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2026/04/09 4月9日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月9日

知る者は好む者に如かず

子曰わく、之を知る者は、之を好む者に如かず。
之を好む者は、之を楽しむ者に如かず。
(雍也第六)
【訳】先師が言われた。
「知る者は、好んでやる者には及ばない。
好んでやる者は、楽しんでやる者には及ばない」
*ある青年が大学を卒業して目指す企業に就職し、
直属の重役から「知好楽」の三文書を揮毫した
色紙を貰ったが、論語の言葉だと知り、これに
沿うべく努力を重ねた。因みにこの重役は抜擢
されて社長となった。


「単に知っている人は、
それを好きでやっている人にはかなわない。
それを好きでやっている人も、
楽しんでいる人には及ばないものだ」
・知るレベル
知識として理解しているのですね。
頭では分かっていますが、
「義務感」や「理屈」で行動しています。
・好きレベル
自分から進んでやりたいと思う段階です。
情熱があるため、
知識だけよりもずっと上達し、成果も出やすいのです。
・楽しむレベル
努力を努力と思わず、
そのこと自体が喜びになっている無敵の状態です。
損得や義務を忘れ、取り組む人は、
誰よりも強い力を発揮します。
「どうせやるなら、面白がってやったほうが勝ち」
・・・ですね。
 

2026/04/08 4月8日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月8日

人の生くるや直し

子曰わく、人の生くるや直し。
之を同いて生くるや、幸にして免るるなり。
(雍也第六)
【訳】先師が言われた。
「元来人はまっすぐなものだ。それを曲げ
て生きているのは、幸いに天罰を免れてい
るに過ぎない」
*人はすべて天のはたらきによって生まれたもの
で、元来誰でも澄んだ心の鏡を与えられている。
従って常にその鏡を磨き、たびたび自分を映し
て誤りのないようにするのが人の道である。


「人間がこの世に生きていけるのは、
その心が『真っすぐ(正直・素直)』だからだ。
心を曲げて不正直に生きているのに、
何事もなく無事に過ごせているとしたら、
それはたまたま運良く災難を免れているだけだ」
・・・人間が生きるエネルギーの源は
「直(正義の道)」ですね。
…とはいえ、小学4年生から空手道場に通い、
道場訓の最初の訓、「正義の道を守ること」
を意識し始めたのは30代半ばでした。
自分にとって必要な時期に、「はっとさせられ」
やっと深く考えるようになるのですね。
 

2026/04/07 4月7日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月7日

君子は文質彬彬

子曰わく、質、文に勝てば則ち野。
文、質に勝てば則ち史。
文質彬彬として、然る後に君子なり。
(雍也第六)
【訳】先師が言われた。
「質が文に勝てば野人肌である。文が質に
勝てば記録係のようだ。文と質とがうまく
均整がとれてこそ君子と言える」


質(中身)に勝る:成績は抜群だが、態度、姿勢悪い。
文(飾り)に勝る:口は達者だが、行動が伴わない。
「知識だけを追い求めるガリ勉は最低だ」
「質さえ良けれ良いのではなく、礼儀はも大切だ」
「本物になりたいなら、
中身を磨き、それを洗練された行動で
表現できるようになりなさい」
(6日~7日)だそうです。
・・・仕事はできるが挨拶もできない。
正しいことは主張するが行動は伴わない。
…どちらも二流だということですね。
 

2026/04/06 4月6日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月6日

女、君子の儒と為れ

子、子夏に謂いて曰わく、
女、君子の儒と為れ、小人の儒と為る無かれ。
(雍也第六)
【訳】先師が子夏に向かって言われた。
「お前は君子の儒となれ、小人の儒となる
のではないぞ」
*君子の儒とは、真実に道を求めて学ぶ人。小人
の儲とは、単に知識を究めて立身出世を求める
ような人。


「お前は、『君子の儒(くんじのじゅ)』になりなさい。
『小人の儒(しょうじんのじゅ)』になってはいけない」
『君子の儒』『小人の儒』
君子の儒:世のため人のために学問を役立てようとする人。
小人の儒:知識を「道具」として使い、人を見下したり、
自分の利益や出世のために勉強する人。
・・・他人を論破したり、
マウントを取ったりのために使っていないか?
…いますね。…そんな人。
「どれだけ知っているか」よりも、
「知識を使ってどう役立つか」が、
とても、とても、大事なのです。
 

2026/04/05 4月5日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月5日

女(なんじ)は画(かぎ)れり

冉求曰わく、子の道を説ばざるに非ず、
力足らざれぱなり。
子曰わく、力足らざる者は中道にして廃す。
今女は画れり。
(雍也第六)
【訳】冉求が言った。
「先生の説かれる道を喜ばないわけではあ
りませんが、ただ何分にも私の力が足りま
せんので、行うことができません」
先師が言われた。
「力が足りないかどうかは、力の限り努力
してみなければわからない。力の足らない
者は中途で倒れるまでのことだが、今お前
は初めから見切りをつけてやろうとしない。
それではどうにも仕方がないよ」
*私は若くして古今東西の学に通ずる稀代の碩学
安岡正篤先生に師事し、深く極めることなく安
易に生きてきた。ところが六十八歳の時に先生
が亡くなって、一年の心喪に服した。その間先
生の旧著を殆んど読み返す中に、先生との格差
の余りにも大きいのに驚き、次第に自己厭悪に
陥り、生きる気力を失いかけた。その時、この
章の「女は画れり」の一語に接し、忽然として
新たに生きようとする気力が湧いた。そうして
「仮名論語」の浄書を発願したのである。


「私は先生が説く『道』が
素晴らくないと思っているのではありません。
ただ、やり遂げるだけの力がありません」
「本当に力が足りない者というのは、
力の限りを尽くして、
道の途中で力尽きて倒れる者のことを言うのだ。
お前は、走ってみる前から勝手に限界を決めて、
立ち止まってしまっている。
それでは話にならない」
・・・「力不足」かどうかは、
精一杯やってみて、
途中で倒れた時に初めて証明されるのですね。
やる前から「無理です」と言うのは、
単なる「怠慢」や「逃げ」です。
…亡くなる直前まで、
日創研の論語セミナーを続けられた、
伊与田先生、木野先生を思い出します。
 

2026/04/04 4月4日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月4日

賢なるかな回や

子曰わく、賢なるかな回や。
一箪の食、一瓢の飲、随巷に在り。
人は其の憂に堪えず、回や其の楽しみを改めず。
賢なるかな回や。
(雍也第六)
【訳】先師が言われた。
「顔回はなんと立派な人物だろう。一膳の
飯と一椀の汁物しかない貧しい長屋暮らし
をしておれば、たいていの人は、その苦し
みに堪えられないものだが、回はそんな苦
境にあっても楽しんで道を行って変わるこ
とがない。なんと立派な人物だなあ回は」


「顔回という男は、なんと立派な人物だろうか。
一杯の飯と、一杯の水。
そんな質素な食事をして、路地裏の長屋に住んでいる。
普通は、そんな惨めな暮らしの苦しさに耐えきれず、
音を上げてしまうだろう。
顔回は、そんななかでも
『道』を求める心を変えることがない。
なんと立派な男なんだろう」
・・・顔回の姿は、
夢中になれるものや信念があれば、
どんな環境でも幸せに生きていける。
ということを教えてくれているのでしょうね。
逆に、どれだけ稼ぎまくろうと、
野球への情熱、野球の道を究めようとする、
大谷翔平選手もカッコよすぎます。
 

