
8月2日
 
世間は正しい ― その正しい世間から期待される仕事にお互いすべてをかけたい。
期待にこたえたい。
 
 
パナソニックの生涯客員の木野親之氏からうかがったお話です。
「世間は正しい」・・・・「と思うよ」が松下さんから直接聞いた言葉だそうです。
松下さんは「世間は正しい」と思い込もうとしてたんだと思いますね。
すべては、
思い込むことがスタートともいえますね。
そして、
自分がそう思い込むと決めたのだから、
さらにそれにこたえるための手段を講じる。
成功者の思考パターンですね。
 

2010/07/31 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 8月1日

松下幸之助日々の言葉
 (PHP研究所)
8月1日
 
心を素直にしておけば大体のことは予見でき、
謙虚な気持ちで努力すればたいていのことは成就する。
 
 
松下さんがそういわれるのだから間違いない。
多くのことが予見できずにいるあなた、
“素直”ではありません。
取り組むははじめるものの成就しないあなた、
もっと“謙虚”が必要です。
あなたのことです。
・・・・・・えっ、私自身。・・・・でした。
 

2010/07/31 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 7月31日

松下幸之助日々の言葉
 (PHP研究所)
7月31日
 
いかに情報を集めても、
それに的確に対応できる能力がなくては、
情報化ではなく情報禍になりかねない。
 
 
松下さんってやっぱりすごすぎ。
「情報禍(か)」
「情報につぶされ災いとなす」ってとこでしょう。
情報はよりたくさんあるほうが良い、
しかし、
きちんと整理できてなくては振り回されるだけってことでね。
 

2010/07/30 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 7月30日

松下幸之助日々の言葉
 (PHP研究所)
7月30日
 
知識を与えるのは大事だが、
その知識を使いこなす人間を育てることがもっと大事。
 
 
学生時代だと別の意味ではっきりしてますね。
学生は「知識」こそが大事なのです。
記憶装置が優秀な人が評価されます。
社会人は、
知識をもっていても評価されません。
社会では評価されるのは「判断」です。
しかも、
学生時代の知識がまんま活かせるとはいえません。
社会で通用する新たな知識も必要になります。
 

2010/07/29 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 7月29日

松下幸之助日々の言葉
 (PHP研究所)
7月29日
 
こうなるだろうと予見を持っていても、
必ずそうなるとは限らない。
自分でそうするのがいちばん。
 
 
経営と組織づくりはいつもそうです。
「こうなるだろう」と言うよりも、
「こうなってほしい」がより近いかな。
結果は「そうなるとは限らない」のです。
私の場合の「自分でそうする」とは、
「そうなるように追い込んでいく」と言うことでしょうね。
武蔵野の小山さんも言われてます。

2010/07/27 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 7月28日

松下幸之助日々の言葉
 (PHP研究所)
7月28日
 
健康を保つ方法は、人によって異なる。
人おのおのに与えられた資質に従って生活の道を守れば、
弱い人は弱い人なりに健康を楽しむことができる。
 
 
高校までは、
スポーツ好きのひ弱人間。
大学では、
全日本インカレ上位のクラブに所属し、
超体育会系人間に変身。
30代後半では糖尿病と診断され、
食事制限+薬漬に。
40代前半では甲状腺腫と診断され、
ホルモン剤を投与。
でもね、
30代半ばくらいから慢性的に調子が悪かったんですが、
病院で原因を見つけてもらい、
ホルモンのバランスが良くなるほどに、
慢性しんどい病が薄れ元気になってきました。
(橋本病の影響が大きかったようです)
身体能力は衰えてきましたが、
15年前よりも元気です。
 

2010/07/27 松下幸之助日々のことば (PHP研究所) 7月27日

2008年1月1日より続けてきました、
「松翁論語」(PHP研究所) が、
7月26日の九三八をもって終了いたしました。
年内は毎日メールスタートの9年前に送信していた、
なつかしの「松下幸之助日々の言葉」をお届けします。



松下幸之助日々の言葉
 (PHP研究所)
7月27日
 
みずからの努力で困難を開拓し得た境地には、
金銭に替えがたい人生の味わいがある。
 
 
「誰かにやり方を聞き、
   その通りやったら解決」
これを繰り返す人生はむなしいですね、
楽しくないもの。
指示された通りをそつなくこなす人生もありますが、
私は楽しくないのです。
みずから切り開く、
「やりがい人生」を歩みたいですね。
 

2010/07/26 松翁論語 (PHP研究所) 7月26日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九三八 松翁ある人に次のように言われた
 
 調和と進歩は相反するものではなく、
真に調和すれば進歩し、
真の進歩は調和なくして本来ありえない。
 
 
 「つり合い」と「向上」は相反するものではなく、
本当に「つり合い」がとれれば「向上」し、
本当の「向上」は「つり合い」なくして本来ありえない。
低学年でもわかるように書き換えてみました。
私にも良くわかるようになりました。
しかし・・・・・、
周りの迷惑顧みず、
楽して大儲けしたいと考える、
自己中心的な大人もたくさんいます。
 

2010/07/24 松翁論語 (PHP研究所) 7月25日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九三七 松翁ある人に次のように言われた
 
 人間の究極の祖先は、宇宙根源である。
 
 
難しい論語ですね。
「日に新た」
「生成発展」
「新陳代謝」
仏教では「諸行無常」
いろんな言い方はありますが、
地球は大宇宙の一部といして、
何億年もかけ、
生成発展した結果が“今”ということなのでしょう。
そして地球上のもっとも高等な動物言われているのが人間です。
そういう意味で、
「人間の究極の祖先は、宇宙根源」
と言われているのでしょうか。
松下さんの言われる、
「宇宙根源の法則」は絶対の法則と言うことですね。
 

2010/07/24 松翁論語 (PHP研究所) 7月24日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九三六 松翁ある人に次のように言われた
 
 生命力は永遠である。
 
 
永遠の命はありえません。
この世に生を受けたものすべてに、
共通して死はやってきます。
当たり前の当たり前。
ですが、
松下さんの言われるように、
生きようとする力、思いは、
永遠でなくてはならないのですね。
淡白に生きてはならない、
ドロドロでかまわない、
しっかりと強い志いのもと、
泥臭く生きていきましょう。
思い?想い?
あえて、“志い”。
“志いは実現する”のです。
 

2010/07/23 松翁論語 (PHP研究所) 7月23日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九三五 松翁ある人に次のように言われた
 
 生命力は、
肉体の形成とともに、
宇宙根源の力によってつくられ、
肉体の消滅とともに宇宙根源に帰り、
一体化する。
 
 
私は20年前、
当社にきていただいていたコンサルタントの先生に、
こんなことを話しました。
「地球上のすべての物は、鉱物も生物も何もかも、
 原子レベルで言うと大昔から量はまったく同じ、
 一定ではなかろうか?
 人が増えれば、動物や植物が減り、
 石油だって燃やすと二酸化炭素や水に変わる。
 見た目は変わるが、
 分子、原子レベルでは量は変わっていないのではないか?」
先生は、
「面白いことを考える人だ」と言ってました。
・・・・・でもね、
今でもそう思ってます。
人間は、植物や肉を食べ、
新陳代謝を繰り返し成長し、
必要ない量は排泄する。
すべて「自然の摂理」
「宇宙根源の法則」・・・・・ではなかろうか。
 

2010/07/22 松翁論語 (PHP研究所) 7月22日
松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九三四 松翁ある人に次のように言われた
 
 万物は、人間を中心にそれぞれの生命力も異なり、
したがって使命も異なって存在しているのだから、
役割が異なるだけで、
価値に軽重はありえない。
 
 
昨日の感想で書きましたね。
 「世の中すべてに、
  私たち一人一人の経験に、
  不必要なものは何一つありません」
って。
今日書けばよかったかな?
私たち人間一人一人も、
 「役割が異なるだけで、
  価値に軽重はありえない」
ということですよね。
これまでに何度も書きましたが、
「人間は生まれながらに、
 それぞれ使命の書かれた封筒をもっている」
と、森信三先生は言われています。
開封の方法は、
「一つのことを信念を持って継続すること」
何年も、何十年も。
だそうですよ。
三日坊主でも、それ繰り返せば継続です。
2010/07/21 松翁論語 (PHP研究所) 7月21日
松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九三三 松翁ある人に次のように言われた
 
 宇宙に存在するすべてのものは、
宇宙根源の力によって、
生命力が与えられている。
 
 
この世の中すべてに、
私たち一人一人の経験に、
不必要なものは何一つありません。
・・・・・・といっても、
20年前は何のことやらさっぱりわからず。
・・・・・・といっても、
ただただ年月を過ごしてはやはりさっぱりわからず。
わかったようなことを書いてある本、
わかったようなことを言っている、
それなりに成功を納めている人のお話を、
繰り返し繰り返し聞きながら、
実践を続けていると、
少し分かってきたような気になります。
「実践を継続していない人にはいつまで立ってもわからない」
と、成功されてる皆さんが共通してお話されます。
2010/07/19 松翁論語 (PHP研究所) 7月20日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九三二 松翁ある人に次のように言われた
  
 知恵には、
天知、叡知、衆知、個人知がある。
個人知とは、
個々の人の個々の知恵であり、
衆知とは、
個人知が集まった知恵であり、
叡知とは、
衆知を素直な心で融合した知恵であり、
天知とは、
恒久不滅の真理を言う。 
 
 
何ってわかりやすい解説でしょう。
しかし、
わかりやすいのは解説だけで、
天知の域まで到達した人はどれだけいるかは、
まったく別物。
天知どころか、
叡知の域へ達した人も多くない。
世の中を見ると個人知がぶつかり合いの様相を呈している。
せめて、
組織の中では衆知を意識しながら進んで行きたいと思います。
そして、叡知。
いつかは、天知。
 

2010/07/19 松翁論語 (PHP研究所) 7月19日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九三一 松翁ある人に次のように言われた
  
 自然の理法は、
実に整然と、
一分の隙もなく、
生成発展の姿で、
宇宙のすみずみにまでゆきわたっている。
 
 
“日にあらた”
何万年、何億年を生きつづけてきた地球が、
日々生まれ変わっています。
一日たりとも昨日の姿ではいません。
たった数十年の命しかない人間が、
昨日と同じでいたとしたら・・・・、
と考えると怖いことですね。
しかし、しかし、
地球上でもっとも成長の遅い動物は?????、
やっぱり人間でしょう。
人間がボーっとしてたらさらに成長が遅れるのです。
私は学生時代ゆっくり進化してきたので、
社会人では何とか取り戻そうとしているところです。
人間は成長しようとしているときが楽しいいですものね。

2010/07/16 松翁論語 (PHP研究所) 7月18日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九三〇 松翁ある人に次のように言われた
 
 人間は生まれながらに罪深く弱い存在ではない。
人間は本来力強く偉大な存在である。
その認識から出発し、
行動をおしすすめなければ、
繁栄も平和も、幸福も実現しないだろう。
 
 
すべての人間は本来力強く、
プラス思考だとわたしも考えています。
出さない努力をする人もいるのですが・・・。
少しずれる話になります。
“表プラス思考”
“裏プラス思考”
と私は勝手に言っております。
長嶋茂雄氏は“表プラス思考”
野村勝也氏は“裏プラス思考”
表現手法に差はありますが、
間違いなくどちらもプラス思考です。
掃除の神様鍵山秀三郎氏は、
“超裏プラス思考”と思っています。
表舞台に立たつことのなかった、
ホンダのもう一人の創業者藤沢武夫氏も、
私の中ではその代表で、
もっとも尊敬する経営者の一人です。
 

2010/07/16 松翁論語 (PHP研究所) 7月17日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九二九 松翁ある人に次のように言われた
 
 宇宙の源の力は、
宇宙森羅万象―自然界、人間界を問わず、
万物すべてを支配し、規制し、
調和を保たしめている絶対無限の力である。
 
 “宇宙根源の法則”
 “自然の摂理”
 “自然の掟”
色々な言い方をされますが、
私は松下さんが再々用いられる、
“宇宙根源の法則”を最近は引用させていただいてます。
「水は高いところから低いところに流れ、
            お金も同じように流れる」
初めて聞いたときは、なんだそれ?。
???????????????????????????……………………
?がいくとも頭の中を走りまわってましたもの。
少しずつ、少しずつ解明しながら、
一生を終えるのがまさに人生と思うようになってきました。
 

2010/07/16 松翁論語 (PHP研究所) 7月16日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九二八 松翁ある人に次のように言われた
 
 経営が好きで、
辞を低くして知恵を集めることができる者は、
誰でも経営者になれる。
 
 
ほんとだ、
誰でも経営者になれますね。
・・・・・でもどれだけいるのだろう、
こんな人。
・・・・・・・特別ではありませんよ、
本人がそう自覚するかどうかだけです。
何をかくそう・・・・・・、
みんな知ってますが、
私はちゃんと就職できないことを自覚したから、
父のあとを継ぎ経営者になりました。
広ガスたかたは、
社長より優秀な社員さんばかりです。
 

2010/07/15 松翁論語 (PHP研究所) 7月15日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九二七 松翁ある人に次のように言われた
 
 完全な自由は、
自己への破滅の道。
 
 
自分を見てるとそう思います。
私を自由にさせたら“破滅の道しかない”と、
本気で思っています。
「やばい」
と感じた広ガスたかたの社員さん、
安心してください。
私は現在、
がんじがらめの中で経営を行っています。
がんじがらめから抜け出そうとあがいているのです。
私の意思を自由に開放すると、
「楽して贅沢したい」と言い放ちます。
私の意志が「アホぬかせ」と一掃し、
一件落着です。
 

2010/07/14 松翁論語 (PHP研究所) 7月14日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九二六 松翁ある人に次のように言われた
 
 人は、
厳に過ぎるとたえられない。
寛に過ぎると育たない。
 
戦前の日本は厳に過ぎていたのかもしれません。
戦後の日本は寛を目指したのでしょう。
しかし、
ゆとり教育の結果を見て、
寛に行き過ぎたことに気づきました。
人間がやってることは振り子と同じ、
行き過ぎて気づくのです。
ちょうどいいところでピッリと止まれないのが振り子。
バランスの取れるところを見つけたとたんに止まるのが振り子。
人生は止まれません、
止まると死んじゃいますから。
「人生は死ぬまで勉強」といいますが、
生きている間中、
絶妙のバランスを探し続けることが学ぶことなのでしょうね。
 

2010/07/12 松翁論語 (PHP研究所) 7月13日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九二五 松翁ある人に次のように言われた
 
 どんないいことでも、
経営がなければ失敗する。
 
 
「企業が行うどんなに良いことでも、
 経営を無視しては行えない」
という意味でしょうか?
「すべては経営ありき」
ということかな?
どんなに役に立つすばらしい技術を開発しても、
倒産してしまっては何の役にも立たない。
・・・・・当たり前のことですが。
どなたか、正しい解釈を、
ご教授いただければ幸いです。
 

2010/07/12 松翁論語 (PHP研究所) 7月12日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九二四 松翁ある人に次のように言われた
 
 一度築いた陣地であっても、
もったいないからとそれに固執し、
保持しようとするようでは、
戦(いくさ)には勝てない。
 
 
いちばん怖い失敗が、
“成功体験”
成長の過程でも大切な“成功体験”は、
ある意味諸刃の剣でもあります。
成功体験にしがみつく人は、
過去の栄光から脱皮できず、
知らず知らずのうちに失敗への道を歩むのです。
完成させたものをさっさと捨てる勇気も必要なのです。
自動車メーカーが苦しむのがここ。
モデル末期まで売れ続けている車を、
大きくデザイン変更できず販売不振に陥ることがあるのです。
ホンダのフィットのような逆の例ももちろんあります。
最もわかりにくいフルモデルチェンジと評される、
スズキのスイフトはどちらの道を歩むのでしょうか???
 