2026/04/03 4月3日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月3日

之を亡ぼせり、
命なるかな
伯牛、疾有り。子、之を問う。
胴より其の手を執りて日わく、
之を亡ぼせり、命なるかな。
斯の人にして而も斯の疾あるや、
斯の人にして而も斯の疾あるや。
(雍也第六)
【訳】伯牛が不治の病にかかった。先師が
見舞いに行かれて、窓から手を取り、歎い
て言われた。
「惜しい人がなくなる。天命かなあ。それ
にしてもこのような立派な人物がこんな病
にかかるとは。このような立派な人物がこ
んな病にかかるとは」
*伯牛吟塗篭姓は餓、名は耕。


「伯牛が重い病にかかってしまいました。
部屋には入らず窓越しに面会しました。
孔子は窓から手を入れて、
伯牛の手を握り、嘆き悲しんで言われました。
「この人を失ってしまうのか。
これも運命なのだろうか。
これほど立派な人物が、
どうしてこんな病にかからなければならないのか。
なぜこんな目に遭わなければならないのか……」
・・・どんなに実直に生きていても、
理不尽な運命や病に見舞われることがあります。
どんなに正義の道を歩んでも、
必ずしも報われるとは限らない。
…これは残酷な真実ですね。

 

2026/04/02 4月2日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月2日

未だ学を好む者を聞かず

孔子対えて曰わく、顔回なる者有り、学を好めり。
怒を遷さず、過を弐たびせず。
不幸短命にして死せり。
今や則ち亡し。
未だ学を好む者を聞かざるなり。
(雍也第六)
【訳】先師が(「弟子の中で誰が本当に学
を好むか」との問いに)答えて言われた。
「顔回という者がおりました。彼は怒りを
自分に関係のない者にまでうつさず、過ち
を二度と繰り返しませんでしたが、不幸に
も若死にをしまして、もうこの世には居り
ません。それからは、本当に学を好む者は
いないようでございます」


「お弟子の中で、
誰が一番熱心に学問に励んでいましたか?」
「顔回、彼は本当に学ぶことが好きな男でした。
嫌なことがあっても
他人に当たり散らすことはありませんし、
同じ失敗を二度繰り返すこともありません。
しかし、若くして亡くなってしまいました。
彼がいなくなった今、
彼ほど心から学問を愛している者は、
見当たりません」
・・・孔子にとって、勉強ができるとは
「知識ではなく、
学んだことを人格や行動にどう反映させるか。
そして、
感情をコントロールできることこそが、
学問の成果。
…と考えていたそうです。
 

2026/04/01 4月1日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
4月1日

丘の学を好むに如かず

子曰わく、十室の邑、必ず忠信丘が如き者有らん。
丘の学を好むに如かざるなり。
(公冶長第五)
【訳】先師が言われた。
「十軒ほどの小さな村にも、必ず私ぐらい
の忠信の人はいるだろう。しかし私の学を
好むのには誰も及ばない」


「たった10軒ほどの小さな村であっても、
私と同じくらい誠実で、嘘のない人物は、
必ずどこかにいるはずだ。
そんな彼らであっても、私のように
『学ぶことそのものを心から楽しむ』
という点においては、到底及ばないだろう」
・・・誠実な人はどこにでもいるけれど、
死ぬまで学び続ける人は多くないのですね。
努力は才能を凌駕すると信じていますので、
私の『学び』は、
精神が生きている限り続きます。
サムエル・ウルマンの『青春』を思い出しました。
短縮バージョンでどうぞ。

 青春とは
若き肉体のなかにあるのではなく
若き精神のなかにこそある
臆病な精神のなかに青春はない
夢を失ったとき、はじめて老いる
大切なものは感動する心
次は何が起こるのだろうと
眼を輝かせる子供のような好奇心
胸をときめかせ未知の人生に挑戦する喜び
真の青春とは、
若き肉体のなかにあるのではなく
若き精神のなかにこそある
 

2026/03/31 3月31日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月31日

内に自ら訟むる者を見ず

子曰わく、已んぬるかな。
吾未だ能く其の過を見て、
内に自ら訟むる者を見ざるなり。
(公冶長第五)
【訳一先師が言われた。
「なんともしょうがない世の中だなあ。
私は、まだ自分の過ちを認めて、心の
底から自分を責める人を見ない」


「私はこれまで、自分の過ちに気づいたときに、
それを他人のせいにしたり言い訳したりせず、
自分の心の中で自らを厳しく裁き、
反省できる人を見たことがない」
・・・誰かに言われて反省するのではなく、
自分一人で自分のダメさを認めて、
自分を厳しく律することができる人のことを
言われているのですね。
…自分の心の中の裁判官を常に意識したいと思います。
 

2026/03/30 3月30日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月30日

蓋ぞ爾の志を言わざる ③

子路曰わく、願わくは子の志を聞かん。
子曰わく、老者は之を安んじ、
朋友は之を信じ、少者は之を懐けん。
(公冶長第五)
【訳】子路が言った。
「どうか先生の理想をお聞かせください」
先師が言われた。
「年寄りたちの心を安らかにし、友達とは
信をもって交わり、若者には親しみ懐かれ
るような人間になりたいね」


「お年寄りたちには、
『この人がいれば安心だ』と
心安らかに過ごしてもらい、
友人たちには、『この人は裏切らない』と
心から信頼されるようになり、
そして若者たちには、『あの人のようになりたい』と
慕われるような、
そんな温かな人間関係の中に生きる者でありたいね。」
・・・お年寄りには安心を、
仲間には信頼を、若者には夢を与えられる。
大きな大きな器ということですね。
残念ながら、
とても口に出せるような言葉ではない。
…が、一歩でも半歩でも前進できるよう
修行を続けます。
 

2026/03/29 3月29日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月29日

蓋ぞ爾の志を言わざる ②

顔淵曰わく、善に伐ること無く、
労を施すこと無からん。(公冶長第五)
【訳】顔淵が言った。
「善い行いをしても人に誇ることなく、
骨の折れることを人に押し付けることの
ないようにありたいものです」
*曲阜の顔淵を祭る復聖廟に珍らしくお
饗銭箱が置かれてある。透明なビニール
製であるが、いつも使い古したクシャク
シャの紙幣が一杯入っていた。これは貧
しくてもゆかしい心根の顔淵を偲んでの
ことではなかろうか。


「自分が何か良いことをしたとしても、
自慢したり誇ったりしないようにありたい。
また、自分が苦労して成し遂げたことを、
他人に恩着せがましく押し付けたりしない
人間になりたいです。」
・・・良いことをしてもドヤ顔せず、
苦労を愚痴ったり恩を着せたりしない。
これを『本物の徳』というのでしょう。
…蓋ぞ爾の志を言わざる①②をよみすすめると、
だんだん自分が恥ずかしくなってきます。
 

2026/03/28 3月28日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月28日

蓋ぞ爾の志を言わざる ①

顔淵、季路侍す。子曰わく、
蓋ぞ各々爾の志を言わざる。
子路曰わく、
願わくは車馬衣装、朋友と共にし、
之を敞りても憾むこと無からん。
(公冶長第五)
【訳】顔淵と季路(子路)が先師のそばに
侍っていた。先師が話しかけられた。
「どうだ、めいめい自分の理想を話し合っ
てみないかね」
子路が言った。
「立派な馬や車、衣服や毛皮を友と共に
使って、破れても惜しいと思わないよう
にあて、破れても惜しいと思わないよう
にありたいものです。


「自分の将来の夢や、志を話してみないか」
「私は、自分の持っている立派な車や馬、
服などを、友人と共に使いたいと思っています。
友人がそれらを使い古して
ボロボロにしてしまったとしても、
恨んだり惜しんだりしない、
そんな度量のある人間になりたいです」
・・・「道具より友人の方が大事だ。
と言えるような、人間になりたい」
…と言っています。
私欲のない純粋な志ですね。
…とても大切なこと。
……ですが、人間だもの。
 