2010/07/08 松翁論語 (PHP研究所) 7月11日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九二三 松翁ある人に次のように言われた
 
 責任者は現場を見よ。
 
  
「現実、現場、現物」
三現主義と言います。
真実は現場にしかないのです。
・・・・・って、
武蔵野の矢島さんにご教授いただきました。
広ガスたかたの容器検査場に、
真実がありました。
二週間連続の木曜日に現場に行ってみますと、
効率の上がらない真実(理由)が落ちていたのです。
次週の木曜日までには、
飛躍的に効率化されてることでしょう。
 

2010/07/08 松翁論語 (PHP研究所) 7月10日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九二二 松翁ある人に次のように言われた
 
 一回叱るためには、
普段から五回はほめるようにしなさい。
 
 
返す言葉もありません。
反省。

2010/07/08 松翁論語 (PHP研究所) 7月9日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九二一 松翁ある人に次のように言われた
 
 テレビがなくても生活はできるが、
政治がなくては生活はできない。
 
 
テレビを販売していた松下さんが、
こう話されているのです。
つねに大きな視野で、
物事を見られてることがよくわかります。
器の小さい小生は、
自分の商いが一杯一杯で、
政治については、
影で文句を言うことはあますが、
表に出ることは決してありません。
人生の稽古はまだまだ半ば・・・。
 

2010/07/08 松翁論語 (PHP研究所) 7月8日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九二〇 松翁ある人に次のように言われた
 
 政党は、
お互いに非難中傷する競争をするより、
国民にいい政策を訴える競争をすべきだ。
 
 
良いタイミングの論語ですね。
国民は本当に思っているのです、
中傷合戦はいい加減にしてほしい。
自民党なんて、
野党に転落したとたんに、
民主党の揚足とって悪口ばかり。
日本を浴する政策よりも、
票を取るための政策を優先しているように感じる国民は、
多いと思います。
「間違いない」・・・・・ってありましたよね。
 

2010/07/07 松翁論語 (PHP研究所) 7月7日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九一九 松翁ある人に次のように言われた
 
 商売とは、いかに多く売るかではなく、
相手がどれだけ買う能力があるかを判断することである。
 
 
商売、営業を正しく理解していないと、
とんでもない間違いをしでかします。
営業トークとは、
お客様を営業マンの冗舌で、
うまくその気にさせることではありません。
もしそうであれば、
「俺俺サギ師」の集団は最優秀営業賞をもらえるはずです。
彼らは犯罪者で、
営業マンではありません。
私たちは正しい理解で、
お客様満足を追い続けます。
 

2010/07/06 松翁論語 (PHP研究所) 7月6日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九一八 松翁ある人に次のように言われた
 
 正しい進言を大将に用いさせることのできない軍師は、
立派な軍師とはいえない。
 
 
ここは重要なとこですね。
「大将に勝負をいどめる軍師は偉い」
・・・・・ではないですね。
大将をうまくコントロールできる軍師が偉いのです。
ゴマすり軍師ではなく、
本当にこれができる軍師は、
部下を育てることもできる人でしょうね。

2010/07/05 松翁論語 (PHP研究所) 7月5日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九一七 松翁ある人に次のように言われた
 
 部下の言葉に耳を傾ける人のところでは、
比較的よく人が育つ。
 
 
もう一つ突っ込むと、
“お客様の言葉”に耳を傾ける人のところでは、
比較的よく人が育つ。
ということですね。
幹部管理者、経営者は部下を通してお客様を知るのです。
お客様の言葉に耳を傾けようとする組織は、
とうぜん人が育つのです。
広ガスたかたはいかが???
 

2010/07/03 松翁論語 (PHP研究所) 7月4日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九一六 松翁ある人に次のように言われた
 
 いい経営には、衆知が集まりやすい。
悪い経営は、衆知が逃げていく。
 
 
悪い経営は、
あっという間に衆知が逃げて生きます。
これは誰も否定しないでしょう。
しかし、
いい経営には、
衆知が集まりやすいが、
集まるとは言い切れません。
松下さんの文章でも言い切られてはいません。
いい経営を作りつつ、
衆知を集める行動もとっていく。
いい経営なくして衆知はありえませんが・・・・・。
 

2010/07/03 松翁論語 (PHP研究所) 7月3日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九一五 松翁ある人に次のように言われた
 
 共産主義も行き詰る。
資本主義も行き詰る。
第三の思想が生まれる時代がやってくるだろう。
 
私はまだピンと来ません、
修行が足りてないのでしょう。
無理やり考えると、
現在の中国でしょうか?
共産主義でありながら、
資本主義的な思想も取り入れ、
今や世界の真ん中にいます。
・・・・・・・が、
単にバブっているようにも見えますし、
人件費が抑えきれなくなれば競争力失うようでもありますし・・・。
うまくのり越えれば、
まさに第三の思想が生まれるのかもしれませんね。

2010/07/02 松翁論語 (PHP研究所) 7月2日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九一四 松翁ある人に次のように言われた
 
 万物の王者たる人間が、
人を殺し、人のものを盗み、
いさかいをするというようなことは、
本来あってはならない。
 
 
人類の歴史は領土争いの歴史。
領土を盗みあい、殺しあってきた。
もちろん、
万物の王者という自覚もなかったことでしょう。
 「万物の王者たる人間」
を人類が意識し始めたら変わるのでしょうね。
松下さんの文章を読んでてそう感じました。

2010/07/01 松翁論語 (PHP研究所) 7月1日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九一三 松翁ある人に次のように言われた
 
 白いものを白いと見ることが大事。
ところが今日の人は、
白いものを白いと見ることができず、
黄色がかって見えるというような、
目の栄養失調になっている。
 
 
これは怖いことですよね。
しかも、
本人にその自覚がないから始末が悪い。
かつての私は「目の栄養失調」だったと思います。
自分の枠の中でしかものを見ようとせず、
完全にサングラスをかけている状態ですね。
私の場合は、
自分がサングラスをかけて生活していることに気づくきっかけは、
ナポレオン・ヒルの「成功哲学」なるものにであったことがきっかけですかね。
その後、
日本創造教育研究所の田舞さん、
武蔵野の小山さんに出会ったことは大きいと考えます。
 

2010/07/01 松翁論語 (PHP研究所) 6月30日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九一二 松翁ある人に次のように言われた
 
 日本の税金は苛斂誅求であるが、
取るほうは誰かというと、
われわれが選挙した政府である。
だから、
苛斂誅求をするのも自分であれば、
されるのも自分、
恨みのもっていきようがない。
そこに民主主義の危険性がある。
 
苛斂誅求(かれんちゅうきゅう)
=税金などをを厳しく取り立てること
 
 
税金はそれなりに苛斂誅求といえそうですが、
保育料、給食費、水道代などを払わない人はけっこういるそうです。
果ては電気代、ガス代、医療費だって踏み倒す。
日本はどうなってしまうのでしょうね。
子供手当てもよいですが、
保育費や給食費を優先したほうがよいのではありませんか?
直接現金を国民に配るほうが票が稼げるのでしょうか?
福祉の名のもとに、
使うことばかりを優先する政党が政府では、
孫やひ孫の時代に日本があるのかないのか。
他人事ではないギリシャの問題・・・・・。
 

2010/06/29 松翁論語 (PHP研究所) 6月29日
松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九一一 松翁ある人に次のように言われた
 
 金づくりに妙案というものはない。
ないのが本当で、
あっては危険である。
 
 
ないことが正しい。
にもかかわらず、
ホリエモンは妙案を思いついたのですね。
やっぱり危険でした。
2010/06/28 松翁論語 (PHP研究所) 6月28日
松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九一〇 松翁ある人に次のように言われた
 
 物価は原則として下がるものである。
大八車からトラックに変われば、
運賃が下がるように、
科学や文化の進歩いっさいが、
物価低落につながるはずだ。
つながらないのはムダがあるからだ。
 
 
世の中を見渡しても、
物価は原則どおり下がり続けています。
がしかし、
原則に反するのが人件費、
中国を見てたらよくわかりますね。
いったん行き着くところまでは上昇します。
現在の中国はバブッてますので、
はじけた後は日本同様原則どおり・・・かな?。
景気が持ち直すと人が足らなくなり、
悪くなり始めると人が余り始める。
企業が繁栄し続けることができるかどうかも、
人次第と言えそうです。
2010/06/25 松翁論語 (PHP研究所) 6月27日
松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九〇九 松翁ある人に次のように言われた
 
 国土が狭いということは、
経済的だということである。
たとえば、
六畳一間であれば、
きちんと掃除して働きに出ることができるけれど、
五百坪の家に住んでいれば、
戸を開けるだけで半日かかかってしまう。
国土が狭いということを、
繁栄の基であると考えたい。
 
 
私流に言い換えると、
   組織が小さいということは、
  伝達速度がはやいということである。
  たとえば、
  6人組織であれば、
  きちんと共有してすばやく行動ができるけど、
  500人の組織で働いていれば、
  ことばの伝達だけで半日かかかってしまう。
  組織が小さいということを、
  繁栄の基であると考えたい。
小さい企業でいいのです。
強い組織の企業であればどこにも負けません。
2010/06/25 松翁論語 (PHP研究所) 6月26日
松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九〇八 松翁ある人に次のように言われた
 
 良心は、
人間の知性によって生み出したものではなく、
人間の本能である。
 
 
なるほど、
放っておいても出てくるわけですね、
“本能”ですから。
無駄な努力はやめて、
どんどん“良心”を出しましょう。
「出さない努力のほうがよっぽど疲れるぞー」
自分に向かって叫んでみました。
2010/06/25 松翁論語 (PHP研究所) 6月25日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九〇七 松翁ある人に次のように言われた
 
 美しいものを美しいと感じ、
人がいじめられていれば気の毒だと感じる。
本来、
良心は放っておいても素直に出てくるものである。
 
 
日本人は
放っておいても素直に出てくる良心を、
なぜ隠すようになったのでしょう。
「素直に出してもいいのです」
という経験を幼いころにしてないからでしょうか?
恥ずかしいと思っているのでしょうか?
・・・・・思っているのでしょう。
・・・・・・私がそうでしたから。
社会に出て色々経験していると、
少しずつ素直になってきたのでしょうか、
最近は少し出せてます。
先日も新幹線で若者に、
「ヘッドホンの音、まわりに漏れすぎてますよ」
・・・・・偏屈おじさんになってきただけかな。
2010/06/24 松翁論語 (PHP研究所) 6月24日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九〇六 松翁ある人に次のように言われた

 
 夢のない人間は、
死せる人間である。
 
 
きつい言葉ですけど、
「ほんとにそうだな」と考えるようになってきました。
不謹慎かもしれませんが、
世界一の長寿国になりましたが、
生かされているだけの人も多いと感じています。
私は、
目標や夢を追いかけているうちは、
生きていたい。
しかし、
生かされている状態であれば、
大きな病気の治療は受けたくないですね。
あくまでも私個人という前提です。
2010/06/23 松翁論語 (PHP研究所) 6月23日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九〇五 松翁ある人に次のように言われた

 
 経営学は、
教えることも習うこともできる。
しかし、
生きた経営は教えることも習うこともできない。
みずから体得するしかない。
 
 
大学で「経営」について学びました。
・・・・・・うそです・・・・・・単位だけはとりました。
頭には何も残っていません。
でも何とか経営しています。
しかし、
再々障害に立ちはばまれています。
家族社員さんを路頭に迷わせるわけには行かず、
・・・・逃げるに逃げれず、
仕方なく、障害に立ち向かい続けています。
振り返って見ますと、
これも、松下さんの言われる、
“みずから体得する生きた経営”の一つなのかなと、
思ったりします。
2010/06/23 松翁論語 (PHP研究所) 6月23日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九〇五 松翁ある人に次のように言われた

 
 経営学は、
教えることも習うこともできる。
しかし、
生きた経営は教えることも習うこともできない。
みずから体得するしかない。
 
 
大学で「経営」について学びました。
・・・・・・うそです・・・・・・単位だけはとりました。
頭には何も残っていません。
でも何とか経営しています。
しかし、
再々障害に立ちはばまれています。
家族社員さんを路頭に迷わせるわけには行かず、
・・・・逃げるに逃げれず、
仕方なく、障害に立ち向かい続けています。
振り返って見ますと、
これも、松下さんの言われる、
“みずから体得する生きた経営”の一つなのかなと、
思ったりします。
2010/06/22 松翁論語 (PHP研究所) 6月22日
松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九〇四 松翁ある人に次のように言われた
 
“こうなるだろう”というのではなく、
“こうあってほしい。こうあるべきだ”
というビジョンを描いて、
それを経営努力によって実現させていく。
いいかえれば、
未来を不確実なものではなく、
確実なものにしていくということ、
それが経営者にとっての真の先見性である。
 
 
自身を振り返ってみると、
“こうなるだろう。こうなればいいな”
のうちは行動がともないませんでしたね。
“こうする。こうならなくては”
と決意すると行動に移すようになってきました。
これまでに色々手を打ちながら試行錯誤してきましたが、
真の先見性への道のりは遠く険しいものですね。
どんなに遠く険しくても、
私はあきらめも悪いのです。
2010/06/21 松翁論語 (PHP研究所) 6月21日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九〇三 松翁ある人に次のように言われた
 
 この世に存在する一切のものでも不要なものはない。
どのような悪人でも、どのような毒物でも、
使い方と処置の仕方によっては、
全部役に立つ。
 
 
言われてみて、
心を清くたもてばそう考えるのです。
“使い方と処置の仕方”ですべて決まると感じます。
しかし、
人間が小さく感情に振り回されながら生きているのも事実です。
人間ですから感情が優先するのは当たり前ですが、
もっと大きい価値観で、
つねに安定しているような、
そんな人になりたいものです。
2010/06/21 松翁論語 (PHP研究所) 6月20日
松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九〇二 松翁ある人に次のように言われた
 
 日本には山や渓谷、
海や川、あらゆる景観の美がそろっている。
声にたとえれば、
ただ単にいい声というだけでなく、
七色の声をもっているようなものである。
 
 
なるほど、
このたとえはよくわかります。
・・・・・しかし、
最近の若い人の歌はよくわからない。
年とともに感性が鈍っていくのかな?
・・・・・・、
そのせいだけではないな、
・・・・・・・・元々鈍いもんな。
尺八何年のやってるけど、
やればやるほどセンスのなさに気づきますもの。
・・・・・けど続けますよ。
2010/06/21 松翁論語 (PHP研究所) 6月19日
松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九〇一 松翁ある人に次のように言われた
 
 死後の世界は、
現世に生きる人間がこれを認めるのであって、
あるかないかは別の問題である。
あると認めていくほうがより深い人間生活ができる、
現世にプラスするとして、
死後のことを考えているのである。
そこに人間の深さがある。
 
 
「あるとしたら」
を前提にし思考していくと、
想像が広がっていきますよね。
成功している経営者の話や著書の中にも、
私の価値観では理解できないことが出てくることがあります。
そんな時、
「私が知らなかっただけでそれは正しいのだ」
ということを前提にして思考していくのです。
仮説を立て検証してみたり、
シュミレーションしてみたり、
あーでもない、こうーでもない、
そうかもしれない、たぶんこれだ。
などとやっているうちに、
価値観が広がっていたりするのです。
私にない価値観だからこそ、
私にとって大切だったりしますよね。
2010/06/18 松翁論語 (PHP研究所) 6月18日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
九〇〇 松翁ある人に次のように言われた
 
 外交が必要な国ほど、よくない国である。
日本の言うことはつねに正しい、
信頼できる国だとなれば、
みんな日本のいうとおりにしてくれるから、
外交は必要でなくなってくる。
 
 
“広ガスたかた”が目指しているのは正にこのことです。
 
  外交が必要な企業ほど、よくない企業である。
  “広ガスたかた”の言うことはつねに正しい、
  信頼できる会社だとなれば、
  みんな“広ガスたかた”のいうとおりにしてくれるから、
  外交は必要でなくなってくる。
 
現在の“広ガスたかた”は、
たくさんの外交の中で何とか成り立っているのが現実。
目指すは正真正銘の“よい企業”です。
2010/06/17 松翁論語 (PHP研究所) 6月17日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八九九 松翁ある人に次のように言われた

 
 宇宙は規則正しく活動している。
その活動は衰退ではなく、生成発展である。
したがって、
その中の人間もまた、日に新たであり、
生成発展しなければならない。
それが原則である。
 
 
仏教では“諸行無常”といいますね。
松下さんの著書のなかに度々出てくる言葉、
「日に新た」「生成発展」
私は、この言葉が出てくるたびに、
心が洗われる気がします。
5月30日、
2度目の四国八十八ヶ所をスタートさせました。
(今回もバイクです)
一度目はもう10年以上前にスタートし、
連続の休みがとれたときに四国に渡るのですが、
終えるのに4年くらいかかりました。
数年の時を越え、念願かなって・・・・・・?
腹をくくってかな?
いざ一番寺「霊山寺」へ。
今回のテーマは、「ゆっくり確実に」。
ベンチに腰掛、
森信三先生の“終身教授録”を読みながら、
じっくりとまわりはじめました。
歩く人よりはるかに遅く、
3番寺「金泉寺」までで終了です。
ベンチは暖めましたよ。
前回17番寺まで一気に昼食も取らず駆け足でまわり、
駐車場に着いたとたんにバイクを支えきれずコケちゃっいましたので・・・。
何の修行してんだか・・・・・。
2010/06/16 松翁論語 (PHP研究所) 6月16日

 

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八九八 松翁ある人に次のように言われた
 
 宇宙の動きには何の狂いもない。
狂いのあるのは、人間の心である。
人間の心がたえず動じているのである。
 
 
そうですよね、
人間はいつも自己中心的なんですよね。
常日ごろそう考えているわけではありませんけど、
いわれてみるとそう思います。
なんせ、あの太陽を動かしてしまいますもん。
“東から昇って西に沈む”
・・・・・・地球が回ってるのです。
人間の当たり前は、大宇宙の非常識。 
だから松下さんは“宇宙根源の法則”と言われているのですね。
2010/06/16 松翁論語 (PHP研究所) 6月15日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八九七 松翁ある人に次のように言われた

  
 千差万別という言葉があるが、
人間の心は千差万別どころか万差億別といってよい。
だから、
教育も千差万別ではない、
万差億別の教育をしなければならない。
一律にやっていては、
人は決して育たない。
 
 
基本は、千差万別、万差億別ですね。
基本としては押さえている。
教育しようとすると実は押さえ切れていなかったことがよくわかる。
必ず、感情的になっちゃいますもん。
本当に押さえていららそうはならないのでしょう。
・・・・・しかし、
私たちは教育者の立場もあるが、
本職は経営実務者。
教育に没頭して社員さんを不幸にするわけには行かない。
・・・・・・・難しいところですよね。
ここにでもバランスは大切なのですね。
2010/06/13 松翁論語 (PHP研究所) 6月14日
松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八九六 松翁ある人に次のように言われた
  
 世界では、繁栄が回っている。
エジプトからローマに、
そして、ヨーロッパ全体に広がって、
次にアメリカに移った。
次の繁栄は日本にくるアジアにくる。
その繁栄を受けて立つだけのものを、
今から用意しておかなければならない。
 
 
20世紀にはそういわれてましたね。
21世紀は「日本」「アジア」の時代がくると。
ふたを開けると「中国」「アジア」の時代のようです。
しかし、
中国繁栄の基になるのは「日本の技術」と今も言われています。
松下さんの言葉を借りると、
日本にはおごりがあり、
用意を怠ったのかもしれません。
が、
21世紀もまだ最初の10年がすぎたところ、
まだ90年近く残っています。
90年といえば3世代、4世代と世代交代が続くのです。
21世紀の日本の基を築くのは私たちの世代と考えることもできますね。
これからです。
2010/06/12 松翁論語 (PHP研究所) 6月13日
松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八九五 松翁ある人に次のように言われた
  
 政治家は尊敬されるべき人である。
政治家を軽視する国でうまくいったところはない。
 
 
・・・・・日本でしょうか?
たしかに政治家も“正しい未来”を優先しているとはおもえませんが、
国民も、“目先よければそれでよし”的なとこもありますね。
そもそも“尊敬”という言葉そのものを聞く機会が少なくなっているような気がします。
まずは、
“尊敬”という言葉をたくさんつかう国にならなくてはならないのかもしれません。
学校教育の中に、
尊敬、秩序、謙虚、素直などの言葉をどんどん登場させるといいのかな?
これって道徳教育?
2010/06/12 松翁論語 (PHP研究所) 6月12日

 

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八九四 松翁ある人に次のように言われた
  
 東京でも大阪でも、
ごみの放出量は増加の一途をたどっている。
けれど、
ゴミの山はお金の山である。
あのゴミが三分の一になれば、
物価は下がってくる。
 
 
松下さんはやっぱり神様です。
何十年前の言葉かは知りませんが、
今やリサイクルは社会の当たり前。
作るだけではだめだと言うことがやっとわかってきて、
テレビや冷蔵庫などの家電を処分するときには、
リサイクル料を支払ってリサイクル券を張ることになってます。
最近見かける、
「家電引き取り0円」という怪しげな商売。
海外へ輸出してるのだそうですけど、
一部は北へ流れてたりするのかな?
なんせゴミの山は宝の山ですから。
ヨーロッパへ行くともっと顕著です。
住んでる家は歴史があるほどよいのです。
“簡単に言うと、古いほどえらい”と言う話ですね。
日本でも最近やっと家のリサイクル?っていうのかな、
中古住宅をきれいにして販売する。
そうあるべきですよね。
・・・・と思いますよ。
2010/06/10 松翁論語 (PHP研究所) 6月11日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八九三 松翁ある人に次のように言われた
 
 九歳で奉公に出たが、
それから二十歳ぐらいまでの生活が、
自分の魂をつくりあげるひとつの道場であった。
 
 
自分にとっての苦しいかった時代と言うのは、
ふり返ってみると“魂がもっとも育そだった”と実感するのでしょうね。
もうひとつ、
魂が育つ年齢とうこともあるのでしょう。
歳を重ねてからは魂が育たないとはいいませんが、
育ちにくいことは間違いありません。
年齢に即した経験をすることは、
健全な魂を育てていくことにつながるのでしょう。
小学生には小学生の、
中学生には中学生の、
高校生には高校生の、
大学生には大学生の経験があると思うのです。
2010/06/10 松翁論語 (PHP研究所) 6月10日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八九二 松翁ある人に次のように言われた

 
 三人の賢者が寄っても、
よい仕事はできない。
賢人は一人でよし。
あとは凡人であるほうがうまくいく。
これは人間の原則である。
 
 
確かに原則ですね。
“共同経営”でうまくいった例を見ません。
これまでの仕事で、
息がピッタリ合っていた仲であっても、
共同経営するとどこかで意見が合わなくなります。
20年位前、会長も同じことを言っていました。
当時は私は、
「そんなことないだろう」と思っていましたが、
現実を見続けてたら見事なまでに当てはまってました。
“船頭多くして、船山に登る”
ことわざ通りです。
2010/06/09 松翁論語 (PHP研究所) 6月9日

 

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八九一 松翁ある人に次のように言われた
 
 学者は過去を分析し、
それによって将来はこうなるだろうと予測する。
しかし、
経世家ならば、
人間の幸福のために、
“こういう世の中をつくろう”と考える
 
経世家(けいせいか)=世の中を治める人。政治家。
 
 
考えてるのかなー。
参議院選挙の票のことは考えながらの政策に見えますが・・・・。
鳩山さんのCO2、25%削減の発言は、
経世家としてのものかと思ってましたが、
その後の発言と行動は、
それを感じさせてくれるものではありませんでした。
菅さんの方針は
“こういう世の中をつくろう”を感じるものではありますが、
政党政治という現実を背負ってもいますし・・・・・・どうでしょう。
経営者も、
世の中を納めてはいませんが、
経世家としての志はしっかりと持っていたいものです。
やはり・・・・現実も背負ってますが。
2010/06/08 松翁論語 (PHP研究所) 6月8日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八九〇 松翁ある人に次のように言われた
 
 人間というものは、
神様ではないからみんな迷っている。
自分の迷いは、
迷いのとおり人に話して、
安心の道を求めるのがひとつの姿である。
 
 
私はいつも迷いまくっています。
この数年は、
「迷いのとおり人に話して、
 安心の道を求める」
と言うことがやっとできるようになってきました。
それまでは、
一人で胃に穴を開けながら解決の道を模索していました。
先輩経営者に相談することもあったので、
完全に一人と言うわけではありませんね。
今ふり返るとそれはそれで良かったとも思います。
たくさん悩んで、
たくさんやってみて、
たくさんの失敗をして、
成長してこれたという実感もあるからです。
経営者として“後ろのない崖っぷち”を常に感じていたから逃げ出さなかったのでしょう。
・・・・・これからも続くのですが。
今は「安心の道」にも気づいてますので、
以前ほど苦しまなくてすみそうです。
2010/06/07 松翁論語 (PHP研究所) 6月7日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八八九 松翁ある人に次のように言われた
 
 「好きこそものの上手なれ」というが、
やりたいと考えている人にやらせるのがよい。
 
 
やりたいと考えている人にやってもらうことは、
本当に安心してお任せすことができます。
・・・・・・・ただ、
“やりたいと考えている”には、
何段階ものレベルがありますよね。
以前「マネーの虎」と言う番組をやっていました。
お金を投資してほしいと言う出演者は、
みんな“やりたい”と考えていますが、
虎たちは誰にでも投資してくれません。
本物の“やりたい”には、
目的や計画がはっきりと見て取れます。
勢いだけの「本気のやりたい」に、
本物は動かされませんね。
2010/06/05 松翁論語 (PHP研究所) 6月6日
松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八八八 松翁ある人に次のように言われた
 
 地位を与えれば、
必ずそれを裏書するような物資を与えなければならない。
そうすると、
その権力は正当に行使される。
ところが、
地位を与えて物を与えないと、
その権力は濫用(らんよう)される。
 
 
そもそも濫用しそうな人に地位を与える、
お馬鹿な社長は論外ですが、
“与えてしかるべき人でも濫用するようになる”ということですね。
地位を与えて物を与えすぎると我がままになり、
地位を与えて物を与えないと権力を濫用する。
「地位を与えなければよい」
もちろんそんな話ではありません。
行き過ぎて、線を越えては反省し、
戻りすぎ、線を越えては反省し。
一生線をさがしながら修行は続くのでしょう。
2010/06/05 松翁論語 (PHP研究所) 6月5日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八八七 松翁ある人に次のように言われた
 
 困難に直面し、
身を切られるような思いに悩みつつ、
勇気を鼓舞してやってきた。
崩れそうになる自分を自分で叱りつつ、
必至で頑張るうちに、
知恵才覚というものが必ず浮かんできた。
 
 
この文章を読んでると涙が出てきます。
・・・・松下さんでもそうされてきたのですね。
私なんかが苦しむのは当たり前のことです。
でも何とかここまで来ることができました、
これからも理念、理想に向かい、
一歩ずつ確実に歩みつづけます。
はってでも進みます。
2010/06/04 松翁論語 (PHP研究所) 6月4日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八八六 松翁ある人に次のように言われた

 
 世間というものは甘くない。
世間の目は神のごとしである。
特定の人はだませても、
世間の大衆をだますことはできない。
自分はそうした考えを胸にもち続けている。
 
 
私もそうした考えをもち続けています。
・・・・・から、心が痛みます。
お客様をだましているつもりはありません。
しかし、
結果的には“だましてしまう”ような仕事をしてしまうことが、
残念ですがあります。
しかも、
ごくわずかとはいえない数です。
もちろん誠意を持って対応させていただいております。
お客様の満足度アップをめざして、
反省を繰り返す日々が続きます。
地域密着日本一を目指し、
お客様満足を確実に向上させていくことを改めてて誓います。
2010/06/03 松翁論語 (PHP研究所) 6月3日

 

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八八五 松翁ある人に次のように言われた
 
 商売というものは、
売るほうも買うほうも、
双方が喜ばなければならないものである。
 
 
買うほうに喜んでいただくのは簡単なことです。
どこよりも安くすればよい。
乾電池を買っていただいたお客様に、
3Dテレビをオマケでつけたらもっと喜ばれるかもしれません。
簡単でしょ。
会社が倒産した後、
お客様が困ることを除けば・・・・・・・。
「リフォームしたけど会社が倒産して保証してくれない」とか、
「リフォーム途中で倒産して工事が完成してない」
などという相談を受けることもあります。
買っていただいた商品を使い続けていただく限り、
責任を持つことが販売する側の使命。
勝手に倒産してはいけません。
双方が喜ぶバランスが大切なのですね。
・・・・そこは、経営者の責任が最も問われるところですね。
2010/06/02 松翁論語 (PHP研究所) 6月2日

 

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八八三 松翁ある人に次のように言われた
 
 欲望は無限である。
尽きることの無い欲望が存するかぎり、
よりよい製品に対する需要が必ず生まれる。
 
 
この欲望をマリナーズのイチローは“理想”と表現してますね。
イチローは“目標”と“理想”という言葉を使い分け、
“理想”に近づくためのステップを“目標”と言ってます。
目標を達成しても、
理想に近づくために次の目標を設定しストイックに努力する。
だからイチローの技術は今も向上し続けているのですね。
努力する鈍才はけっこういます。
いい加減なところで加減する天才も多い。
努力し続ける天才は多くないですね。
松下さんの言われる通りです。
2010/05/31 松翁論語 (PHP研究所) 6月1日
松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八八三 松翁ある人に次のように言われた
 
指導者とは、
責任をとるということである。
責任をとれない者は、
指導者たる資格は無い。
 
 
広ガスたかたは、
“責任をとれる者”が増えてきましたね。
以前だと、
上司がクレームから逃げてる場面も見かけましたが、
今は責任とってますねー。
どこをとってもいい会社とは言いませんが、
“ここ”を取ればいい会社になって来たかもしれません。
“ここ”を増やしていけば本物のいい会社になりますねー。
わくわく気分。
2010/05/31 松翁論語 (PHP研究所) 5月31日
松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八八二 松翁ある人に次のように言われた
 
 光明のないところに光明を見いだそう。
そのためには、
心眼を開き、
肉眼では見えない光明を見ることである。
 
 
私のような凡人は、
肉眼では見えない光明をさがすより、
肉眼で見ようとしていなかった、
枠の外から探すことが早そうです。
業界の組合活動に力を入れるのもいいが、
井の中の蛙になってしまいます。
案外見ようとしていなかっただけで、
光明があっちこっちにあったことに気づいたりします。
このあたりから始めて、
悟れてきたら心眼を使ってみましょうか。
2010/05/28 松翁論語 (PHP研究所) 5月30日
松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八八一 松翁ある人に次のように言われた
 
 厳しさというものを十分意識し、
認識しつつ、
基本的には楽観していこう。
そうでないと精神が萎縮(いしゅく)する。
 
 
厳しさというものを十分意識してから、
認識してから、
楽観するのです。
それができてないうちに楽観に入っているので、
実は、実は、
単なる楽観人生を歩むのです。
どこかの時点で一度、
しっかり萎縮するほど、
厳しさというものを十分に十分に意識し、
認識する経験があったほうがよいです。
楽観するのはそれからですよ。
・・・・と言い聞かせる私。
2010/05/28 松翁論語 (PHP研究所) 5月29日
松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八八〇 松翁ある人に次のように言われた
 
 一日の遅れは一年の遅れ。
一歩一歩先手を打っていかなければならぬ。
 
 
一日の遅れが一年の遅れになることに気づいてない人が多すぎるのです。
一日の遅れなんてすぐ取り戻せると思って、
一日休み、二日休み、三日、四日・・・・・・、
気づいてみれば大き過ぎて取り返しがつかない。
・・・・・・私のことか?・・・・・。
だから知ってる人は、
常に一歩先を行こうとするのですね。
2010/05/28 松翁論語 (PHP研究所) 5月28日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八七九 松翁ある人に次のように言われた
 
 軍師と大将を兼ねれば、
どうしてもスケールが小さくなる。
だから、大将は軍師でないほうがいい。
軍師を百人ほど使えば、
偉大な作戦ができる。
 
 
軍師の意味からすると少しずれるのですが、
わかりやすいと思うのであえてこう表現してみます。
 作業者と管理者を兼ねれば、
 どうしてもスケールが小さくなる。
 だから、管理者は作業者でないほうがいい。
 作業者を百人ほど使えば、
 大きな仕事ができる。
2010/05/27 松翁論語 (PHP研究所) 5月27日
松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八七八 松翁ある人に次のように言われた
 
 国民の間に不信感の高い国ほど能率は上がらない。
不信感でお互いが喧嘩(けんか)をしていれば、
経済も不経済になってくる。
 
 
私が小さいころなんて、
町中の家の鍵は開けっ放し。
食卓の上に財布まで置きっ放しなんてことも。
日本のどこかで殺人事件なんてあった日には、
ニュースや新聞は大騒ぎ。
だから日本経済は成長していったのでしょうね。
今の日本が不経済に落ち込んでいくのは至極必至。
2010/05/26 松翁論語 (PHP研究所) 5月26日
松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八七七 松翁ある人に次のように言われた

 
 世間というものは正しい。
だから、世間を見ていれば、
それにどう答えるべきかがわかってくる。
 
 
「世間は正しい。…と思うよ」
と松下さんは言われていたそうです。
パナソニックの永久客員木野先生から聞きました。
戦後、松下電器がGHQの財閥解体の財閥指定を受けていた時代の話しだそうです。
松下電気は何とか財閥指定を逃れましたが、
そのような時でさえ、
「世間はただしい」を前提に物事を考え行動されていたのです。
木野先生は、
「…と思うよ」というのは、
「たぶん自分自身に言い聞かせていたんだと思いますねー」
というお話も付け加えておられました。
2010/05/26 松翁論語 (PHP研究所) 5月25日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八七六 松翁ある人に次のように言われた
 
 生きがいは、無限にある。
 
 
何を選択するか?
無限です。
しかし、
あれにもこれにも手をつけ、
結局定まらない。
これはぜひとも避けたいところ。
 

2010/05/24 松翁論語 (PHP研究所) 5月24日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八七五 松翁ある人に次のように言われた
 
 幸福感というものは、
その人その人によって違うが、
結局、自分でつくり出すしかしかたない。
 
 
何が幸せかという価値観のことですね。
企業の価値観は経営トップの経営観が影響します。
個人の価値観は本人の人生観。
社会に出てからは仕事の中で人生観を深めて行きますが、
人間ですから企業の価値観=人生観というほど、
すべてをゆだねるこというは考えにくい。
やはり我をもつ個人ですものね。
最後は、
自分の人生には我が価値観。
ということですね。
ストイックにならない程度に、修行、修行。
2010/05/22 松翁論語 (PHP研究所) 5月23日
松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八七四 松翁ある人に次のように言われた
 
 笑顔のサービスがいちばん金もかからず、
他人に喜びを与えることができる。
 
 
安芸高田市NO1の笑顔の挨拶を目指しています。
ただし現状は、
会社の来られたときの挨拶がめいっぱい・・・・。
言ってしまえばたかが笑顔の挨拶。
社を上げて取り組み始めて一年半になりますが、
笑顔の挨拶だけのテーマにもかかわらず、
進むほどに課題がたくさん見つかります。
そしてあらたな取り組み。
この連続ですね。
たかが挨拶、されど挨拶。
とても奥が深いと感じています。
2010/05/22 松翁論語 (PHP研究所) 5月22日
松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八七三 松翁ある人に次のように言われた
 
 人為でおこった社会現象は、
必ず人為で消すことができる。
 
 
物理的にはかならずできますね。
しかし、
心理や感情が入るからややこしい問題になってしまいます。
現政権を握る民主党を見てても、
やらなくていいようなものをマニフェストにかいたからと無理して進め、
逆に必要なものは消しゴムで消そうとしている。
物理的にはできることなので、
感情をいかに調整するかですね。
2010/05/21 松翁論語 (PHP研究所) 5月21日
松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八七二 松翁ある人に次のように言われた
 
 一歩だけ先を見ればいい。
三歩も四歩も先を見ようとすると失敗する。
 
 
十歩先だけ見て一歩先を見なければ、
     石につまずいたり穴に落ちたりします。
十歩先を一度も見ずに一歩先だけを凝視してると、
           頭をぶつけたり方向を間違えたりします。
十歩先の大きな志(理想)が描けたら一歩先を見ながら前進するのですね。
 