2026/03/27 3月27日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月27日

左丘明之を恥ず

子曰わく、巧言、令色、足恭なるは、
左丘明之を恥ず、丘も亦之を恥ず。
怨を匿して其の人を友とするは、
左丘明之を恥ず、丘も亦之を恥ず。
(公冶長第五)
【訳】先師が言われた。
「言葉巧みに、顔色をやわらげて人の機嫌
をとり、度を越して恭しく振る舞うのを左
丘明は恥じたが、私も恥じる。怨みを隠し
て友として親しく交わるのを左丘明は恥じ
たが、私もまた恥じる」
*左丘明は孔子の尊敬する先鍛か、
古代の有徳の人か不明。


「おべんちゃらを言い、
顔色をうかがって愛想を振りまき、
必要以上にペコペコと卑屈に振る舞うこと。
そんな生き方を『恥ずべきこと』と考えた」
・・・調子いいことばかり言って自分を偽ったり、
表面だけいい顔をして付き合ったりするのは、
人としてカッコ悪いですね。
「自分に正直に、誠実に生きよう」
…とはいえ、
社会では「建前」が必要な場面もあります。
「建前」=「うそ」
ではなく、礼儀やマナーを重視することは大切です。
 

2026/03/26 3月26日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月26日

旧悪を念わず

子曰わく、伯夷・叔斉は旧悪を念わず。
怨是を用て希なり。
(公冶長第五)
【訳】先師が言われた。
「伯夷・叔斉は、たとえ旧い悪事があって
も永く根に持つことがなかった。だから人
から怨みを受けることは少なかった」
*伯夷・叔斉は股末の孤竹君の子。
兄が伯夷、弟が叔斉。


「伯夷と叔斉の兄弟は、
他人が起こした過ちや無礼を
いつまでも根に持ったりしなかった。
相手を許す潔さがあったから、
恨みを抱く人はほとんどいなかった」
・・・「許す」ことは相手のためだけでなく、
自分を感情から解放するために必要なことなのですね。
執着を捨て、自身の人生を軽やかにしたいと思います。
 

2026/03/26 3月25日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月26日

旧悪を念わず

子曰わく、伯夷・叔斉は旧悪を念わず。
怨是を用て希なり。
(公冶長第五)
【訳】先師が言われた。
「伯夷・叔斉は、たとえ旧い悪事があって
も永く根に持つことがなかった。だから人
から怨みを受けることは少なかった」
*伯夷・叔斉は股末の孤竹君の子。
兄が伯夷、弟が叔斉。


「伯夷と叔斉の兄弟は、
他人が起こした過ちや無礼を
いつまでも根に持ったりしなかった。
相手を許す潔さがあったから、
恨みを抱く人はほとんどいなかった」
・・・「許す」ことは相手のためだけでなく、
自分を感情から解放するために必要なことなのですね。
執着を捨て、自身の人生を軽やかにしたいと思います。
 

2026/03/24 3月24日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月24日

晏平仲善く人と交わる

子曰わく、晏平仲善く人と交わる。
くして之を敬す。
(公冶長第五)
【訳】先師が言われた。
「晏平仲は交際の道をよく心得ていた。
久しく交わっても、ますます人は彼を敬った」
*「久しく交わっている人をも敬って
変わらなかった」という説もある。
*晏平仲は斉の名大夫。晏は姓、名は嬰、
平は誼、仲は字。


「晏平仲は、すばらしい人間関係を築いていた。
彼がすごいのは、付き合いが長くなればなるほど、
相手からますます尊敬されるところだ。」
・・・逆に言うと、
付き合いが長くなればなるほど、
相手をいっそう敬い続ける。
…と言うことでしょうね。
どれだけ仲良くなっても、相手を雑に扱ったりしない。
だからこそ一生の信頼が築けるのです。
家族、親友、同僚など、
身近な人ほど難しい課題かもしれません。
 

2026/03/23 3月23日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

 

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月23日

君子の道四有り

子、 子産を謂う。君子の道四有り。
其の己を行うや恭、其の上に事うるや敬、
其の民を養うや恵、其の民を使うや義。
(公冶長第五)
【訳】先師が子産(鄭の名大夫)のことを
評して言われた。
「為政者の守るべき道に四つある。
第一は、自分の身の振る舞いを恭しくする。
第二は、上に仕えては慎み敬うことである。
第三は、民を養うには慈しみ、かつ恵み深いことである。
第四は、民を使うには道義にかなって公正であることである」


1.謙虚な振る舞い。
2.誠実な仕事ぶり。
3.思いやりある配慮。
4.筋が通っている。
・・・常に控えめで礼儀正しいく、
他人や組織に対して、敬意を持って真面目に仕える。
そして、慈しみの心と恩恵を忘れない。
さらに、誰もが納得する正義の道を外れない。
「正義の道を守ること」

2026/03/22 3月22日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月22日

何を以て之を文と謂う

子貢曰わく、孔文子は何を以て之を文と謂うや。
子曰わく、敏にして学を好み、
下もんはここもつこれぶんい間を恥じず、
是を以て之を文と謂うなり。
(公冶長第五)
【訳】子貢が尋ねた。
「孔文子(衛の大夫)は何ゆえに誼を文と
言うのでしょうか」
先師が答えられた。
「天性が明敏であって学問を好み、目下の
者にもへりくだって尋ねることを恥じなか
った。それで文と誰されたのだ」


「亡くなった孔文子様は、
なぜ『文』という立派な贈り名で呼ばれているのですか?
(それほどの人物だったのですか?)」
「彼は頭の回転が速いだけでなく、学問を愛していた。
そして何より、自分より地位の低い人や年下の人に対して、
教えを請うことを決して恥だとは思わなかったからこそ、
最高の敬意を込めて『文』と呼ばれているのだよ」
経営の神様松下幸之助翁は、
「わしは小学校も出て辺から、
会社の大学を出た優秀な人たちの話を
しっかり聴けるんや」
と言われていたそうです。
もい一つ、
「わしの耳が大きいのは人の話をしっかり聴くためや」
とも言われていたのだそうです。
 

2026/03/21 3月21日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月21日

唯聞く有らんことを恐る

子路、聞くこと有りて、
未だ之を行うこと能わざれぱ、
唯聞く有らんことを恐る。
(公冶長第五)
【訳】子路は、一つの善言を聞いて、まだ
それを行うことができなければ、さらに新
しい善言を聞くことを恐れた。
*子路の人物がよくわかる。


「善い教えを一つ聞いたなら、
それを自分自身で実行し終えるまでは、
次の新しい教えを聞くことを怖がっていた」
現代は、AIに聞けば無限に「良い言葉」や
「ノウハウ」が手に入る時代です。
それで分かったつもりになっているかもしれませんね。
「一つ学んだら、一つ実践する」。
これが、自分を成長させる。…が、なかなか難しい。
 

2026/03/20 3月20日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月20日

得て聞くべからざるなり

子貢曰わく、夫子の文章は得て聞くべきなり。
夫子の性と天道とを言うは、
得て聞くべからざるなり。
(公冶長第五)
【訳】子貢が言った。
「先生の詩書礼楽や国の制度についてのお
話はいつでも聞くことができるが、人の本
質や宇宙の原理などのお話は聞くことがで
きない」


日々の当たり前のことを丁寧に行う。
その積み重ねの先にしか、
本当の天道(真理)はないのですね。
「めったに聞けない(得て聞くべからざる)」からこそ、
行動や振舞いから師の教えを汲み取ろうと、
考えたのでしょう。
経営の神様松下幸之助氏から
「一緒に人について研究しよう」
と言われた、
木野親之先生の言葉を思い出しました。
 

2026/03/19 3月19日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月19日

其の言を聴きて
其の行を観る

子曰わく、始め吾人に於けるや、
其の言きそおこないしんいまわれひとおを聴きて其の行を信ず。
今吾人に於けるや、其の言を聴きて其の行を観る。
(公冶長第五)
【訳】先師はまた言われた。
「私は今までは、人の言葉を聞いて、その
人の行いを信じた。だが今は、その人の言
葉を聞いても、その行いを見てから信ずる
ようになった」


多く語る必要はありませんね。
言葉や表面に騙されるな、
『行動が真実』 …です。
 

2026/03/18 3月18日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月18日

朽木はほめるべからず

宰予、昼寝ぬ。
子曰わく、朽木はほめるべからず、
糞土のしょうはぬるべからず。
(公冶長第五)
【訳】宰予がだらしなく昼寝をしていた。
先師が言われた。
「腐った木には彫刻することはできない。
ぼろ土の垣根にはうわぬりをしても駄目だ。
そのようなお前をどうして責めようか。責
めても仕方のないことだ」
*宰予姓は宰、名は予、字は子我、弁舌のすぐ
れた人。


そのようなお前とは、
『やる気も根気も失ってしまったお前』
という意味ですね。
いくら能力が高くても使わなければないのと同じ、
5,000CC排気量のエンジンでも
アクセルが壊れていては、
軽自動車にも完全に劣る。
やる気がいちばん大切なのです。
 

2026/03/17 3月17日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月17日

一を聞いて以て
十を知る ②

子曰わく、如かざるなり。
吾と女と如かざるなり。
(公冶長第五)
【訳】先師が言われた。
「回には及ばないねえ。
実は私もお前と同じように、及ばないと思っているよ」
*顔淵は黙々として一見愚かのようだと評する者も
あった。子貢は弁説も巧みで孔門第一と一般からも
目された。しかし子貢は流石に顔淵には遠く及ばな
いと自覚していた。孔子もまた子貢と同じように及
ばないと述懐して顔淵を賞讃しながら、子貢に同調
するところに真の教育者の姿が窺われる。


自分より優れた人を見ても落ち込む必要はないのですね。
孔子でさえ「自分も及ばない」と認めているのです。
大切なのは、自分の現在地を知り、
優れた人を素直にリスペクトしながら、
自分なりの歩みを止めないことだと考えます。
一生修行。
我以外すべて師。…ですね。
 

2026/03/16 3月16日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月16日

一を聞いて以て
十を知る ①

子、子貢に謂いて曰わく、女と回と執れか愈れる。
対えて曰わく、賜や何ぞ敢て回を望まん。
回や一を聞いて以て十を知る。
賜や一を聞いて以て二を知る。
(公冶長第)
【訳】先師が子貢に話しかけられた 。
「お前と顔回とどちらが勝れていると思うか」
子貢が答えた。
「私はどうして回と肩を並べることができ
ましょうか。回は一を聞いて十(全体)を
知りますが、私は一を聞いてせいぜい二を
知る程度でございます」


「顔回という男は、一つのことを聞けば、
そこから十(すべて)を悟ってしまいます。
私は一つのことを聞いて、
二つのことが分かる程度にすぎません」
・・・自分よりも優れた存在を素直に認め、
敬意を払っています。
孔子はこの子貢の
「自分の立ち位置を正しく理解し、他者を認める謙虚さ」
を、高く評価していたのだそうです。
何度も登場しますが、
「実ほど頭を垂れる稲穂かな」…です。
 

2026/03/15 3月15日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月15日

焉んぞ俵を用いん

或ひと曰わく、雍や、仁にして俵ならず。
子曰わく、焉んぞ俵を用いん。
人に禦るに口給を以てすれば、屡曽人に憎まる。
其の仁を知らず、焉んぞ俵を用いん。
(公冶長第五)
【訳】ある人が「雍は仁者だが、口下手で
人を説き伏せる能力がありませんねえ」と言った。
先師が言われた。
「どうして口達者であることが必要であろうか。
人と話し合うのに、そのときには人を言いくるめ
ることができても、かえって人に憎まれることが多い。
雍が仁者であるかどうかは知らないが、仁者はどう
して口達者である必要があろうか」
*姓は再、名は雍、字は仲弓、孔子より二十九歳
若い弟子。孔門十哲の中に数えられる。言葉は
ゴッゴッし、ブッキラ棒であったが白圭の詩を
日々何度も繰り返し、よく反省して身を慎んだ。
孔子は、雍は立派な人物で諸侯として政治を執
らせることが出来ると信頼して、兄の娘をめあ
わせた程である。
子貢は弁説もさわやかで孔門第一の秀才と目さ
れる人であったが、孔子は、お前は器で、君子
にはまだ遠いと評しておられる。


うまく話せない。
口べただ。
と悩む必要はないのです。
大切なのは、言葉で飾ることではなく、
真心を持って行動すること。
その誠実さは、雄弁な言葉よりもずっと深く、
人の心に届くものですね。
 

2026/03/14 3月14日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月14日

吾未だ剛なる者を見ず

子曰わく、吾未だ剛なる者を見ず。
或ひと対えて曰わく、申根と。
子曰わく、根や慾あり。
焉んぞ剛なるを得ん。
(公冶長第五)
【訳】先師が言われた。
「私はまだ本当に剛い人に会ったことがない」
ある人がこれに対して
「申根(孔子の門人)がいるではありませんか」と言った。
先師が言われた。
「根は慾が深い。どうして本当に剛い人と言えようか」


自分の利益や名誉、見栄といった「私欲」がある人は、
その欲に足元をすくわれます。
損得を考えたり、他人の目を気にしたりすることで、
信念がブレてしまうからです。
私利私欲に左右されず、
正しいと信じる道を貫き通せるのが本当の強さなのです。
何かに「執着」しているうちは、
本当の強さは手に入らないのですね。
 

2026/03/13 3月13日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月13日

女は器なり

子貢間うて曰わく、賜や何如。
子曰わく、女は器なり。
曰わく、何の器ぞや。
曰わく、腓職なり。
(公冶長第五)
【訳一子貢が尋ねて言った。
「賜(私)はどうでしょうか」
先師が言われた。
「お前は器である」
子貢は不満そうに尋ねた。
「それではどういう器でしょうか」
先師が答えられた。
「祭に用いる大切な器の瑚理(これん)だねえ」


自分の才能を磨き抜き、
その分野で、なくてはならない存在になることが
大切だと言われているのでしょう。
「自分はどんな『器』を目指したいか」、
…考えてみるのも良い機会かもしれませんね。
 

2026/03/12 3月12日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月12日

君子なるかな、若き人

子、子賤を謂う、君子なるかな、若き人。
魯に君子者無くんば、斯れ焉くにか斯を取らん。
(公冶長第五)
【訳}先師が子賤を批評して言われた。
「こういう人が本当の君子だねえ。魯のど
こかに成徳の立派な人物がいなければ、ど
うしてこのような立派な人物となり得たで
あろうか」
*子賎陸蓉津姓は識、名は不斉。孔子の門人。


「なんと立派な人物だろうか。
もしこの国に優れた先達がいなければ、
彼がこれほどまでに成長することはなかっただろう」
・・・もっと簡単に言うと、
一流の人物になりたければ、
一流の人が集まる環境に身を置きなさい。
…ということですね。
私も大学時代、
ウエイトリフティング部で
J世界選手権出場選手などと練習を共にすることで、
関西選手権では、
そこそこの成績を収めることが出来ました。
当時、
部は西日本選手権20連覇くらいだったかな?
そんな環境でしたので、
そこそこまで行けたのだと思っています。
 

2026/03/11 3月11日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月11日

君に事うるに数すれば

子曰わく、
君に事うるに数すれば、斯に辱しめらる。
朋友に数すれば、斯に疏んぜられる。
(里仁第四)
【訳】子瀞が言った。
「君に仕えてあまりにもしばしば諌めると、
かえって辱められるようになる。友達に対
してしつこく忠告すると嫌われ、うとんぜ
られるようになるものだ」