☆☆★★_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
 広島ガス高田販売株式会社
                住吉 峰男
 TEL:0826-42-3331  
 FAX:0826-42-3445
 携帯:090-6836-2701
 
http://hirogas-t.co.jp/
 
isaribi@bronze.ocn.ne.jp
2010/05/20 松翁論語 (PHP研究所) 5月20日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八七一 松翁ある人に次のように言われた
 
 調和しつつ進歩すること。
あくまで調和が先にあるのであって、
進歩が先にあってはいけない。
 
 
“納得”が先にあるわけではありません。
「しかたなくやると決める」これも調和です。
武蔵野の小山さんからご指導いただきました。
ここを勘違いするから、
多くの組織は混乱するのですね。
2010/05/19 松翁論語 (PHP研究所) 5月19日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八七〇 松翁ある人に次のように言われた
 
 芝居では、
殿様になる人と侍従になる人とがあり、
役者としてはむしろ偉い人が、
芝居の場では侍従になることもある。
人間社会も、
一種の芝居をしているようなものである。
人間の等差というものは本質的にはありえない。
 
 
人間はすべての人類みな平等なのですね。
戸締り用心、火の用心
「人類みな兄弟」
「一日一善」
・・・・・故人、笹川良一氏のフレーズを思い出します。
勘違いをしてはいけないことは、
本質的に等差はないということです。
残念ですが、
等差の無い人間ですが人生の過程において、
先日の松下さんの論語にあった、
「なすべきをなし、
 なすべからざるをなさない」
やりつづけた人とそうでない人、
結果に差がつくのはいたし方の無いところですね。
2010/05/18 松翁論語 (PHP研究所) 5月18日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八六九 松翁ある人に次のように言われた
 
 自分の生涯を考えてみれば、
不思議なことにあらゆることがプラスになっている。
貧乏したことも、
学問がなかったことも、
体が弱かったことも、
不幸だと思ったことでも、
みんなプラスになっている。
 
 
過去をふり返るとそうですね、
今あるのは過去の経験のおかげ。
松下さんが言われるように、
いい事も、わるい事も、
プラスになっていると考えることができます。
しかし、
まだわからないのは将来のこと。
でも、これまでの経験から、
今かかえている多く悩みは必ず成就し、
プラスになったと言えると信じることができる。
これまでがそうだったから、
これからもそうだと。
・・・・・・今の瞬間はけっこう苦しんでたり、
悩んでたり、寝れなかったりもしますけどね。
精神的に病んで朝起きれないなんてことも。
2010/05/17 松翁論語 (PHP研究所) 5月17日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八六八 松翁ある人に次のように言われた
 
 何もしない平凡ではいけない。
なすべきをなし、
なすべからざるをなさないという平凡、
それが大事。
 
 
最近は“究極の何もしない平凡人生”を送る人もけっこういる。
だから日本の社会はおかしくなってきたのかな。
“ニート”と呼ばれる人たちもそう。
「朝になったら起きる」
「夜になったら寝る」
「朝、昼、夜、食べる」
こんな生理的なことすらなされてないんだもの。
鳩山さん、
政権とっちゃったから無理なマニフェストで首締めてますけど、
日本の将来を考えると、
まずはこちらの対策を何とかしてくださいよ。
“ゆとり教育廃止”は支持してます。
2010/05/15 松翁論語 (PHP研究所) 5月16日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八六七 松翁ある人に次のように言われた
 
 不平をもって暮らすのも不幸であるし、
あまり満足して暮らすのもよくない。
やはりその中庸を行かなければならない。
 
 
どこが中庸か?がむずかしい。
「ここ」って印が無いもの。
行き過ぎてふり返ってみたら行き過ぎたと気づく。
行き過ぎてもふり返らない人は、
どこかに落っこちるまで気づかない。
小さい穴なら取り返しもつくが、
ならくの底まで続く穴かもしれない。
再々ふり返りながら足元を確認しましょう。
どこかに「ここ」って書いてあるかもしれないから。
2010/05/15 松翁論語 (PHP研究所) 5月15日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八六六 松翁ある人に次のように言われた
 
 本能は動力、理性は舵(かじ)。
 
 
“精力”は本能です。
“女好き”とでも言いましょうか?
「“精力”の弱い人間は成功しない」
「女好き、遊び好きの人間でなければ成功しない」
と言い切っている本もあります。
実は多くの成功者も共通して言ってます。
しかし、成功するのは、
ただの“女好き”“遊び好き”の人間ではありません。
本当にそのまま生きてたら、
人生どこかの時点でドロップアウトしちゃいます。
ちゃんと成功する人間は、
舵(理性)をもった“女好き”“遊び好き”だそうですよ。
舵とはうまく立ち回るではなく、
線を決めてあることが大切なのです。
2010/05/14 松翁論語 (PHP研究所) 5月14日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八六五 松翁ある人に次のように言われた
 
 人間の本質は、
悪でもなく善でもなく、
白紙と考えられる。
その白紙に人間の五感で色をつけていく。
赤い色をつけられる者もあれば、
黒い色をつけられる者もある。
けれどそれは人間の本質とは違う。
のちに人間の感情によってつけられたものである。
 
 
「ふっ、ふっ、深っかいわー」
(ハウスコクマロの室井滋で書いてみました。
人間は真っ白。
生い立ちの中でいろんな色に染められていくのですね。
先日、
ものまね芸人コロッケがテレビ番組で話をしてました。
「14歳のとき右耳の聴力がほとんど無くなり、
 目で観察し頭の中で空想する習慣ができました。
 じっと見てたら、
 森進一がニワトリに見えたり、
 五木ひろしがロボットに見えたりするので、
 そのままものまねの中にとりいれ現在の芸風ができあがりました」
これは善悪の紙とは違うお話ですが、
生い立ちの中でつくりあげたり、
磨いてきたりしたものをどういかすかで、
人生の後半に差し掛かるころには、
大きな差になってしまうようです。
しっかり子育てしましょう。
私も家の子と、
会社の子の子育て真っ最中です。
家の子供は社会に出るまで、
会社の子供は社会に出てからの違いはありますが。
2010/05/13 松翁論語 (PHP研究所) 5月13日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八六四 松翁ある人に次のように言われた
  
 悟りとは、
真実の姿を知ることである。
 
 
“すんばらしい”
(所ジョージ調で書いてみました)
そういえば私のまわりに、
しょっちゅう悟ってる人がいます。
彼はどんな真実にたびたび出会ってるのでしょう?
真実が渦を巻いて鳴門海峡に吸い込まれているのでしょうか?
真実が行ったり来たりして答えが出ないままなのでしょうか?
・・・・・・ではありませんね。
真実と思ったことが実はまだまだ浅く。
掘り下げてみると、
もっと奥に真実があったのです。
さらに奥にもっと深い真実があったのです。
宇宙根源の法則はとてつもなく広く、
そしてとてつもなく深いのです。
一つ一つゆっくり確実に手で探りながら掘って行きます。
2010/05/12 松翁論語 (PHP研究所) 5月12日
 
松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八六二 松翁ある人に次のように言われた
 
 最高の国は、
いちばん繁栄し、
いちばん平和であり、
いちばん幸福な国である。
しかし、
その国をとってみても、
やはり悪人はいる。
ただその比率が適正だということである。
悪は絶対にならないことを知らなければならない。
 
 
最後の行は編集ミスかな?
「悪は絶対になくならないことを知らなければならない」
だと私はしっくりします。
共産主義って言うのはある意味、
最近何度も登場する“絶対の善”だと思います。
しかし現実は、
貧富の差が激しすぎるなんてものではない。
上のほうが権利を牛耳りやりたい放題になってしまっている。
それなら勝手にバランスの取れてくる、
自由主義がよいのか?。
・・・・過ぎると平均主義になり、
能力低下が起こり始める。
やっぱりバランス。
しかし絶妙のバランスというものは、
瞬間瞬間でつねに動いているから、
誰も「ここだ」と教えてはくれない。
2010/05/11 松翁論語 (PHP研究所) 5月11日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八六三 松翁ある人に次のように言われた
 
 生死について、
思い悩んではならない。
悩んではならないことを悩んでいるということは、
夜空の星がきれいだから取りたいと悩んでいるのと同じことである。
それほど愚かなことはない。
 
 
現在、このことについて悩むことは無いなー。
昔は瞬間的ですがあったかもしれない。
昔から記憶装置の性能は悪かったが、
さらにそれも壊れてきたので記憶が薄い薄い。
しかし、
若いときはつまんない悩みが多いからなー。
年とってくると悩みの質が変わってくるから生死で悩んでるひまがない。
単にノー天気なだけかな?
2010/05/10 松翁論語 (PHP研究所) 5月10日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八六一 松翁ある人に次のように言われた
  
 いくら自分が真剣にものを言ったとしても、
それを聞かない人が必ずいる。
そのことを知らずして、
ものを言っているのであれば、
うかつ千万というほかはない。
 
 
大きく2タイプ。
人の話を聞かないと怒り出すタイプ。
聞いていようがいまいがマイワールドにひたり話するタイプ。
・・・・・・・・誰ですかこの文章読みながら、
「両方住吉さんだ」って言った人。
・・・・・あなたは正しい。
2010/05/09 松翁論語 (PHP研究所) 5月9日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八六〇 松翁ある人に次のように言われた
 
 人間には、
限りない繁栄、平和、
幸福が原則として与えられている。
 
 
やることやってれば、
みんな繁栄し、平和で、幸福でいれるということですね。
なのになぜ世の中は・・・・・・。
簡単です、
やることをやっていないだけのこと。
さぼったり、
楽して儲けようとしたり、
誰が考えてもありえないことを、
あえてしようと無理するからです。
・・・・でもこんな簡単なことが案外難しい。
知ってる人が20%
行動に移す人が4%
継続する人は0.8%
だそうです。
2010/05/08 松翁論語 (PHP研究所) 5月8日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八五九 松翁ある人に次のように言われた
 
 繁栄の軌道は、
バランスの軌道である。
繁栄を実現していこうと思えば、
あらゆる面でバランスとらねばならない。
 
 
先日も書きましたが、
広ガスたかたの理念“健善”は、
松下さんの言われる“絶対の善”のことです。
“絶対に善”はこの世に無いとも言われています。
ゆえに、
現実の世の中では、
“絶対の善”を目指しながらも、
少しの悪をおりまぜながらバランスさせていかなくてはならないのでしょうね。
毎日車に乗る仕事をしている人で、
たった一度もスピード違反や他の交通違反を犯していない人はまずい無いでしょう。
捕まったということではありませんよ、
20キロ制限の道を21キロ以上で走ったり、
停止線を越えて止まったりということです。
2010/05/05 松翁論語 (PHP研究所) 5月7日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八五八 松翁ある人に次のように言われた
 
 人間はみずから自分の環境をつくることができる。
しかし、他の一切のものは、
みずからの力で環境をつくることはできない。
だから、人間は宇宙根源の力の代行者である。
 
 
このお話は、
パナソニックの永久客員である、
木野親之先生がよくされてます。
最初に聞いたときには正直ピンときませんでした。
その後何度か聞かせていただく機会がありましたが、
この文章を読み久々に思い出しました。
思い出すと同時に、
とても附に落ちています。
社会を良くするも悪くするも人間、
地球を美しくするも汚すのも人間。
ですね。
2010/05/05 松翁論語 (PHP研究所) 5月6日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八五七 松翁ある人に次のように言われた
 
 精神的に豊かなだけの社会ではない。
同時に物的にも豊かな社会をつくらねばならない。
そういう社会が真に豊かな社会というのである。
 
 
物があふれている現代では、
物的豊かさは満たされた観がある。
ゆえに、
世は精神的豊かさばかりを求める風潮がある。
しかし、
よく考えていただきたい。
現在ものがあふれているのは、
一世代前の先輩の苦労と努力の成果なのだ。
私たちが今、
精神的豊かさばかりを求め、
目先の豊かさを求め、
次代の物的豊かさのための努力を怠ったとしたら、
日本の未来はどうなってしまうのか。
想像するのも怖い。
が、現実は着々と向かっていると思っている。
私だけなのでしょうか?
2010/05/05 松翁論語 (PHP研究所) 5月5日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八五六 松翁ある人に次のように言われた
 
犠牲は知恵なき姿である。
もし次代のために犠牲になることが正しければ、
すべての時代の人は、
みな次代のために犠牲になることになる。
そうすると、
人の世は犠牲の連続になる。
これは決して尊ぶべきことではない。
 
 
3月の終わりに、
4月入社の3名と鹿児島の知覧に行ってきました。
「ほたるになって帰ってくる」
のエピソードで有名な鳥濱トメさんの富屋旅館に泊まり、
三代目の女将さんのお話を聞かせていただきました。
次代のために犠牲になることは正しくありませんが、
時代背景のなかで彼らは次代のために犠牲になったのです。
これはとても尊いことです。
しかし、繰り返すことは松下さんが言われるように、
決して尊ぶべきことではありません。
しかし、
現在があるのは彼らのおかげでもあることを思うと、
感謝せずにはおれません。
2010/05/04 松翁論語 (PHP研究所) 5月4日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八五五 松翁ある人に次のように言われた
 
 松の木とわれわれ人間とは非常な差異がある。
しかし、見方によれば、これは同等である。
我になきものを彼はもっている。
彼になきものを我はもっている。
こう観じれば、そこに平等観が成立する。
ましてや人間どうしはいっそう平等である。
仕事の役割は違っても、
基本的に人間の間に尊卑はない。
ともに尊いのである。
 
 
基本ですね。
しかし、
ここから発展していった応用の部分だけを見て、
同等、平等であることを見失います。
再々ふり返り基本を確認しなくてはならないなと、
反省させられます。
2010/05/04 松翁論語 (PHP研究所) 5月3日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八五四 松翁ある人に次のように言われた
 
 天皇制は日本の宝である。
日本に天皇制があるということは、
プラスになっても、
マイナスにはならない。
 
 
何も問題ないですよね?
何かあるようでしたら、
知識不足の私に教えてください。
別な問題はよく知ってます。
「ゆとり教育」
これは日本をだめにしましたね。
遅まきながら、
今年から全面的に見直しているようです。
2010/05/01 松翁論語 (PHP研究所) 5月2日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八五三 松翁ある人に次のように言われた
 
 蒸留水は水として最も純粋である。
しかし、蒸留水には味がない。
あらゆる要素を含んだ自然の水のほうがうまいということを知らなければならない。
 
 
本当に味がないんです。
一度試してみてください。
車のバッテリーに使うバッテリー液、
もちろん希硫酸の入っていない純粋の蒸留水で。
今もあるのかな???
昔はありましたが現在の確認は取ってませんので、
純粋の蒸留水であることを十分確認しないと死じゃいます。
小学生のときの担任の先生に教わり、
試してみました、37年前かな?
2010/05/01 松翁論語 (PHP研究所) 5月1日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八五二 松翁ある人に次のように言われた
 
 万巻の書物で真理は探究されている。
だから、
普通は本を読んで真理を研究するが、
それ以上によく説明している姿がある。
それは現実という書物である。
 
 
本も読まないが、
現実という書物はもっと読まない時代。
私も本を読み始めたのは大学生のとき、
眉村卓のSF小説からですね。
小学生のときNHKでやっていたドラマ、
「なぞの転校生」をたまたま本屋さんで見つけてからです。
今では、
悩みの数だけ本が増えていきます。
そうしているうちに、
現実、現場から少しずつ見えてくるようになってくる気がします。
仮説を立てて考えることが好き。
妄想、空想が好き。
正しい方向で繰り返していると少しずつ。
2010/04/30 松翁論語 (PHP研究所) 4月30日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八五一 松翁ある人に次のように言われた
 
 われわれは、長久な過去、
未来をつなぐ一部を背負っている。
短期間であるけども、
そのつなぎめに故障があってはいけない。
最善のつなぎめにならなくてはいけない。
われわれのやり方によって、
未来は変わってくる。
 
 
松下さんの言われていることが、
少しわかってくるまでに何十年を要したことでしょう。
人生の最大の目的はまさにこれ、
平たく言うと子育てです。
過去と未来をつなぐためには、
人間が地球上に存在し続けなければならないのは、
ものすごく当たり前。
政治家や官僚の皆さんはわかってるのかな?
未来を食いつぶす、
無駄づかい、借金政治はいつまで続く。
2010/04/29 松翁論語 (PHP研究所) 4月29日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八五〇 松翁ある人に次のように言われた
 
 絶対の悪もなければ、
絶対の善もない。
あるものと比較して、
いい悪いとなるだけである。
 
 
わかりやすいですね。
「絶対の善はない」
しかし、あえて、
わが社の理念
  “健善”(健全ではありません)
絶対の善を理想としようと言ってます。
絶対の善はこの世にありませんが、
目指すのは勝手です。
ですからわが社の理想は、
どこまでも到達のない善。
“絶対の善”なのです。
 
いつ到達するのか見えないものを目指す、
ここが蝉(せみ)の姿勢。・・・と思ってるのです。
蝉は「ミーン、ミーン」と鳴く一週間のために、
7年間土の下でがんばってるのです。
すごいでしょ。
だから蝉が大好きなのです。・・・・・私って、変でしょ。
で、
私の手帳にはいつも蝉がぶら下がってます。
誰も気づいてないと思いますが・・・・。
見たい人は声かけてください。・・・・いないか。
2010/04/28 松翁論語 (PHP研究所) 4月28日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八四九 松翁ある人に次のように言われた
 