「よかれと思ってしつこくしすぎると、
かえって軽んじられ、疎まれてしまうものだ」
・・・アドバイスは、腹八分目。
相手の領域に踏み込みすぎないことが大切なのですね。
つい気になって一言言いたくなるものですが、
そんな時こそ「引き際」が肝心だということです。
…反省。
 

2026/03/10 3月10日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月10日

徳は孤ならず

子曰わく、徳は孤ならず、必ず隣有り。
(里仁第四)

【訳】先師が言われた。
「報いを求めず陰徳を積んでいる者は、
決して一人ぼっちではない。
必ず思わぬところにこれを知る者がいるものだ」
*如何にも人の為に善いことをしたとわかるよう
な徳を陽徳という。これとは逆に当然のことと
して報いを求めずそっと積む徳を陰徳という。
孔子の言う徳は陰徳である。易経には「積善の
家には余慶有り」これを有隣という。余慶は思
いがけない福である。


「徳のある者は、決して孤独ではない。
必ず理解者や共鳴者が現れるものである」
・・・見返りを求めず、
人知れず善い行いを積み重ねている人は、
決して独りぼっちで終わることはないのです。
必ずどこかに、
その姿をちゃんと見ていて、
心を通わせてくれる味方が現れるものなのです。
…と信じる人生は報われる。…と思います。
 

2026/03/09 3月9日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月9日

言に、訥行に敏

子曰わく、
君子は言に訓にして、行に敏ならんと欲す。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「君子は、たとえ口は重くても、
行いはキビキビしようと思うものだよ」
*いつか読んだ話だが、米国のカーネギー製鉄所
に、一人の少年が熱心に就職を頼みに来た。そ
こでみんながいやがる機械の掃除で給料のいち
ばん安い仕事を与えた。彼は喜んで、黙々とし
てきびきびとよく働いた。それから四十余年後、
寡黙実行のこの少年が鉄鋼王チャールズ・シュ
ワクプとなった。


「立派なリーダーというものは、
口数こそ控えめで慎重だが、
実行するとなれば、誰よりも素早く、
テキパキと動こうと努めるものだ」
・・・理屈をこねる前に、
まず手を動かす。返事よりも先に体が動く。
そんなシンプルで力強い姿勢が、
運命を切り拓くのですね。
 

2026/03/08 3月8日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月8日

約を以てす

子曰わく、約を以て之を失う者は鮮し。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「慎ましくして行き過ぎないように心がけて、
失敗する者は少ない」
*かつて日本の田舎には長く続いた素封家があり、
町には何代も続いた老舗があった。これらに共
通しているのは、歴代賛沢を戒め、倹約を旨と
したことである。先年数百年続いた富豪の代表
住友本家の墓に詣でたことがある。高野山の豪
華を競った大名家の墓石と異なり、歴代墓石の
質素に感服した。


「自分を律し、謙虚な態度を崩さない人で、
人生の大きな道を踏み外す(失敗する)人は、
多くありません」
・・・人が失敗するパターンの多くは、
成功した後の
「慢心(調子に乗る)」「行き過ぎた欲」です。
派手に振る舞ったり、
分不相応な贅沢をしたりすることで、
足元をすくわれます。
常に「謙虚」を心がけていれば、
安定した状態を長く保つことができるのですね。
 

2026/03/07 3月7日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月7日

躬の逮ぱざるを恥ず

子曰わく、
古者言を之れ出さざるは、
躬の逮ぱざるを恥ずればなり。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「昔の人々が軽々しく口に出さなかったのは、
実行がなかなか伴わないことを恥じたからである」
*人偏に言を書いて信となる。信は「まこと」言
行一致を意味する。しかし人知が発達するにつ
れて純朴さを失い、言葉が先行して実行が伴わ
ないことが多くなる。元来偽は人為で「い」で
あるが、行が伴わないことが多くなるにつれて
「ぎ」となった。


「昔の人がめったに大きなことを口にしなかったのは、
『言ったことが実行できない』ということを、
何よりも恥ずかしいことだと考えていたからです」
・・・「やるやる詐欺」にならないように、
言葉の重みを、自分の行動で支えるのですね。
…学生時代は勉強の「やるやる詐欺」は
…残念ながら日常でした。
小山さんは、まさに「即実行」の鬼ですね。
「まずやってみる」やってから変えていく。
PDCLAを大切にしています。
 

2026/03/06 3月6日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月6日

父母の年は
忘るべからず

子曰わく、父母の年は、知らざる可から
ざるなり。一は則ち以て喜び、一は則ち以て催る。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「父母の年は忘れてはならない。
一方では達者で長生きしていることを喜び、
一方では老い先の短いことを心配する」
*老子に「六親和せずして孝慈有り」とあるが、
孔子の時代すでに親の年齢を忘れる子が多かっ
たので、こういう教えが出来たのであろう。核
家族化が進んで、親の命日をも忘れる子が多く
なるのではなかろうか。


「親の年齢は、決して忘れてはいけない。
『こんなに長生きしてくれて嬉しい』
と長寿を喜び、
『あとどれくらい一緒にいられるだろう』
と老い先を案じて、
一日一日を大切にするためです。」
・・・親の年齢を常に意識をしておらず、
必要なときに計算をするくらいでした。
3KM手帳に、
親の年齢、妻の年齢、子供の年齢、孫の年齢を
毎年書くようになり、
意識し続けることが出来、
私のあるべき姿、行動を明確にできました。
 

2026/03/05 3月5日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月5日

父母在せば、遠く遊ばず

子曰わく、父母在せば、遠く遊ばず。
遊ぶこと必ず方あり。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「父母が生きているうちは、
あまり遠くへ旅しないほうがよい。
やむを得ず旅に出たときは、
父母に心配をかけないように心がけることだ」
*方とは方角。行き先をはっきり明示すること。


「親が生きている間は、
心配をかけるような遠出は控えるのがいい。
遠くへ行く必要があるときは、
必ず『どこにいるか』を伝え、
安心させてあげなさい」
蔵野では、スケジュールの共有や
「ボイスメール」での報告を徹底しています。
「仕事ができる人は、相手を不安にさせない人だ」
という小山さんの考えです。
『自由にしてはいけない』ではなく、
自由に行動するなら、周りを安心させる義務を果たしなさい。
という、自立した大人のマナーのことですね。
 

2026/03/04 3月4日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月4日

敬して違わず
労して怨みず

子曰わく、
父母に事えては、幾くに諌む。
志の従われざるを見ては、
又敬して違わず、労して怨みず。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「父母にもし間違いがあれば、
それとなしに穏やかに諌める。
不幸にして聞き入れてもらえない場合には、
前のように敬って逆らうことなく、
父母のために骨折っても怨みには思わない」


「親に仕えるときは、もし親に間違いがあれば、
角が立たないよう穏やかにアドバイスをしなさい。
もし自分の意見が聞き入れられないと分かっても、
決して投げやりにならず、
これまで通り敬意を持って接し、
親のために尽くしなさい。
たとえ苦労しても、
それを恨みに思ってはいけません」
・・・小山昇さんは、
「決定権は上司(社長)。決定に従うのが組織」
と言われています。
まさにこの「敬して違わず」に通じています。
「正しいことを言っているのだから、
相手は従うべきだ」…ではありません。
「誠実に伝え、あとは相手を敬い続ける」
これは家族だけでなく、
人間関係すべてに応用できる、
「大人の姿勢」なのですね。
 

2026/03/03 3月3日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
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3月3日

不賢を見ては内に自ら省みる

子曰わく、賢を見ては斉しからんことを
思い、不賢を見ては内に自ら省みるなり。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「知徳兼備の優れた人を見たら、
自分もそのようになりたいと思い、
つまらない人を見たら、自分はどうかと反省する」


「優れた人を見かけたら
『自分もあんな風になりたい』と目標にしよう。
ダメな振る舞いをする人を見かけたら、
相手を批判するのではなく
『自分も同じことをしていないか?』
と自分の心に問い直しなさい」
・・・小山さんは
『真似は最高の創造』と言われています。
若い女性シンガーソングライター・・・
誰だったか忘れてしまいましたが、
YouTubeで吉田拓郎さんが、
「いい曲を書くね。
どうやったらそんなにいい曲かけるの」と質問し、
女性は「ヒット曲の真似です」と答え、
拓郎さんは、
「大事、それとっても大事だよね」と返していました。
 

2026/03/02 3月2日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
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3月2日

君子は義にさとる

子曰わく、
君子は義にさとり、
小人は利にさとる。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「君子は義に敏感であるが、
小人は利に敏感である」
*立派な人物は事を企てるに当たり本能的に
まず道義を考えるが、一般の人はまず利益を
考える。物事には必ず表裏先後がある。公益
事業はどこまでもまず義に灰(ひらめ)き、次いで
その裏に利を併せ考える。営利事業はまず利
に灰くが、次いで義を併せ考える。事を成就
するにはこの考えが肝要である。


「徳のある立派な人物は、
『人として正しい道か』ということを基準にする。
器の小さい人物は、
『自分に得があるか』ということを基準とする」
・・・「これは、儲かりそう!」と飛びつく前に、
「これは、胸を張れることだろうか?」
と、考えることのできる価値観が大切なのですね。
詐欺や闇バイトが横行するのは、
『小人は利に敏感である』の代表といえます。
 

2026/03/01 3月1日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
3月1日

夫子の道は忠恕のみ

子曰わく、参や、吾が道は一以て之を貫く。
曾子曰わく、唯。子出ず。
門人間うて曰わく、何の謂ぞや。
曾子曰わく、夫子の道は忠恕のみ。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「参(曾子の名)よ、私の道は一つの原理
で貫いているよ」
曾先生が「はい」と歯切れよく答えられた。
先師は満足げに出て行かれた。
他の門人が「どういうことですか」と問うた。
曾先生が答えられた。
「先生の道は、忠(まこと)と恕(思いやり)だと思うよ」


孔子先生が弟子の曾参に呼びかけました。
「参よ、私の生き方や教えには、
最初から最後まで一本、筋の通った
『たった一つの原理』があるんだよ」
曾参は「はい、承知いたしました!」と、
力強く答えました。
孔子先生が部屋を出ていくと、
他の弟子たちが不思議がって曾参に尋ねました。
「さっき先生が言った『一つの原理』って、
一体何のことだい?」 曾参は答えました。
「先生の道は、『忠』と『恕』。
これに尽きると思うよ」
・・・「自分の心に嘘はないか?(忠)」
「相手を思いやっているか?(恕)」
シンプルですが、この力強い指針があれば、
しっかりと「一本の筋」が通るはずですね。
 

2026/02/28 2月28日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月28日

礼儀を以て国を為めん

子曰わく、
能く礼譲を以て国を為めんか、何か有らん。
能く礼譲を以て国を為めずんぱ、礼を如何にせん。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「礼の根本である譲る心を以て国を治めれば、
なんの難しいことがあろうか。
その譲る心を以て国を治めなければ、
礼制がいかに整っていても
どうしようもないであるろう」


「『相手を敬い、譲り合う心』を持って国を治めるなら、
何一つ難しいことはない。
もしその譲り合いの心がなくて、
形だけのルールや儀礼ばかりを整えたところで、
そんなものは一体何の役に立とうか」
・・・国を治める立場ではなくとも、
社会の中で生きている限りなくてはならないのが、
『譲る心』ですね。
…年齢と共に頑なになることを感じてしまいます。
実ほど首を垂れる人間になるよう精進します。
 

2026/02/27 2月27日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月27日

利に放りて行えば、
怨多し

子曰わく、
利に放りて行えば、怨多し。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「自分の利益のみを思って行えば、
やがて互いに怨み合うようになることが多い」
*単に利によって始めた共同事業は、利益の分配
の段に及んで意見を異にして分裂することが多い。
昨今企業の吸収合併が日常茶飯事の如く行われて
いるが、長い目で見てはたしてうまく行くか甚だ
疑わしい。やはり確乎たる正しい理念を同じくす
れば、苦難の道も厭わず一致協力するようになる。


「自分の利益になることだけを基準にして動いていると、
いつの間にか周りから反感を買ったり、
仲間割れが起きたりして、
結局は恨まれることが多くなるものだよ。」
・・・「我利我利亡者」という言葉がありますね。
「他利他利豊者」を意識しながら人生を歩みます。
 

2026/02/26 2月26日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月26日

君子は徳を懐う||即日一
子曰わく、
君子は徳を懐い、小人は土を懐う。
君子は刑を懐い、小人は恵を懐う。
【訳】先師が言われた。
「人の上に立つ者が
自分の行が徳に合することを思うのに対し、
人民はその土地に安んじて
耕作にいそしむことを思う。
上に立つ者が法制にかなう政治を思うのに対し、
人民は上から恵みを与えられることを思う」


「リーダーたる者は、
『自分の行いが道徳にかなっているか』と
常に自分を律することを考える。
一方で、
一般の人々は『今の土地で安心して暮らせるか』
という生活の安定を願うものだ。
・・・リーダーは、
社会のルールや仕組みが正しく機能しているかを
真剣に考えるが、
多くの人たちは、
自分たちにどんな利益や恩恵があるか、
ということを何より考えているのですね。
…もちろん私はウクライナ情勢や
進んでいる中国の他国への侵攻、
台湾進攻などに口を出せる立場ではありません。
「沖縄は中国の領土だ」
と言い始めている習近平はどこまで行こうとしているのか?
 

2026/02/25 2月25日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月25日

適も無く、莫も無し

子曰わく、
君子の天下に於けるや、
適も無く、莫も無し。
義に之れ與に比う。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「君子が政治にあたるときには、
ぜひともこうしなければならないと固執することもく、
絶対にこれはしないと頑張ることもない。
ただ道理に従っていくだけだ」


「リーダーたるもの、世の中のことに対して
『絶対にこうしなきゃダメだ!』と頑固になったり、
『これだけは絶対に嫌だ!』と拒絶したりしてはいけない。
ただ、その時その場において
『何が正しいか(義)』ということだけを基準にして、
柔軟に行動すべきだよ。」
・・・「執着を捨てて、本質を見極める」
ことが大切だと言われています。
「執着」は夢を実現するためにとても大切ですね。
しかし、
「オリンピックで金メダルを取る」
…世界で一人だけが達成するのです。
チャレンジすることはとても大切ですが、
50歳になっても60歳になっても・・・
では本末転倒です。
「執着を捨てて、本質を見極める」…大切です。
 

2026/02/24 2月24日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月24日

未だ與に議るに足りず

子曰わく、
士、道に志して、悪衣悪食を恥ずる者は、
未だ與に議るに足らざるなり。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「いやしくも道に志す人で
粗衣粗食を恥じるようでは、
まだ共に語るに足らない」
*幕末九州日田の地に全国から笈を負うて集まっ
た学徒三千。その日常を賦した塾主廣瀬淡窓の
詩がある。「道うことを休めよ他郷苦辛多しと。
同抱友有り自ら相親しむ。柴扉暁に出ずれば霜
雪の如し。君は川流を汲め我は薪を拾わん」