 天地自然の運行を見ていたら、
三日雨が降ったら、四日も降らない。
四日降っても、五日目は降らない。
いつかは必ず晴れになる。
そしてしばらく晴れになったら、また雨が降る。
晴れの日もあれば、雨の日もある。
それが自然の摂理というものだ。
 
 
「当たり前じゃん」
って思わず言ってしまった人がいると思います。
しかし、
こんな当たり前のことを無視して、
バブル時代は多くの人が株を買い、土地を買い、
お金を使いまくってました。
大学生がタクシーに乗って流川に飲みに来てましたものね、
ありえねーって話ですよね。
当時はみんなバブルは続くと信じて贅沢してました。
そして、
雨がちゃんと降ったのです。
自然の摂理通りに。
今や、
日本の貧困率は世界にその名をとどろかせています。
2010/04/26 松翁論語 (PHP研究所) 4月27日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八四八 松翁ある人に次のように言われた
 
 今の日本の政治は、
行き当たりばったりである。
日本の将来はこうあるべきだ、
世界にあって、
こういう地位に立つべきである。
という、
いわゆる百年の計をもっていない。
 
 
沖縄の基地移設問題見てたら、
なんもいえねー。
松下さんの文章は、
何十年も前に書いたものというのが信じられないくらいです。
2010/04/26 松翁論語 (PHP研究所) 4月26日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八四七 松翁ある人に次のように言われた
 
 経営者でも、
政治を知らない人はダメである。
政治家でも、
経営を知らない人はダメである。
 
 
大きな成功をおさめている経営者の、
政治に関するお話は本当によくわかります。
こちらは多いと感じます。
えらい政治家の先生の、
経済話は理屈がわかりません。
高速道路をタダにすると、
日本経済にとってはマイナスの可能性が高いのです。
千円乗り放題で渋滞しまくりなのに、
タダにするとどうなってしまうのか?
平日だと仕事での利用も多く、
会社員だと、
時間給×渋滞巻き込まれ時間。
運送会社だと、
さらに、納品時間遅れによるロスもでてくる。
現在の時間をお金で買うシステムのほうがまだましのような気がします。
ヨーロッパでは、
渋滞にならないようにお金をバランスさせてる国もあるようです。

2010/04/24 松翁論語 (PHP研究所) 4月25日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八四六 松翁ある人に次のように言われた
 
 世の中というものは、
個々の人間は間違っていることがあっても、
全体は間違っていない。
だから、
大衆の意見はおおむね正しい。
こちらが正しく、
当を得ていたならば、
世の中は、
必ず支持してくれる。
 
 
「おおむね正しい」と言われるところが、
さすが松下さんと感じるところです。
だから今の民主党政権は支持が薄いのでしょう。
自民のときと何が違うの?
目先の票取り政策かな?
総理大臣も動かす圧倒的権力者がいるところかな?
2010/04/24 松翁論語 (PHP研究所) 4月24日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八四五 松翁ある人に次のように言われた
 
 われわれがいくら一所懸命働いても、
政治が悪かったら、その成果がみな消えてしまう。
 
 
話を小さくするとわかりやすいですね。
ミーとホープという会社は、
優秀な社員さんが何人もいる会社でしたが、
ある日、
偽装牛肉事件を起こし倒産しました。
もちろん優秀な社員さんが打ち立ててきた業績や、
まわりからの評価も一瞬のうちに消え去りました。
2010/04/23 松翁論語 (PHP研究所) 4月23日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八四四 松翁ある人に次のように言われた
 
 自分の考え方に間違いがあれば、
志を継ぐ人はできない。
しかし、
間違いがなければ、
必ず自分以上の人があとを継ぎやってくれるだろう。
 
 
やってることのすべてが間違いのない人なんていません。
人間ですもの。
大切なのは松下さんの言われる“志”ですね。
しかし、
周りの人が私の“志”が正しいか正しくないかを判断するのは、
“志”そのものを見ているのではなく考え方を見ています。
考え方とは行動でます。
ですから、
行動を見ながら“志”が正しいかを判断されているのです。
最初の文章に戻ります。
行動すべてが間違いのない人なんていませんが、
一本筋がビシッと通っているかどうかは重要です。
筋道が通っていない、間違いのない人なんてのもいます。
正しそうなこと言ってんだけど、
ふに落ちない、すっきりしないなんてことありますよね。
そんな人誰?
・・・・・私?
2010/04/22 松翁論語 (PHP研究所) 4月22日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八四三 松翁ある人に次のように言われた
 
 信頼しあい、
しかも依存心をもたないということであってはじめて、
信頼というものが信頼として生きてくる。
 
 
そうですよね。
依存しあいの“傷をなめあう関係”を
“信頼関係”と呼んでたりしますよね。
本当の信頼とは、
言いにくいことをきちんと伝えるあえる関係、
本音のあいだがら。
案外多くなかったりしませんか?
2010/04/17 松翁論語 (PHP研究所) 4月21日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八四二 松翁ある人に次のように言われた
 
 社長が得心しないものは、絶対に売らない。
いちいち点検して、
これなら絶対売ってもいいというものでないと出すべきではない。
 
 
新卒の採用も、
単なる多数決ではない。
もちろん社長というポジションが重要ではない。
ポジションと価値観は比例してなくては
社長は高い価値観を持つために学び続けなくてはならない。
社長が最も学び続けていることは絶対の前提。
もちろん誰よりも危機感を持っている。
それが前提で、
社長が得心しないものは・・・・・・
と、続くのです。
ポジションだけ社長で誰よりも遊んでるだけではどうしようもないですものね。
私のことですか?
2010/04/17 松翁論語 (PHP研究所) 4月20日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八四一 松翁ある人に次のように言われた
 
 間口を広げたら弱体化する。
 
 
経営の重要なところです。
「本業に特化」
選択と集中ですね。
ここを誤って苦しんでる企業をたくさん見てきました。
倒産したところもあります。
派手なだけがいいんじゃないですよね。
小さくて良いんです。
強い企業が一番いい。
2010/04/17 松翁論語 (PHP研究所) 4月19日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八四〇 松翁ある人に次のように言われた
 
 商品を売ったということは、
自分の娘を嫁にやったようなものである。
買ってくださった家を親戚(しんせき)のように認識して信じることができるかどうか。
 
 
この点で言うと広ガスたかたは、
買っていただいたから親戚ということではなく、
昔から地域密着で営業させていただいいますので、
「お客様からの信頼を裏切れない」
という意味から、
「親戚の意識」
を持って関わらせていただいているつもりです。
お客様から言わせると、
たしかにそれは、
《つもり》の域を出てないね。
って言われてしまいそうですけど。
2010/04/17 松翁論語 (PHP研究所) 4月18日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八三九 松翁ある人に次のように言われた
 
 事業には大小があっていい。
大小はそれぞれの特色である。
城の石垣でも、
大きな石ばかりでできてはいない。
それらが同じように、
よくかみ合ってお互いに調和し、
その社会を形成していくというところにおもしろみがある。
だから大きいほうがよいとか、
小さいのは弱いとかいうことは、
簡単にいえない。
 
 
現在の日本社会では、
特化した独自の特色がなければ、
大きくないと生きていけない。
家電量販店なんてえらいことになってる。
新宿戦争勃発でますますヒートアップ。
広ガス高田も同じです。
単なるLPガス販売店では進む道は価格競争。
挙句は体力競争。
最後はM&A。
小さくても強い会社を目指し、
どこにもない、
わが社だけの特色を。
2010/04/17 松翁論語 (PHP研究所) 4月17日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八三八 松翁ある人に次のように言われた
 
 人から高く評価してもらうことばかり考えている人は、
心貧しい人だ。
私は、人を高く評価する人間になりたい。
 
 
「人から高く評価してもらうことばかり考えている人は、心貧しい人だ」
だけで十分に心に響く文章ですが、
さらに、
「私は、人を高く評価する人間になりたい」
と続く。
思わず、「ついて行きます」って言っちゃいますね。
 
2010/04/16 松翁論語 (PHP研究所) 4月16日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八三七 松翁ある人に次のように言われた
 
 大言壮語して夢を見てはいけない。
夢を見て現実を忘れるようなことがあってはならない。
やはりその日の仕事を大事にしていこうではないか。
あすはあすの風が吹く。
きょうを大事にしようではないか。
 
大言壮語=威勢のいいことを言うことです
 
 
足元を見て一歩一歩確実に歩む事が大事です。
威勢のいい目標や夢が悪いわけではありませんが、
きちんとステップ目標をスケジュール化し、
歩みは一歩一歩。
ですね。
2010/04/16 松翁論語 (PHP研究所) 4月16日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八三七 松翁ある人に次のように言われた
 
 大言壮語して夢を見てはいけない。
夢を見て現実を忘れるようなことがあってはならない。
やはりその日の仕事を大事にしていこうではないか。
あすはあすの風が吹く。
きょうを大事にしようではないか。
 
大言壮語=威勢のいいことを言うことです
 
 
足元を見て一歩一歩確実に歩む事が大事です。
威勢のいい目標や夢が悪いわけではありませんが、
きちんとステップ目標をスケジュール化し、
歩みは一歩一歩。
ですね。
2010/04/15 松翁論語 (PHP研究所) 4月15日

 

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八三六 松翁ある人に次のように言われた
 
 なんとかして立派になりたいと、
いろいろな方法を考えるのも悪いことではない。
しかし、
そういうことを突き抜けて、ひたすらにその仕事に打ちこんで、
知らず識らずに上達の道に入っていくという姿が望ましいのではあるまいか。
 
 
「立派になるのが夢です」
具体的にどう社会に貢献し立派になるのか?の、
具体的な目標もなく、
立派になりたいといわれてしまうと、
ドン引きですよね。
自分がどう社会に貢献できるのか?
今目の前にある仕事にとことん打ち込んでまず20年。
がんばり続けると、
生まれるときに天から授かった封筒を開封できるそうです。
坂村真民先生?森信三先生?どっちっだったかな・・・・・・・・。
書かれてました。
2010/04/14 松翁論語 (PHP研究所) 4月14日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八三五 松翁ある人に次のように言われた
 
 ともかく自分のつくったものを、
お客様が一個でも二個でも買ってくださるということが何より感激であった。
儲けも考えなければならないけど、それ以上に、
自分のつくったものを買ってくださるということに非常に感激をした。
 
 
私は製品はつくりませんが、
サービスやシステムを企画します。
製品を買っていただくのと同じように、
サービスやシステムがお客様に喜んでいただけたときはとても喜びがあります。
しかし、
サービスやシステムはそれだけでは機能しません。
お客様と直接接している営業マンがきちんと使い切って、
はじめて評価されます。
営業マンがお客様に高い評価をいただけること、
これに勝る喜びはありませんね。
2010/04/13 松翁論語 (PHP研究所) 4月13日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八三四 松翁ある人に次のように言われた
 
 心はいつもここにある。
 
 
「おーい、
  聞いてるかー」
心がいつも遠くにある君。
・・・・・・私のこと?
2010/04/12 松翁論語 (PHP研究所) 4月12日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八三三 松翁ある人に次のように言われた
 
 全力を出し切って、
最善と思う方法を一所懸命やって、
そして事が成らないということもある。
しかしそういう場合には、
みずからもって瞑(めい)すべしという気分になれる。
 
 
この心境にしょっちゅう陥っています。
考えを深める時間でもあります。
とても学びが多いのです。
失敗は成功の母といいますが、
そんなレベルではありません。
「全力」、「一所懸命」、
まさに命がけだから、
ある意味、深く深く落ち込み、
そこでとことん考えることができるのだと思います。
その瞬間は落ち込んだりすることもありますが、
私のとっても、
結果的にとても重要な成長のための時間になってます。
2010/04/10 松翁論語 (PHP研究所) 4月11日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八三二 松翁ある人に次のように言われた
 
 それは間違っているといってくれるということは、
そこに縁が結ばれるということである。
そういう人たちに共鳴してもらうことは、
反対も何もしない人、
路傍(ろぼう)の人に賛成してもらうことよりは容易である。
 
 
子供たちには厳しいくらいに言ってきました、
本当に厳しすぎると思っています。
社員さんにも厳しく言うようになりました。
やっと本気でか関われるようになったということです。
本気で反発してくる人とはすり合わせが進みます。
本気の振りして、
あるところで急に口を閉ざす人とはすり合わせようがありません。
感情的になる人に多いようです。
2010/04/10 松翁論語 (PHP研究所) 4月10日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八三一 松翁ある人に次のように言われた
 
 われわれの日常生活に生じていることのすべての現象は、
先哲諸聖の方々の数知れないほどの多くの知恵の集積である。
 
 
そう思いますね。
というより、
やっとそう思えるようになりつつありますね。
「自分の力で生きている」
世の中の多くの人がそう思って生きていることでしょう。
私もそうでした。
私も、私の家族も、会社も、会社の社員さんたちも、
みんな活かされている。
気づかないうちはただただ生意気でした。
2010/04/09 松翁論語 (PHP研究所) 4月9日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八三〇 松翁ある人に次のように言われた
 
 大きな希望をもってコツコツとやる。
そして一歩一歩その希望を実現していく。
その実現していく過程が楽しみなのである。
 
 
そうなんですよね、
過程が楽しいと思えてくるようになるんです。
いつの頃からでしょうか?。
でもこの楽しみに苦しみも付いてくるのです。
苦しみながら楽しんでますね。
だから後悔はありませんが、
もう一度同じ人生を送りたいとも思いません。
趣味のことに当てはめると、
これは考えているときが、
なんといっても一番楽しいですね。
2010/04/08 松翁論語 (PHP研究所) 4月8日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八二九 松翁ある人に次のように言われた
 
 お金というものは、
使う人に人間としての深みがなければ、
単なるお金に過ぎない。
世の辛酸(しんさん)をなめて、
人情もわかり、
ものの道理もわかるという立派な人が使うと、
そのお金は非常に大きな力となっていく。
 
 
このパターンのお話になると、
どうしても「ライブドア」と「村上ファンド」が、
私の頭の中に登場します。
プロ野球チームを買収しようとしたホリエモンに対し、
巨人の渡辺恒雄氏は、
「金があるかないか知らないが、わしは堀江を知らない。
 わしが知らないような人間がプロ野球チームのオナーにはなれない」
と、ばっさり。
道理がわかっている人は、
道理のわかる人間をきちんと判断できるということなのですね。
当時私は渡辺恒雄氏の発言を聞き、
“そこまで言いきるの?”と思いましたが、
結果は皆さんご存知の通りでした。
2010/04/06 松翁論語 (PHP研究所) 4月7日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八二八 松翁ある人に次のように言われた
 
 人の言うことを、
聞くようで聞かない、
聞かないようであって聞くというのが、
私のやり方である。
これを融通無碍(ゆうずうむげ)という。
 
 
人の上に立つ人にとってかなり大切ですね。
このメールで種明かしをしていいのかな?
いろいろな意見を聞き、
最終的に決定するのは社長。
責任を取るのも社長。
だから、
単なる多数決になってはいけない。
意見を無視してもいけない。
という中で責任を持って決定をする。
しっかりと価値観を高め、
しっかりと現場の意見を聞き、
より正しい決定を出すことが大切。
説明になってませんね、
小山さんの本を読んでみてください。
2010/04/06 松翁論語 (PHP研究所) 4月6日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八二七 松翁ある人に次のように言われた
 
 本当の成功は、
自分の与えられた運命を活(い)かすことである。
 
 
与えられた運命というのがわからない。
これに気づくのに何年もかかります。
しかも流されながらの人生では気づけません。
「今、与えられた目の前のことに全力投球」
これを10年続けたら少しずつ見えてくるのかな?
えらそうに言ってますが、
20年がかりでやっと、
与えられた運命らしきものに出会いつつある位の所です。
2010/04/06 松翁論語 (PHP研究所) 4月5日
松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八二六 松翁ある人に次のように言われた
 
 人がいろいろな話をする。
それを心を込めてよく聞いてあげる。
すると、話し相手は話がいがあっておもしろい、
とますます熱を入れて話をする。
そのうちに非常にいい話が飛び出す。
そのいい話をキャッチしていくところに、
聞き上手のプラスがある。
 
 
ほっと通信のインタビューは基本的このパターンです。
・・・・ただし、
典子さんと一緒にインタビュー?世間話?してるので、
まったく趣味や感覚が違う場合でも助かっていますが、
一人でインタビューしてたとすると怖いものがあります。
5年前はぐだぐだのインタビューを再々やってました。
営業も同じですね。
“聞き上手”営業のスタイルを確立した人は成功します。
これはどの業界にも当てはまります。
当てはまらないのは、
“売り逃げ営業”、簡単に言えばサギですね。
売り込みタイプの営業は、
私たちのような地域密着の営業には無縁です。
 
2010/04/06 松翁論語 (PHP研究所) 4月4日
松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八二五 松翁ある人に次のように言われた
 
 どんな上質の人間でも、
なんらの掟(おきて)もなく、
何の歯止めもせずに自由自在に放任して、
みずからを正していくということはむずかしい。
そのできないことをやっているのがやっているのが、
日本の今の教育の姿である。
 
 
企業経営においても同じですね。
価値観の共有もできていないのに、
権限を与えると、
自由自在の放任になってしまいます。
掟や歯止めであるルール方針は大切です。
ある意味ワンマン経営は、
企業の成長過程において必要です。
「ワンマン経営」と「ワガママ経営」は、
根本的に違いますものね。
2010/04/05 松翁論語 (PHP研究所) 4月3日
松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八二四 松翁ある人に次のように言われた
 
 北海道が、
もし独立国家であったならば、
北欧三国にまさるとも劣らぬような発展をしているのではないか。
 
 
松下さんは北欧三国の発展とは、
文化の面のことを言われていたようです。
ウェーデン、ノルウェー、デンマークが国家ではなく、
フランスやドイツの県であったら、
その文化の発展もなかったということなのです。
日本は道州制を取り入れ地方分権を進めるといっていますが、
話は40年以上も前からあるのです。
省庁の役人は自分たちの権限が地方自治に及ばなくなるので、
今も一生懸命反対しています。
地方や地域の文化は小さい単位ほど残っていきやすいものです。
安芸高田市も合併でお祭りの予算が少なくなり、
文化が薄れているように感じます。
人も中央ばかりに集中し、
地方都市の広島なんて、
人口が減り続けるのではないかと心配になりますね。
2010/04/05 松翁論語 (PHP研究所) 4月2日
松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八二三 松翁ある人に次のように言われた
 
 塩酸や硝酸などの劇薬も人の世に必要である。
だから大事にしなくてはならない。
しかし、
これを床の間に飾ることはしない、
危なくないところへそっとしまっておく。
悪もまた、存在は認める、けれどもそれを、
うかうかと床の間においてはいけない。
そのような配置を決めて、
そのままの姿において活(い)かしていくところに、
真の平和がある。
 
 
さすがに、すばらしい比喩ですね。
どこの組織でもあることです、
もちろん広ガスたかたにおいても。
真の平和、
もちろん平和ボケの平和ではなく、
正しい繁栄はそうして創っていくのですね。
よくわかります。
2010/04/01 松翁論語 (PHP研究所) 4月1日

松翁論語(PHP研究所)

 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八二二 松翁ある人に次のように言われた
 
 自分の子も叱らない、
他人の子はなお叱らない。
それでは健全な社会ができるはずがない。
 
 
“自分の部下も叱らない、
 協力会社の社員はなお叱らない。
 それでは健善な会社ができるはずがない”
当たり前ですね。
しっかり教育してますか?
2010/03/31 松翁論語 (PHP研究所) 3月31日
松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八二一 松翁ある人に次のように言われた
 
 日本人は優れた生産能力を持っているが、
原料は全部外国からもらっている。
もうここらで、
逆に日本人が外国に何か与えるものをもたねばならない。
 
 
何十年前の言葉だったのでしょうか?
2010年の日本経済を予測していたと思われるような、
松下さんからの“警告”だったのかもしれませんね。
今や、世界の生産は中国に集中しています。
消費も中国です。
日本全体のことを考えるほど、
私は大きな人間ではありません。
松下さんの“警告”をむねに、
せめて、
広ガスたかたを中心とした社会環境くらいのことは、
考えながら成長していきたいと思います。
2010/03/31 松翁論語 (PHP研究所) 3月30日
松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八二〇 松翁ある人に次のように言われた
 
 是非はともかく、あの戦争で、
日本が三年余りの長きにわたって戦い抜いたということによって、
世界の多くの植民地が独立国家になることができたのである。
尊い血を流した方々は、
決して犬死ではなかった、
そう考えたい。
 
29日、30日内定者とともに、
ザ・メディアジョンの内定者研修に行ってきました。
富屋旅館に泊まり、
特攻の母、鳥浜トメさんから数え、
三代目の女将さんのお話を聞かせていただきました。
決して戦争を美化してはならないことは大前提ですが、
特攻隊として出撃していく若者たちこそ、
誰よりも平和を望んでいたことでしょう。
平均年齢21歳(最小年齢は16歳)、
私がその歳のころはまさに平和ボケ真っ只中。
親のスネにかぶりつき遊んでいました。
(クラブだけ、まじめにやってたことは救いです)
感謝のかけらすら感じてなかった時代です。
あらためて、
親への感謝、
日本の石杖を築いてきた多くの先人への感謝を深める二日間でした。
2010/03/29 松翁論語 (PHP研究所) 3月29日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八一九 松翁ある人に次のように言われた
 
 経済が正しく行われ、
政治が正しくすすめられれば、
物価は下がってくる、
賃金は上がっていく、
そして誰も困るものがない、
という結果が生まれてくる。
 
 
そうであるはずだと考えています。
が、
現在、それを証明できるものはなく、
経営でそれを試そうと努力しているところですが、
一生かかっても100%は無理であることもわかってます。
でも進み続けます。

2010/03/28 松翁論語 (PHP研究所) 3月28日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八一八 松翁ある人に次のように言われた
 
 社会開発も必要だが、
人心開発はもっと大切である。
つねに何が正しいかというものの見方のできる、
高い心の開発がなくては、
社会開発に結びつかない。
 
 
社会開発ほど大きくありませんが、
私たちがやっている、
“価値観すり合わせ勉強会”は、
まさにこの部分です。
企業発展も必要だが、
人心発展なくしてはそれもない。
幸せのベースですね。

2010/03/27 松翁論語 (PHP研究所) 3月27日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八一七 松翁ある人に次のように言われた
 
 賃金以上の働きをし、
利益以上のサービスをする。
そういう心がまえが国民のすみずみに充満しないと、
日本のほんとうの経済発展は生まれてこない。
 
 
松下さんは“国”基準で文章を書かれますが、
私の基準は“地域”。
・・・・・・本音ではまだ“企業”の域を出ていないくらい。
しかし、
 “賃金以上の働きをし、
   利益以上のサービスをする”
は、どの域にも共通です。

2010/03/26 松翁論語 (PHP研究所) 3月26日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八一六 松翁ある人に次のように言われた
 
 政府を頼り、他人を頼り、
責任を他に転嫁するというかたちにおいては、
健全な経済の安定と繁栄というものは生まれてこない。
 
 
日本の多くの中小零細企業は、
大手企業や業界の組合などに頼っています。
あまり自覚はないのでしょうが。
自覚が薄いからなおさらまずいのかもしれません。
・・・・結果、
健全な経営の安定と繁栄というものは生まれないようです。
・・・反省。

2010/03/25 松翁論語 (PHP研究所) 2月25日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七八七 松翁ある人に次のように言われた
 
 私自身、いわば平凡な人生を平凡に歩んできた。
なすべきことをなし、
なすべからざることをなさないように努めてきた。
 
 
文章にされてしまうと確かに平凡です。
しかし、
本当に、「なすべきことをなし、
なすべからざることをなさないように努めてきた」
と言える人生を送る人がどれくらいいるのか。
ほんのゴクゴク一握りでしょう。
平凡な人生を平凡に歩むと言うことは、
とても“非凡”であることを教えられますね。

2010/03/25 松翁論語 (PHP研究所) 3月25日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八一五 松翁ある人に次のように言われた
 
 日本には土地は余るくらいある。
しかしそれを使えなくしている。
網の目のように道路をつくったらならば、
住宅も建てられる。
 
 
それを国土交通省は実行中ですね。
利権がらみのドロドロ計画とも言われていますが・・・・。
人口減少に歯止めが打てていない現在の日本社会では、
とても危険なことです。
民間の大手企業では、
需要の先細りに備えて工場の閉鎖やリストラを進めていると言うのに。
道路をつくること自体が間違いではありませんが、
その時代時代の環境、
状況に合わせた政策の優先順位が、
もっとも大切なのかもしれませんね。

2010/03/24 松翁論語 (PHP研究所) 3月24日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八一四 松翁ある人に次のように言われた
 
 自分を愛するごとく他人を愛する、
自国を愛するごとく他国を愛すると言う道徳が、
当時の日本にあったならば、あの戦争は起きなかった。
だから道徳というものは、戦争に結びつくものではない。
道徳のない姿が、戦争を起こしたのだ。
 
 
私はあの戦争は体験しておりませんが、
言われていることはそのとおりだと考えています。
私の小学生のころには道徳と言う授業は残っていましたが、
その後なくなっていました。
それどころか、“ゆとり教育”なるものが現れ、
まさに日本の教育はガタガタになってしまいました。
行き着くところまで行き、
本当にひどい状態をか確認してしまった後は、
少しずつ良くなりつつあるようです。
が、日本の教育体制は今や世界の笑いものと聞いたこともあります。
現在の学力レベルは先進国の中では低いですものね。
・・・・体力も。

2010/03/23 松翁論語 (PHP研究所) 3月23日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八一三 松翁ある人に次のように言われた
 
 国立大学の学生は、
尊い国費によって学んでいる。
国費は言うまでもなく税金である。
税金を、
その働きによって納めている人びとに対する感謝の念を忘れてはならない。
 
 
法律改正で、
高校生までは国費で学ぶことになります。
(私立は一部親が負担?)
そう考えると、
大学生は感謝の念だが、
子供たちには日本中の大人へしっかりと感謝することを教育しなくてはならない。
いいことですね、そうなったほうが日本がよくなる。
・・・・・本当にそういう教育になれば。
多分税金だけはつかうけど、
感謝の教育は行われないだろうね。
なぜなら、
その多くの親たちに、
国費で学ばせてもらうという感謝の念があると思えないもの。
 

2010/03/22 松翁論語 (PHP研究所) 3月22日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八一二 松翁ある人に次のように言われた
 
それほど大それた欲をもったことはない。
遠い先の欲より、
仕事をするにつれて出てくる、
一段上の欲をもってやってきた。
欲は社会を進歩させる力となるものだが、
それだけに、
一歩一歩着実に高めたほうが安全なのではないか。
 
 
欲って本当に大事。
面接のとき「何かほしいものは?」の問いに、
「ありません」って返ってくることがあります。
私は目先の欲であってもそれは、
意欲につながっていると考えていますので、
「ありません」と言う答えは、
“意欲なし”を感じてしまいます。
夢と欲は似て非なるもの、
夢や目標は大きいほうがよいが、
大きな欲(望)は人間を破滅に追い込むこともある。
と思います。

2010/03/21 松翁論語 (PHP研究所) 3月21日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八一一 松翁ある人に次のように言われた
 
 一所懸命にやって成功しても、
税金でごっそりもっていかれてしまう。
働いて儲けて、
やれやれこれで一服と思ったら、
全部取られてしまう。
鵜(う)飼の鵜のようなものである。
これで働く意欲がわくかどうか。
 
 
この微妙な調整を政治家や役人に考えていただきたいが、
この人たちはどうも自分たちを優先して考えているように見えてしまう。
日本人は意欲を失い、
経済大国といわれた日本は、
いつの間にやら借金大国。
貧富の激しい国になってしまった。
企業から税金を吸い上げる仕組みに対して、
企業側の派遣社員などによる経営努力?。
こんな繰り返しが今の日本を作ってしまったように思います。
ゆとり教育も大きな一因。

2010/03/20 松翁論語 (PHP研究所) 3月20日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八一〇 松翁ある人に次のように言われた
 
 きょうという日は帰ってこない。
一日一日を大切に使ってほしい。
毎日充実するように努力しないと、
一年はあっという間に過ぎてしまう。
 
 
ずーと以前は、
一日がそれほど大切と考えていませんでした。
「明日やればいい」と日々をすごしてました。
現在は「今日のことは今日」
手帳でスケジュールを管理しながら進んでいます。
4月は二日間のこして真っ黒。
5月はもう少しあいてるかな?
今日のことを明日に延ばすとそれだけで、
多くの人に多大な迷惑をおかけしてしまいます。
ポジションアップとともに休みが取れなくなるのも、
ある意味うなずけてしまいます。

2010/03/19 松翁論語 (PHP研究所) 3月19日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八〇九 松翁ある人に次のように言われた
 
 人情の機微を知ることは、
人生でいちばん大事なことである。
事をなそうとする者の要締はそこにある。
人情の機微を知っていたら、天下でも取れる。
 
 
表面からはわかりにくい、
心の微妙な変化を知ることのできる人は、
天下でも取れるとまで言われています。
松下さんや本田さんもある意味ワンマン社長。
しかし、人情の機微を誰よりも知ってる人。
お二人の本を何冊も読んでみると本当によくわかります。
私の尊敬する、藤沢武夫さんも半端ではありません。
私は“人情の機微を知るとは、
潜在意識にまで及ぶことだと考えます。

2010/03/18 松翁論語 (PHP研究所) 3月18日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八〇八 松翁ある人に次のように言われた
 
 九十であろうが百であろうが、
生きているあいだは、やるべきことをやる。
人間は行き詰るということは絶対にない。
行き詰るということは、
自分で、“行き詰った”と思うだけのことである。
 
 
私はこの考え方にであって人生が180°変わりました。
人間は“行き詰る”ことは絶対にない。
それは本人が“諦めた”と自覚したからだけで、
「まだ成功の過程にあるのだ、
 今まさにチャレンジの真っ只中だ」
と、本気で思うなら行き詰らないのです。
私の幸せな結婚生活と、経営者としての歩みはこの考え方がベースです。

2010/03/17 松翁論語 (PHP研究所) 3月17日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八〇七 松翁ある人に次のように言われた
 
 一匹の犬が尾を振るのを見ても、
何か一つ新しい発見をすることがある。
 
 
「ああ言えば、こう言う」
言い訳を言う人を皮肉った言葉ですが、
案外こんな人のほうが、
物事を多角的に見てる人が多いかもしれません。
口車だけでエビデンスがない人は別。
小山さんなんてすごいですよ、本当に深いですもの。

2010/03/16 松翁論語 (PHP研究所) 3月16日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八〇六 松翁ある人に次のように言われた
 
 経営者は、
事を誤って事業が失敗したような場合には、
自分が破産しても、
たとえ一円でも従業員に渡すということを考えなくてはいけない。
それが経営者の心構えである。
 
 
だから簡単に事を誤ってはいけない責任。
もう一つ、小山さん、田舞さんに習ったことです。
経営者は利益が出ているときは、
それなりの報酬を取り資産化しておくこと。
本当に危なくなった小さな企業へは、
銀行は融資しません。
社長に資産があればそれを担保に融資してくれます。
最悪の場合はその資産を処分して一円でも給料に当てるのです。
だから経営者は報酬を抑えすぎてはいかんのだそうです。
社長になって当分間知りませんでしたそんなこと。

2010/03/15 松翁論語 (PHP研究所) 3月15日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八〇五 松翁ある人に次のように言われた
 
 困難に出遭ったときには、
自己観照をすればよい。
自分の外へ出て、自分を見てみる。
そして、自分で自分を励ます、
自分で自分をしかる。
それがいちばん間違いない。
 
 
私が社長に就任して5年くらいはこの繰り返しでした。
まったく右も左もわからない新米経営者に、
オール電化の波が押し寄せ始め、
社内の意識改革スタートでの混乱とのWパンチ。
自己観照を通り越しウツ状態でしたね。
そのウツも自覚してるほど時間もなく、
突っ走り続けた5年間でした。
今振り返ると、よく絶えたなと自分でも思います。
若かったから何とかなったのかな?
絶対逃げれないと言う自覚かな?

2010/03/14 松翁論語 (PHP研究所) 3月14日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八〇四 松翁ある人に次のように言われた
 
 私のような、何も知らない、
しかも半病人に等しかった人間が、
それなりの仕事ができたということは、
われわれの仕事は貧乏を克服して、
人びとを富ましめ、
国を富ましめるものであり、
それがわれわれの使命であるという思いがあったからだと思う。
 
 
私はとってもそんな域ではありません。
社員さんを視野に入れるのが目いっぱいで、
お客様はなんとか視野には入ってるかな。
位でしょうか。
それにしても日本は貧富の激しい社会になってしまったものですね。
健康保険料が払えないので病院にいかないと言う人も多いそうです。
一方では払える保育料や給食費を滞納している人も多いそうですが。

2010/03/13 松翁論語 (PHP研究所) 3月13日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八〇三 松翁ある人に次のように言われた
 
 国民は国の将来よりも、
まず自分の利害を考えるから、
要求ばかりする。
それに対して政治家が簡単に、
「わかりました、やりましょう」と言う。
国民を甘やかすというか、
迎合もはなはだしい。
だから日本の政治はいくらでも国費が要る。
 
 
本当にそう思います、正直頭にきます。
自分の利害優先の価値観である国民が圧倒的に大多数です。
と言うことは、
政治家は選挙で当選するために票を稼ごうとすると、
あらぬ政治まかり通る。
まっ、
現在はえらい政治家が自分の利害優先して国民を怒らせているので、
次の選挙では、
国民が自分の利害を優先するよりも、
政治家の姿勢が争点になるかもしれませんね。
そういえば、
みんなの党の支持率が上がっているそうですよ。
自民党も民主党も体質は同じでしたものね。

2010/03/12 松翁論語 (PHP研究所) 3月12日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八〇二 松翁ある人に次のように言われた
 
 大学の数は何倍にも増えたのに、
犯罪は減っていない、むしろ増えている。
したがって、警官も増やさなくてはならない。
一方において教育で金を使い、
一方で警官を増やさなくてはならないというのだから、
国の財政が赤字になるのも当然である。
 
 
ものすごく納得させられます。
近年ではさらに官僚の天下り。
健康保険未加入者が増加中。
経済環境悪化で税収はダウン。
・・・・・どうなるの?
・・・・・・・どうするの?