「志を立てて立派に生きようと願いながら、
自分の着ている服がボロいとか、
食べているものが質素だということを
恥ずかしがっているようでは、
まだ一緒に真理を語り合う仲間としては
物足りないね。」
・・・「粗衣粗食」という表現は、
「見栄を捨てなさい」
ということを意味していますね。
「言い訳」や「素直でない姿勢」
なども同じです。
松下幸之助翁の大切にされた言葉、
『素直』を心します。
 

2026/02/23 2月23日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月23日

朝に道を聞けば

子曰わく、朝に道を聞けば、
夕に死すとも可なり。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「朝に人としての真実の道を聞いて
悟ることができれば、
夕方に死んでも悔いはない」
*これは道を求めて悩み苦しむ極点にある時に
自ら発する言葉であろう。孔子や釈迦も修行時
代には幾度も抱いた感情であると思われるが、
それだけに悟り得た時の歓喜は凡俗の想像を絶
するものであったと思う。
「世の人がすべて道を聞いて行うようになれば、
自分はいつ死んでもよい」とする説もある。


「朝、人として正しい道を悟ることができたなら、
その日の夕方に死んだとしても、何ら後悔はない。」
・・・『朝』と言われていますが、
要は、自分が生まれてきた価値、
森信三先生流だと、
持って生まれた使命の書かれた封筒を開封し、
人生をかけることのできる
「信念や使命」のことですね。
開封するためのツールの一つは
3KM手帳と言えるのでしょうね。
 

2026/02/22 2月22日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月22日

過を観て仁を知る

子曰わく、
人の過や、各々其の党に於てす。
過を観て斯に仁を知る。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「人の過ちは、
それぞれの仲間や心がけから出るものである。
したがって、過ちの内容を見て、
その人の仁、不仁がわかるものだ」
*過ちは、自らは正しいと思って行ったことが間
違っていたことを内省した時に感じる心情で、
所謂罪とはその次元を異にする。孔子はその過
ちを少なくしようと努めたが人の過ちを見てそ
の人柄をも察知された。


「人間の過ちというものは、
その人が属している仲間の性質や、
その人自身の日頃の心がけから生まれるものだ。
その人が、どんな過ちを犯したかを観察すれば、
その人の内面にある『仁(思いやり)』の深さや、
人間性の本質がわかるものなのである」
日創研の田舞さんがよく言っていました。
「花の周りに蝶が舞い、
ウンチの周りにハエが群がる
あなたは『花』なのか?『ウンチ』なのか?』
これも、あなた(私)自身の本質なのですね。
 

2026/02/21 2月21日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月21日

未だ仁を好む者を見ず

子曰わく、
我未だ仁を好む者、不仁を悪む者を見ず。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「私はまだ、本心から仁を好む者、不仁を
憎む者を見たことがない」
*人の真価は、その者が生死の極限状態に遭遇し
た時に表れるものである。孔子は幾度かその状
態を体験したが、生を求めて仁道に反すること
はなかった。この一句は孔子が当時の世相の中
に在って体験的事実としての発言であって千鉤
の重みが感じられる。


「私は、心から『仁(思いやり)』を愛し、
一点の迷いもなく
『不仁(思いやりに反すること)』を
憎み抜くような、本物の人物には、
いまだかつてお目にかかったことがない」
・・・この言葉をどう受け取るのか?
…それぞれです。
・・・そんな人いるはずない。
と言ってしまえばそれまでです。
「君たちは本物になりなさい」
と諭されているのでしょうね。…刺さります。
 

2026/02/20 2月20日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月20日

悪くにか名を成さん ②

君子は仁を去りて悪くにか名を成さん。
君子は食を終るの間も、仁に違うこと無く、
造次にも必ず是に於てし、顛浦にも必ず是に於てす。
(里仁第四)
【訳】「君子は、仁の道から離れてどこで
有徳の立派な人物だと称えられようか。君
子は、食事をする短い間も仁の行に違うこ
となく、あわただしい場合でも必ず仁の道
により、つまずいてひっくりかえるような
ときでも仁の道から離れることはない」


「君子が、
もし『仁(思いやり)』の心を捨ててしまったら、
一体どこにその名声や価値があるというのか。
本物の君子は、食事をしているわずかな時間でも
仁の道を外れることはない。
たとえ急ぎ慌てている時であっても、
つまずいてひっくり返るような切羽詰まった時でも、
常に仁の心と共にあり、
そこから離れることはないのである」
・・・忙しい時やイライラした時こそ、
「自分は仁から離れていないか?」
…修行が足りていない自覚。…常に自問自答。
「どんな時でも変わらない心」を目指します。
 

2026/02/20 2月19日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月19日

悪くにか名を成さん ①

子曰わく、
富と貴とは、是れ人の欲する所なり。
其の道を以て之を得ざれば、処らざるなり。
貧と賎とは、是れ人の悪む所なり。
其の道を以て之を得ざれば、去らざるなり。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「人は裕福になり高い地位に登りたいと願
うものだ。しかし正しい人の道によって得
なければ、それに満足していない。貧しく
なりたくないし低い地位におりたくないも
のだ。しかし正しい人の道によることがな
ければ、それから逃れようと焦らない」


「財産と高い地位は、誰もが欲しがるものである。
しかし、人間として正しい道で得たものでなければ、
そこに居続けてはならない。
貧しさと低い身分は、誰もが嫌がるものである。
しかし、たとえ不当にその境遇に陥ったとしても、
人間として正しい道を外れてまで、
そこから無理に逃れようとしてはならない」
・・・目先の損得に一喜一憂せず、
常に「正義の道」を進んでいくこと。
結果として揺るぎない品格と、運命を
育てていくのだということなのですね。
中国では「結果がすべて」と言われがちです。
中国人転売ヤーが多いのはそうした影響なのでしょうね。
「誰も見ていないが、お天道様が見ている」
と昔から言われています。
 

2026/02/20 2月18日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月18日

仁に志せば悪むこと無し

子曰わく、
筍しくも仁に志せば、悪むこと無きなり。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「かりそめにも仁に志したならば、
いたずらに人を退けたり拒んだりすることはない」
*一般には悪と解する者が多いが、安岡正篤先生
は悪むと読んで、対人関係の在り方と解している
のである。何れも通ずるものであると思う。


「ほんの少しでも、
相手を思いやる心を持っていたなら、
人をむやみに憎んだり、遠ざけたり、
拒絶したりすることはなくなるであろう」
ロシアのプーチンや、
中国の習近平に『仁』はあるのでしょうか?
最近はロシアや中国が世界を震撼させているので、
少し影が薄い北朝鮮の金正恩は、
娘を次期指導者に指名するとか?
世界には『仁』を感じない指導者は
まだまだ多いのですが・・・。
 

2026/02/17 2月17日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月17日

仁者のみ能く人を悪む

子曰わく、唯仁者のみ能く人を好み、
能く人を悪む。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「ただ仁者だけが先入観なく正しく人を愛し、
正しく人を憎むことができる」
*仁者は、澄んだ鏡の如く、人の正邪善悪が自ら
映るのである。宗聖と称せられる曾子の著「大学」
に「好みて其の悪しきを知り、悪みて其の美を知る
者は天下に鮮なし」とあるのは、これを表現したも
のと思う。


本当に私心のない、誠実な人だけが、
自分の感情に振り回されることなく、
その人の良さを正しく認め、
また、その人の悪さを正しく見抜くことができる。
・・・伊与田先生は、
「好みて其の悪しきを知り、悪みて其の美を知る」
『好きな相手であっても、その人の悪い点は冷静に認める。
嫌いな相手であっても、その人の良い点は素直に認める』
…ここが肝だと言われていました。
 

2026/02/16 2月16日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月16日

知者は仁を利す

子曰わく、不仁者は以て久しく約に処るべからず。
以て長く楽に処るべからず。
仁者は仁に安んじ、知者は仁を利す。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「不仁の者は長く逆境におることはできない。
また長く平安な生活をも続けることができない。
仁者は安んじて仁を実践し、
知者は仁の価値を知って仁を実践する」
*仁の道に生きることに安心を得ているのが仁者、
知者は自分に利益があるから行う。