2010/03/11 松翁論語 (PHP研究所) 3月11日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八〇一 松翁ある人に次のように言われた
 
 今日われわれが受けているいろいろな恩恵は、
全部過去の多くの人が犠牲をはらってくれた結果である。
 
 
世の中の多くのことは“物真似”。
中国の車は“物真似デザイン”。
日本車だって昔は“物真似デザイン”。
韓国のTVは日本の“物真似番組”。
日本だってアメリカの“物真似番組”多かった。
そもそも、無から有なんてそんなに多くないのです。
1から2、2から3と成長させていったものはたくさんありますが。
しかし、言われてみないとなかなかそんな自覚はしませんね。
感謝が足りないと、
私たちの恩恵がパクリ物の集大成であることにも気づきません。
反省・・・・・残念。

2010/03/10 松翁論語 (PHP研究所) 3月10日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
八〇〇 松翁ある人に次のように言われた
 
 会社は俸給だけを与えれば、
それで事足れりというのではなく、
社員一人ひとりに対して、
その人の力をどう伸ばしてゆけばよいか、
ほんとうにものの役に立つ、
世の役に立つ実力を身につけられる仕事をどのように与えてゆけばよいかを、
たえず配慮せねばならない。
 
 
なかなか全社員さんに目が届きません。
何とか係長以上と、一部の社員さんには、
直接かかわりながら配慮しようと努力していますが、
・・・・・・結果は残念・・・・です。
しかし、
あせりも禁物です。
ひとりですべてやろうとすると、
ずっと届かないままになりますので、
順番に指導し、
指導者の数を確実に増やすことが、
結果は全社員さんに配慮できることになると考え進んでいます。

2010/03/09 松翁論語 (PHP研究所) 3月9日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七九九 松翁ある人に次のように言われた
 
 私は、
部下が一枚の紙をムダにしたようなときは叱ったが、
一つのことを任せた者が、
一生懸命やったけど失敗して百万円という大きな損をした、
というようなときには、むしろできるだけ、
「きみ、そんなことで心配したらいかんぞ」
と慰め、元気づけてきた。
 
 
これをきちんと使い分けられるか?
行動を共有しようとして、
いくら努力しても使い分けできるようにはなりません。
考え方、価値観の共有が基本にあります。
もちろんお金の損得だけではないことはわかります。
お金よりも大きな価値とは何でしょう?
それぞれ考えてみてください。

2010/03/08 松翁論語 (PHP研究所) 3月8日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七九八 松翁ある人に次のように言われた
 
 商品がたとえ五個でも売れれば、
売り方によってはさらに千個売れるとみてよい。
 
 
この考え方のできる人はなかなかいませんね。
エコウイルの販売実績は8台でしたっけ?
最初は無理やり戦略的に販売しますが、
それでも、売れたのです。
やり方を考えれば本当に売れると思っています。
高気密住宅だって15年前はそんな状態でしたが、
今は標準。
やり方考えない当社は、
当社の標準にすらできていない。
腕次第、やり方次第でいくらでも。

私の大好きな言葉、もちろんby松下さんです。
“人生は演出も演技も自分でする生きた芝居、
 腕次第、やり方次第でいくらでもいい芝居になる”

2010/03/07 松翁論語 (PHP研究所) 3月7日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七九七 松翁ある人に次のように言われた
  
 もし自分が社長であったなら、
はたして自分を雇うだろうか。
 
 
分かりきっている、絶対雇わない。
だから、
雇う側の立場でしか仕事のできないいびつな人間です。
ですので、
繁栄する企業を継続し、
社員さんに支えてもらうのです。

2010/03/06 松翁論語 (PHP研究所) 3月6日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七九六 松翁ある人に次のように言われた
 
 誰もが学校での優等生になれるとは限らない。
しかし、
誰もが人間としての優等生になることはできる。
 
 
「できる、できる」。
これは自信をもっていえますね。
現在、人間としての優等生とは言いませんが、
劣等生ではないことは言い放ちます。
中学2年から劣等生の人生を歩んできたことも言い放ちます。
・・・・ただし、本人の自覚はなかったのですが、
まわりはしっかり認めてくれています。
今は、劣等生でないことも。
だから自信を持って言います。
「過去と他人は変えられないが、
      未来と自分は変えられる」

2010/03/05 松翁論語 (PHP研究所) 3月5日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七九五 松翁ある人に次のように言われた
 
 多くの体験を持つことは貴重である。
小さな経験、平凡な経験であっても、
それを自分なりにかみしめ、
深く味わうことが大事であろう。
 
 
今日、甲田さんと話しをしました。
住吉「研修へ行ったらどこに座るか」
甲田「興味のあるものなら前、ないものなら後ろ」
それでは、
小さな経験、平凡な経験は深く味わえませんね。
深く味わうには、
噛むという行動がいります。
口の中に入れとけば深く味わえると言うものではありません。
研修会場にいれば深く味わえるわけでもありません。

2010/03/04 松翁論語 (PHP研究所) 3月4日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七九四 松翁ある人に次のように言われた
 
 意欲なくしては、進歩も成功もありえない。
しかし、
意欲をたくましくしすぎると、往々にして失敗する。
 
 
会社も創業期はワンマン経営がよい。
本当の意味で組織が熟成してくると、
ボトムアップがよい。
熟成しているのにトップの意欲がたくましすぎるとうまくいかない。
熟成度は組織の価値観。
考え方なのですが、行動でレベル評価します。
大切なことは「お客様への感度」
自分の感度がいいと思っている人に限って、
価値観が案外低いことに本人は気づかないのです。
・・・・自分で言っといて何ですが、
・・・・・・・・もっと修行します。

2010/03/03 松翁論語 (PHP研究所) 3月3日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七九三 松翁ある人に次のように言われた
 
 誇りをもつということは大事だが、
しかしそれは、
謙虚な誇りでなければならない。
 
 
派遣切りにあった人や、フリーター、ニートと言われる人に言いたい。
もちろんそのすべての人ではありませんが、
仕事があうとか、あわないとかではない。
ある仕事にまず就きなさい。
こんな仕事はできないなどと言う、
変なプライドは捨てなさい。

2010/03/02 松翁論語 (PHP研究所) 3月2日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七九二 松翁ある人に次のように言われた
 
 感謝とこわさを知らぬものは、
人間にあらずして、動物である。
 
 
「人間ではない」
とまで松下さんは言われています。
他人事では内容に思います。
謙虚に受け止めなくてはならないと、
あらためて感じています。

2010/03/01 松翁論語 (PHP研究所) 3月1日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七九一 松翁ある人に次のように言われた
 
 ときには、
ムダと思えるようなこともやってみなさい。
 
 
自分の価値観では到底理解できないことにも、
あえてチャレンジ。
やってみたら分かることだってあります。
せめて、たまにはね。
あんがい正しいと思ってことが、
間違いだったと気づくこともあります。
間違いだと思っていたことが、
逆に正しいことだったり。
「正しいこと」は、
自分の中だけで正しかったのか?
本当に正しかったのか?

2010/02/28 松翁論語 (PHP研究所) 2月28日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七九〇 松翁ある人に次のように言われた
 

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七九〇 松翁ある人に次のように言われた
 
 正しいことを正しいと主張し、
それを人びとに受け入れてもらうためには、
やはりそれにふさわしい配慮というものが必要である。
 
 
正しいことを正しいと受け入れてもらい始めるのに、
何年もかかりました。
配慮しまくったり、ときには勝負したり。
もちろん、
私の間違いにもたくさん気づきました。


 正しいことを正しいと主張し、
それを人びとに受け入れてもらうためには、
やはりそれにふさわしい配慮というものが必要である。
 
 
正しいことを正しいと受け入れてもらい始めるのに、
何年もかかりました。
配慮しまくったり、ときには勝負したり。
もちろん、
私の間違いにもたくさん気づきました。

2010/02/27 松翁論語 (PHP研究所) 2月27日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七八九 松翁ある人に次のように言われた
 
 封建的なものですら、
すべてを否定するというのではなく、
よきは取り、あしきは捨てるという態度で逐次(ちくじ)是正していく。
そういう姿が、より好ましい進歩につながる。
 
 
日本最古の会社「金剛組」。
何となんと、聖徳太子の時代からあるのです。
有名なお菓子屋さん「とらや」もそうです。
なぜ長い歴史を重ねてこれたのか、
松下さんの論語にすべて書かれています。
パナソニックは2001年当時、
中村社長の、
「経営理念以外タブーなし」の号令の元、
劇的に進化しましたものね。

2010/02/26 松翁論語 (PHP研究所) 2月26日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七八八 松翁ある人に次のように言われた
 
 ツバメにしても、
子供のときは親にエサを取ってきてもらうが、
大きくなれば、
自分自身でエサを取りにいく。
 
 
当たり前すぎてコメントが・・・・・・、
まてよ、
人間社会では当たり前でもないな、
“ニート”なんて言葉もあるもの。
ツバメのニートなんて聞いたことないもんな。
ツバメの親は、
大人になった子供たちを突き放す。
人間の親は甘いのか?
親失格は人間社会だけなのか?
・・・・だけかも知んない。
管理職も人間ですもの。
・・・・・・・・・・それはやばい。
「きちんと育てよう、子供と部下」
・・・反省。

2010/02/24 松翁論語 (PHP研究所) 2月24日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七八六 松翁ある人に次のように言われた
 
 常識と言うものは、
やはり多くの真理を含んでいる。
 
 
常識。
“ことわざ”もそうですけど、
昔から言い伝えられたもの、
“風習”もそうですね。
常識なんていうのは長い年月を経て、
統計的に出来上がった典型みたいなものですかね。
真理とは統計学なのです。
もっとかんたんな言葉だと「確立」ですかね。

2010/02/23 松翁論語 (PHP研究所) 2月23日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七八五 松翁ある人に次のように言われた
 
 きょう考えたことは、
すべてその日のうちに実行するというくらいの心がまえをもつことが大事。
 
 
成功する人の当たり前の心構えですね。
成功した人はみんな言ってます。
“今日できることを明日に延ばすな”
私もそうやって来たから今があるんですけどね。
・・・・・・・言ってみてー。

2010/01/31 松翁論語 (PHP研究所) 1月31日

松翁論語 (PHP研究所) 1月31日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七六二 松翁ある人に次のように言われた
 
 幹や葉ばかりを見てはいけない。
太い幹、茂った葉を支える根の広がりを忘れてはならぬ。
 
 
10年位前、
水栽培のヒアシンスを育てていました。
いつもは土の下では見えない根の部分、
透明なガラスの中で根が張りめぐっています。
これを見て感じました。
私たちは花を見ているだけで、
このたくましい根の部分は気にも留めていない。
当時朝礼でもお話をさせてもらいましたが、
この話も誰も気に止めていないことでしょう。
美しい花と同様に、成果をあげる人間は、
見える部分の何倍も影で努力しているのは、
植物も人間も同じですね。

2010/01/30 松翁論語 (PHP研究所) 1月30日

松翁論語 (PHP研究所) 1月30日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七六一 松翁ある人に次のように言われた
 
 組合ができたとき、
私は祝辞を言おうと思って出かけていった。
自分の会社の人たちが組合をつくって大いに新しい時代をつくろう、
というのに、
社長たるものが知らん顔をしているのは相すまんと思ったからだ。
 
 
ホンダに組合ができたとき、
副社長の藤沢さんも祝辞をしたそうです。
目的(理念)の共有が元にありますが、
価値観の共有がいい加減だと、
労使の対決などと言う企業存続にかかわる、
悲惨な状況を招いたりする企業もあります。
広ガスたかたの6年位前を思い出します、
このときは社長リーダーシップ不足が一番の要因でした。
年上の多い組織に遠慮しながら、
年下にまで遠慮する。
今思うと、
「正しいことすら押し付けれない」
確信をもてるほどのものが中途半端だったことが、
すべての原因でしょう。
後ろ盾のない自信ほど恐ろしいものはありませんがね。

2010/01/29 松翁論語 (PHP研究所) 1月29日

松翁論語 (PHP研究所) 1月29日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七六〇 松翁ある人に次のように言われた
 
 会社の指導理念に反しない限り、
各人それぞれが創意をこらし、
いい意味での独走をし、
持てる力を100パーセント発揮してくれたらいい。
 
 
権限委譲とは指導理念に反しないことが前提なのです。
理念と価値観という企業の秩序が、
権限委譲の条件と言ってもよいでしょう。
「権限委譲」、「権限委譲」と声を高くする人に限って、
秩序を無視する人が多いのです。
それはね、
理念は共有できていても、
価値観がすり合わせできていないのです。
人生の生い立ちにおいてつくり上げていく価値観ですので、
潜在意識のなかで凝り固まっている価値観を変えていくことは、
困難を極めるのは当然のことです。
・・・・自身とっても苦労してますもの。

2010/01/28 松翁論語 (PHP研究所) 1月28日

松翁論語 (PHP研究所) 1月28日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七五九 松翁ある人に次のように言われた
 
 その気になれば、世の中には、
なすべき仕事はいくらでもある。
仕事がないのを嘆じる人は、
真に仕事を見つける努力をしない人である。
 
 
日本の経済はデフレスパイラルからの出口が見えていない。
そういう意味では、
今年の新卒はいまだに内定0の学生も半端な数ではありません。
しかし、
募集が0ではないのです。
確かに大学を出てこの仕事か?
と感じるような仕事かもしれません。
でもね、
「仕事に貴賤なし」なのです。
と言っても私もそう思えてきたのはそんなに昔のことではありません。

2010/01/27 松翁論語 (PHP研究所) 1月27日

2010/01/27

松翁論語 (PHP研究所) 1月27日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七五八 松翁ある人に次のように言われた
 
 人間である以上、
人によって好き嫌いがあり、
性格的に気の合う人、
然(しか)らざる人のあることは否めない。
しかし、
人物の登用にそれをさしはさむことは断じて許されない。
 
 
ここは自信を持って信念を持ってやってます。
重視しているのは“価値観”です。
理念の共有は高いレベルでも、
価値観のすりあわせが十分でなければ、
行動がまったくそろいません。
重要なところなのでもう一度、
私の人事は“価値観”です。

2010/01/26 松翁論語 (PHP研究所) 1月26日

松翁論語 (PHP研究所) 1月26日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七五七 松翁ある人に次のように言われた
 
 人間として成長しない人をもつ事業は、
成長するものではない。
 
昨日?一昨日?のメールにも書いた気がします。
企業の成長と人財の成長は両輪。
どちらかだけが大きくてもまっすぐ走りません。
ゆえに、
金儲けだけを考えるような企業が、
真に成長するわけありませんし、
お客様があり続けるわけもありません。
人財育成こそ企業の中心です。
と、思うよ。

2010/01/25 松翁論語 (PHP研究所) 1月25日

松翁論語 (PHP研究所) 1月25日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七五六 松翁ある人に次のように言われた
 
 私は、
事業を経営しつつ人物を養成し、
人物を養成しつつ事業を行うような、
物の生産と教育とを同時に行う工場経営、
学校経営を、
ひとつの事業として実現してみたいと思ったことがある。
 
 
時代に対応しようと努力している経営者はみんな感じてるのでしょうね。
すし屋の田舞さんが日本創造教育研究所を立ち上げたのはそこですものね。
「企業の成長(売上)に人がついてこない」
「人が成長しないから企業も成長しない」
あえて企業の成長を売上とことわったのは、
本当の企業の成長は人財の成長との両輪だからです。
売上だけなら人財とは別次元での成長もありえます。
(後で半端なく困ることになるでしょうが・・・・・)
力不足の私は、
社内での教育と合わせ、
日創研、武蔵野の教育を利用させていただいています。

2010/01/24 松翁論語 (PHP研究所) 1月24日

松翁論語 (PHP研究所) 1月24日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七五五 松翁ある人に次のように言われた
 
 私たちが事業に踏み切ったころ、
今日一日の仕事を一所懸命にやるという気持ちだけは、
人一倍強かったのではないかと思う。
 
 
デフレの今日、
仕事もなく生活に困窮している人がたくさんいます。
「一億、総中流階級意識」の日本と言われていたのは夢だったのでしょうか。
しかし、いまだに「誰かが何とかしてくれる」という意識で、
のほほんとしている人もけっこういます。
松下さんの創業時代は、
「もっといい暮らしがしたい」と言う思いがとても強く、
一生懸命ではなく、
「今、この目の前のことに命がけ」の一所懸命。
だと木野親之先生から聞いています。
今に日本は、
とてつもない貧富の差がある社会になってしまうのかもしれません。
日本に仕事がないわけではありません。
しかし、
いつまでも仕事をえり好みできる社会ではなくなってきてます。

2010/01/23 松翁論語 (PHP研究所) 1月23日

松翁論語 (PHP研究所) 1月23日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七五四 松翁ある人に次のように言われた
  
 歴史とは、
決して他人のことではない。
いわば自分の姿である。
 
 
歴史を紐解くと、
と言うよりも、
歴史上の偉人伝や歴史小説を読み進むと、
単に歴史上の偉人史がりかいできるだけではなく、
自分の未来、
と言うか、
どんな価値観をもち、
どんな行動を取ればよいか見えてきます。
伝わりますかね?私の文章の意図。
経営者には多いのです、
歴史上の偉人と自分を重ねている人が。
坂本竜馬と自分を重ねている経営者はけっこういますよ。
ちなみに、
私は毛利元就の次に坂本竜馬です。

2010/01/22 松翁論語 (PHP研究所) 1月22日

2010/01/22

松翁論語 (PHP研究所) 1月22日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七五三 松翁ある人に次のように言われた
 
 ひたすらな母の愛というものは、
今の歳(とし)になっても、
私の心に脈々といき続けている。
 
 
絶対裏切りのない“母親の愛”
本当に知ると裏切れませんよね。
しかし、
逆手にとってニートなんてことも。
・・・・・、
私はニートにはなっていないが、
結婚するまでたくさん負担をかけてしまった。
“母親の愛”を理解しなさいと言っても分かるものではない。
そう理解できるようになるまで年月かかるんです。
分かるときがくれば分かるし、
来なければ一生分からないまま。
それすら押し付けない“母親の愛”
・・・・・・母の愛に甘えて苦労しない人間はだめですね。
苦労にこそ真実がある。
そういう意味では苦労話にこそ真実があるのです。
すばらしい講演にはそういうのものが多いですものね。
ワタミの渡邉会長の講演いいですよ。
苦労話もどきの自己チュー話は聞くに耐えれませんが。

2010/01/21 松翁論語 (PHP研究所) 1月21日

松翁論語 (PHP研究所) 1月21日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七五二 松翁ある人に次のように言われた
 
 私は、
どうも自分のしみじみとした苦労話というのが苦手である。
 
 
器の違いですね。
私は器が小さいので頑張ってる自分の話をするのが大好きです。
そんな人は多いですね、
苦労話の聞き役をすることもけっこうあります。
松下さんのように、
苦労をしているのに話をされない大きな人はそんなに見かけませんね。
修行。

2010/01/20 松翁論語 (PHP研究所) 1月20日

松翁論語 (PHP研究所) 1月20日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七五一 松翁ある人に次のように言われた
 
 普通の魚は人間が近づくと本能的にさっと逃げる。
ところが同じ魚でありながら、
池のコイは寄ってくる。
おもしろいものだ。 
 
 
さすがに目の付け所が違います。
魚だって理性的に生きることができるのです。
魚も教育すると成長します。
私たちは人間、理性の動物です。
自らを教育し成長しないわけありません。
しないわけないのです。

2010/01/19 松翁論語 (PHP研究所) 1月19日

松翁論語 (PHP研究所) 1月19日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七五〇 松翁ある人に次のように言われた
 
 “自己観照”のできる人には過ちが少ない。
 
 
“自己観照”のできる人が少ないですよね。
まず自己開示・・・・・・というか、
自分を知らない人が多すぎる・・・・・というか、
自分を知らないのは実は自分。
自分を知るためには、
自分を知っている他人の意見を聞くこと。
意見をされると顔色が変わるので感情が丸読め。
自己観照には程遠いな・・・・。
・・・・・・自己反省。

2010/01/18 松翁論語 (PHP研究所) 1月18日

松翁論語 (PHP研究所) 1月18日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七四九 松翁ある人に次のように言われた
 
 誠実の徳が、
ともすれば軽視されがちな今日の世相のなかにあって、
いま一度、
誠実の尊さについて考えてみてもよいのではないか。
 
 
“凡事徹底”も近いものがありますね。
“徳”を積むということを聞きますが、
目先の損得で考えるとすぐ煮えるものはなく、
“損”ばかりです。
ですから、
「損と得の道があればあえて損の道を行く」
「好きな道と嫌いな道があればあえていやな道を行く」
ということです。
今朝の勉強会で話をしましたが、
“本質を追及”していけば、
“誠実の徳”の紐も解けていくのでしょう。

2010/01/17 松翁論語 (PHP研究所) 1月17日

松翁論語 (PHP研究所) 1月17日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七四八 松翁ある人に次のように言われた
 
 ともすれば他を見て自分の精神をグラつかせる。
自分の仕事はこれでいいのかどうか、自信を失う。
そして不安にとりつかれる。
そのようなことを何度となく繰り返してきた、
というのが私の偽りのない体験である。
 
 
まさに私の現在進行形の姿です。
元々自信たっぷりの人は、
自信を失うと立ち直れない人もいます。
そんな完璧な人間はこの世に一人としているはずはないのに。
気づきましょう、
昨年の春先、イチローだって胃に穴を開ける位プレッシャー感じてたんですもの。
私たちは能力不足を努力だけで補うことしかできない集団です。
しかしその努力と継続は世間をはるかに凌ぐ・・・・・でありたい。

2010/01/16 松翁論語 (PHP研究所) 1月16日

松翁論語 (PHP研究所) 1月16日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七四七 松翁ある人に次のように言われた
 
 内輪なのだからこの程度でいいだろうと、
安易な気持ちになったり、
内輪だからと、
かえって礼を失するようなことはないか。
 
 
知らず知らずのうちにやってしまっていることです。
先日も、
景気の低迷もありリフォーム需要は冷え込んでいますので、
ある程度安定している公共工事の入札にも参加することにしました。
これまでは業界の体質に違和感もあり、
参加を避けていました。
しかし社内からは、
「公共工事は報告や検査が厳しいので控えめにしましょう」との声も。
なんたることか。
これまでやってきたお客様の工事では、
検査や報告を控えめにしていたのか?
内輪というわけではありませんが、
公共工事も一般工事も品質に差別はありません。
私が公共工事を避けていたのは業界体質で、
品質はいつでも公共工事品質を目指すのです。

2010/01/14 松翁論語 (PHP研究所) 1月15日

2010/01/15

松翁論語 (PHP研究所) 1月15日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七四六 松翁ある人に次のように言われた
 
 年功序列といっても、
能力以外の配慮から昇進昇格をさせることで、
結局は会社にとってもマイナス、
本人にとっても不幸ということもある。
 
 
今や当たり前になりつつある“日本型能力主義”
“完全能力主義”も多いが拝金主義にもなりやすいので、
日本では定着していない。
しかし、
年功序列型組織ばかりだった松下さんの時代には、
とてもインパクトがあったに違いありません。
本質から物事を見ると時代には関係なく、
正しい考え方が見えてくるのでしょうね。
松下さんの宇宙根源の法則により導き出されたのしょう。

2010/01/14 松翁論語 (PHP研究所) 1月14日

松翁論語 (PHP研究所) 1月14日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七四五 松翁ある人に次のように言われた
 
 課長としてはまことに立派な人だったが、
部長にしたらどうも成績が上がらない、
ということもある。
 
 
確かにあります。
やる前からわかっている場合と、
やってみて気づく場合があります。
成績の上がらないポジションに置き続けることは、
企業にとっても本人にとっても不幸なことです。
活躍のできるポジションで生き生きしているほうがよいに決まっています。
昇格は必要システムですし、
降格も必要なシステムといえそうです。
もちろん何度でもチャレンジできるという文化と、
何度でもチャレンジするという意識が大切であることは、
言うまでもありませんね。

2010/01/13 松翁論語 (PHP研究所) 1月13日

2010/01/13

松翁論語 (PHP研究所) 1月13日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七四四 松翁ある人に次のように言われた
 
 国民が、
国家すなわち政府に対して何か要望を出す前に、
まず、
みずから何をするべきかを考える、
それが真の民主主義というものである。
 
 
薬害エーズや薬害肝炎を救済しようとする人たちの行動は、
まさにそれでしょう。
ただ騒ぐだけでなく、
しっかりとした意見を伝える。
さすがに感情だけでは政府も動きません。
が、
意味不明の妙な動きは歴史を見てもあったようです。
核持込の裏協定のように。
広ガスたかたは裏協定ではなく、
正攻法で本当のレベルを上げて行きましょう。

2010/01/12 松翁論語 (PHP研究所) 1月12日

松翁論語 (PHP研究所) 1月12日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七四三 松翁ある人に次のように言われた
 
 政治に指導性がないのは、
国家百年の計を生みだすような方針、
哲理がないからである。
 
 
松下さんの時代から、
政権交代をした現代も、
ずーとおんなじ。
高速道路タダ、
消費税据え置き、
などなど。
結局は選挙票がほしいだけ。
孫の代まででも処理できない借金をどうするのか?
それこそ国家百年の計。
日航の姿が将来の日本にならないよう、
政治家も国民も、
「誰かが何とかしてくれない」
ことをしっかり自覚したいものです。

2010/01/11 松翁論語 (PHP研究所) 1月11日

松翁論語 (PHP研究所) 1月11日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七四二 松翁ある人に次のように言われた
 
 自分を粗末にするような人間は、
ほんとうに他人を大切にし、
他と強調していくことはできない。
 
 
15年位前だったでしょうか?
無能唱元(むのう しょうげん)氏の講演で、
「お風呂にお湯をためすぎ、湯船につかったときにあふれだすお湯」
と言うのがありました。
人生は、
自分を犠牲にして周りを助けると言う、よくありそうな三流ドラマでは成功しない。
成功者は自分の湯船からあふれ出した幸せで、周りを豊かにしているのだと。
三流ドラマの主演者も口先では何とでも言います、
その行動が一生続けられて初めて本物です。
私は本物。
・・・・・・・・・には程遠い・・・から今日も修行。

2010/01/10 松翁論語 (PHP研究所) 1月10日

松翁論語 (PHP研究所) 1月10日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七四一 松翁ある人に次のように言われた
 
 自分にも自由があれば、
他の人々にも自由がある。
他人の自由を侵害するような姿は、
真の自由とはいえない。
 
 
「そうだ、他人の自由を侵害するなんてもってのほかだ」
と言うと、
「社長が侵害してるでしょ」
と言いたい人もいる。
社長が自由を侵害しているのか?
本人が秩序の無視に気づいていないのか?
間違いないことは本人は、
「自由の侵害だ」と言い張るということ。
成長が止まらなければいつか本当のことがわかります。
 

2010/01/09 松翁論語 (PHP研究所) 1月9日

松翁論語 (PHP研究所) 1月9日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七四〇 松翁ある人に次のように言われた
 
 自由というのは、
何らの制限もなく、
何をしてもいいということではない。
 
 
今の若者は~とよく耳にします。
・・・・・口にもするようになりました。
しかし、
私たちが若いときにも言われていました。
私たちの親の時代も、そのまた親の時代も延々です。
エジプトだったかな?ピラミッドかなにかの壁にも書いてあるそうです。
紀元前からずーとです。
それはいいのですが、
自由には秩序があるということを知らない人が多すぎ、
若い人だけではないですよこれは。
野生の王国にも秩序はあるのです。
今に野生の王国にも劣る無秩序王国になっちゃいます。

2010/01/08 松翁論語 (PHP研究所) 1月8日

松翁論語 (PHP研究所) 1月8日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七三九 松翁ある人に次のように言われた
 
 足りない点に目を向けて不平不満を持つか、
それよりも与えられたものに感謝しつつ、
足りない面はみずからの力で満たしていくか。
その分かれ目は、
自主性をもつか、
依存心をもつかにかかっている。
 
 
目を向けて不平不満を持つのであれば、
足りない点には目を向けないほうがよいでしょう。
しかし、
松下さんも言われている通り最終的には、
「足りない面はみずからの力で満たしていく」しかないのです。
最初は、
できることを伸ばすことだけに力を注ぐとよいでしょう。
あるレベルに達すると、
現実から目をそむけることなく、
更なる向上のための課題にしなくてはならないのです。
イチロウだって最初は得意コースと不得意コースがあったはず。
不得意コースを捨て、まずは得意コースをもっと打てるように練習、
それだけで終わっても一流にはなりますが、
彼は不得意コースも克服し超一流。

2010/01/07 松翁論語 (PHP研究所) 1月7日

松翁論語 (PHP研究所) 1月7日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七三八 松翁ある人に次のように言われた
 
 いかに多勢(たぜい)であろうと、
一人ひとりがその多勢をたのむような心弱い人間ばかりでは、
なにもならない。
戦わずしてすでに敗れているに等しい。
 
 
日本の政治は政党政治。
総理大臣も政党のリモートコントロールか?
そういう意味では小泉さんははっきりしていて、
「自民党をぶち壊す」
といって総理大臣になった。
特にこんな時代には、
多少異質であってもしっかりとした芯を感じるリーダーが必要だ。
企業も必要な時期に必要なリーダーが出てくる。
パナソニックの中村邦夫会長
ホンダの川本信彦元社長
などは私の中では思い浮かぶ代表ですね。
お二方とも「松下を壊す」「ホンダを壊す」
と周りから言われていました。

2010/01/06 松翁論語 (PHP研究所) 1月6日

松翁論語 (PHP研究所) 1月6日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七三七 松翁ある人に次のように言われた
 
 政府といわず、政党といわず、
企業といわず、一般国民といわず、みんなお互い、
誰かがなんとかしてくれるだろ、
といった安易な依存心をもつにいたってしまった。
 
 
誰かがなんとかしてくれないと知ったのは、
経営者になったときからでっした。
経営者としての最初の仕事は、
銀行借入の保証人署名と実印の捺印。
瞬間、
  「誰かがなんとかしてくれない」
と気づきました。
私はずいぶんと周りに支えられていたのに、
そんな自覚などありませんでした。
日本中がほぼそんな意識なのでしょうね。

2010/01/05 松翁論語 (PHP研究所) 1月5日

松翁論語 (PHP研究所) 1月5日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七三六 松翁ある人に次のように言われた
 
 いま国民の間に、
福祉はみずからつくり出すもの、
という意識はきわめて希薄になっている。
 
 
日航の年金問題はどうなるのでしょう?
2/3以上の賛成がなければ年金の減額は否決される。
日航OBの気持ちもわかりますが、
年金のシステムは現役がOBを支える図式。
企業あっての年金ですものね。
OBも本気にならないと日航は本当になくなっちゃいますよ。
年金もみずからの責任に変えていく方が、
正しい意識を維持しやすいのかもしれませんね。
現在60歳からの年金支給も、
昭和36年生まれ以降の人は65歳まで年金は支給されません。
そのころになるともっと伸びてるかも?
今日の雪のようです、寒ぶー・・・・。

2010/01/04 松翁論語 (PHP研究所) 1月4日

松翁論語 (PHP研究所) 1月4日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七三五 松翁ある人に次のように言われた
 
 不信感は、
争いを起こし、
物をこわし、
事を不成功に終わらせ、
結局において人間の共同生活を貧困ならしめるものである。
 
 
不信感からの“なぜ”は、貧困ならしめ、
探究心からの“なぜ”は、成功を生む。
と、思うよ。

2010/01/03 松翁論語 (PHP研究所) 1月3日

松翁論語 (PHP研究所) 1月3日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七三四 松翁ある人に次のように言われた
 
 これからの日本は、
“精神大国”というか、
“徳行大国”といった姿を目指していくことが肝要である。
 
 
“精神大国”、“徳行大国”
いい言葉ですね。
言葉がいいだけではどうしょうもありませんが、
日本が本当に世界からそう言われたとしたらと、
想像してみて下さい。
日本だけでなく世界が変わっていくことでしょう。
と書き込みつつ、
器なりの私は、
広ガスたかたがそう言われたら?と、
頭の中では考えています。
まずは小さく一歩から。

2010/01/02 松翁論語 (PHP研究所) 1月2日

松翁論語 (PHP研究所) 1月2日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七三三 松翁ある人に次のように言われた
 
 発展途上国に対しての協力、
援助をしていくことは大切だが、
それは自国の実力の程度に応じて行うことが肝要である。
 
 
にもかかわらず、
大国にうまく乗せられた日本国は、
返してももらえない貸付を行ってしまった。
自国の借金は900兆円にも及ぶにもかかわらず・・・・。
子供や孫たちに明るい未来はあるのか?
・・・・・、
正月の二日目に声を荒げてはまずいが、
せめてたまには、
本当に、
日本の未来、世界の未来、
地球の未来を一人一人真剣に考えてみましょうよ。

2010/01/01 松翁論語 (PHP研究所) 1月1日

松翁論語 (PHP研究所) 1月1日

 

新年明けましておめでとうございます
 
芽生えの2010年が明けました

しっかりと手入れをした土壌にまいた種が、
芽を吹き大きく育つ年です。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七三二 松翁ある人に次のように言われた
 
 政治の重要性なり政治家の重要性については、
まず政治家が、
そのことをみずから正しく十分に認識、
理解することが大切。
 
 
昨年の衆議院選後、
大局的には、
自民党の若手議員たちがやろうとしていた事を民主党が始めました。
なぜ自民党の大物議員たちは反対をしたのでしょう?
昔からの利権や各省庁とのパイプの問題があったのでしょうか?
いずれにしても、
政治の重要性なり政治家の重要性が前面にあったとは思えません。
総理大臣もママからのお小遣いもらってるようでは本末転倒。
今年こそは、
世界に冠たる日本の政治を目指す政治家がでてきていただきたいものです。
ぐっと小さい話になりますが、
広ガスたかたは“豊かな暮らし提案業”として、
飛躍の第一歩の年のさらに、
第一日目をスタートです。
今年も限界超えて頑張ります。
(全員でスタートは5日ですが)

2010/01/01 松翁論語 (PHP研究所) 12月31日

松翁論語 (PHP研究所) 12月31日

松翁論語(PHP研究所)
 松下幸之助 述
 江口克彦 記
七三一 松翁ある人に次のように言われた
 
 自己の利害と、
他人や社会全体での利害を、
調和させつつ事に当たっていくことが大切である。
 
発展途上国、
なかでも中国は世界の経済大国。
彼らは地球規模では物事を考えない。
環境問題に関しては知らぬ振り。
・・・・とはいえ他人の振りはよくわかる。
が、自分の振りはなかなか見えない。
だから調和って難しいのです。
一歩や二歩引いたぐらいでは足らないのかもしれませんね。