徳のない人は、
苦境に立たされればすぐに音を上げる。
成功が続けばすぐに調子に乗って失敗する。
自分の中に軸がないからだ。
本当に徳のある人は、
常に『誠実であること』を通し続ける。
賢い人は、
誠実でいることが、
自分を一番の利益であり、
なかがあっても助けてくれると信じている。
だからその道を選ぶのだ。
・・・毎日政治の話が続きますが、
まずは、『国家』。
そして、『国民』です。
沈んでいく船の中で贅沢をさせてもらっても、
船が沈んでしまえば元も子もありません。
日本の政治が目指す一番は、
『沈まない日本』づくり、
ここに手を抜くことなく進めながら、
国民の豊かさにも常に目を向ける。
…であってほしいものです。
 

2026/02/15 2月15日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月15日

仁に里るを美と為す

子曰わく、仁に里るを美と為す。
択びて仁に処らずんぱ、焉んぞ知なるを得ん。
(里仁第四)
【訳】先師が言われた。
「仁に行の拠り所を持つのがうるわしい。
択んで仁によらなければ、
どうして知者と言えようか」
*この章は、日本婦人の心情を育てる上に於て
重要視されたものと思う。それは女性の名に多
く引用されている。例えば里子・仁美・里美・
美知子等。ある美知子さんの所望で色紙にこの
章を書いて大変喜ばれた。


思いやりのある温かい心を、
自分の心の拠り所として生きることは、
本当に素晴らしいことだ。
もし、自分の居場所や生き方を選ぶときに、
『誠実さや優しさ』を基準にしないのであれば、
いくら頭が良くても、
本当に賢い生き方をしているとは言えない。
・・・この文章を読むと、
昨日に引き続き、
今回の衆議院選挙で大敗した政党と、
大勝した政党の違いが良くわかります。
…大勝しすぎて、
ブレーキを踏みまくる議員も当選したのは、
少し厄介ですね。
 

2026/02/14 2月14日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月14日

吾何を以てか之を観んや

子曰わく、上に居りて寛ならず、
礼を為して敬せず、
喪に臨みて哀しまずんぱ、
吾何を以てか之を観んや。
【訳】先師が言われた。
「上位に居て寛容でなく、
礼を行って相手を敬わず、
葬儀に参って心から悲しまなければ、
何によって、その人柄を判断しようか」


マナーはよいが、
相手を見下して、敬意が感じられない。
冠婚葬祭の場でも、心からの感情を感じない。
どこを評価すればいいのだろう。
・・・パフォーマンスとしての善人からは、
心を感じない。
どれだけ立派なことをしても評価に値しないのですね。
衆議院選挙の結果が、
高市早苗首相の真の評価なのでしょう。
 

2026/02/13 2月13日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月13日

夫子を以て木鐸と為さん

二三子、何ぞ喪うことを患えんや。
天下の道無きや久し。
天将に夫子を以て木鐸と為さんとす。
【訳】
「皆さんはどうして各地をさまよっていることを
気になさることがあろうか。
天下に道の行われないのは久しいので、
天が先生を木鐸として、
道を知らせようとしているのです」
*木鐸は振子が木の鈴となっており、
役人が命令をふれまわすときに使う。


天下が乱れて久しい。
だからこそ、天は孔子先生を、
世の中を正しい道へ導くための木鐸として、
各地を歩かせているのだ。
今、うまくいっていないことには、
天が与えた使命がある。
孔子が権力を持って一箇所に留まっていたら、
その教えは世界に広がらいかもしれない。
各地を放浪したからこそ、教えが磨かれ、
現代まで続く智恵となったのです。
・・・「なぜ自分ばかりこんなに苦労するのか?」
と思うとき、
「私自身を成長させるための神からの試練」
…と、無理やり自分に言い聞かせながら、
今日まで歩んできました。
…これからも。
 

 

2026/02/12 2月12日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月12日

君、臣を使うに礼を以てす

定公問う、君、臣を使い、
臣、君に事うること、之を如何にせん。
孔子対えて曰わく、
君、臣を使うに礼を以てし、
臣、君に事うるに忠を以てす。
【訳】定公(魯の君主)が先師に尋ねられた。
「君が臣を使い、臣が君に仕えるのには、ど
うすればよいか」先師が答えられた。
「君は礼を以て臣を使い、臣は忠(まこと)
を以て君に仕えれば宜しいと思います」

「相手が動いてくれない」と嘆く前に、
相手に「礼(敬意)」を尽くしているか?
「上が分かってくれない」と腐る前に、
自分は「忠(誠実さ)」を持って向き合っているか?
権力を使って無理やり命令するのではなく、
一人の人間として尊重し、敬意を持って接すること。
これがリーダーの第一条件だ。
・・・『人は自分の鏡』と言います。
上の者が「礼」を尽くすから、
下の者は「忠」で応えたくなる。
下の者が「忠」であるためには、
上の者が「礼」を示さなければならない。
どちらか一方ではないのですね。
…「他人のふり見て我が降りなおせ」
という言葉もあります。
 

2026/02/11 2月11日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月11日

君に事うるに礼を尽す

子曰わく、君に事うるに礼を尽せば、
入以て諸えりと為すなり。
【訳】先師が言われた。
「君に仕えるのに礼を尽すのは当然であるが、
今の人はへつらいだと言う」
*孔子時代にはすでに仕官の基礎的な条件に礼
楽射御書数の六芸(りくげい)があった。中でも最も
重要視されたのが礼楽であった。下克上の風潮
が出て来るに従って、君に対して鄭重な礼を尽す
のを詣(へつらい)と見る傾向もあったのであろう。
しかし孔子はそんな風潮には従わないとの言葉
が内に秘められていると思われる。


「あんなに丁寧に礼を尽くすなんて、
主君へのへつらいで取り入ろうとしているだけだ。」
「周りがどう言おうと、私は正しいと思う礼を尽くす。
それを『へつらい』と呼ぶなら、呼ぶがいい。
私は私の道を歩む」
・・・自分が果たすべき誠実さを100%出し切る。
その姿勢が大切なのですね。
相手のためではなく、自分の生き方の問題だと考えます。
 

2026/02/10 2月10日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月10日

君子は争う所無し

子曰わく、君子は争う所無し。
必ずや射か。
【訳】先師が言われた。
「君子は争わない。
争うのは、ただ礼射ぐらいであろうか」
*日本の国技である相撲は中国古代の礼射の
ように最も礼節を重んずる。まず神域という
べき土俵を自分の身と共に塩払いをし、次い
で互いに拍手を打って礼拝し、勝負がすめば
互いに揖して下る。横綱はその最も典型であ
るべきである。相撲の神様と語り伝えられる
双葉山はまさにそうだった。


君子は、他人を蹴落としたり、
感情にまかせて言い争ったりはしません。
自分を磨くことに集中し、
勝ち負けを競うことをしないのです。
相手を倒すための争いではなく、
自分を高め合うための競いは積極的に行います。
・・・勝敗よりも、その過程の振る舞いが大切なのですね。
 

2026/02/09 2月9日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
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1月9日

義を見て為さざるは勇無きなり

子曰わく、
其の鬼に非ずして之を祭るは諸なり。
義を見て為さざるは勇無きなり。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「自分の先祖でもないのに祭るのはへつらいである。
正義だと知りながら行わないのは勇気がないのだ」

損得勘定や世間体で動くのではなく、
健善(正義の道)に素直に従う強さを持ち人生を送ります。
 

2026/02/08 2月8日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月8日

なんぞ政(まつりごと)を為すことを為さん

子なんぞ政を為さざる。
子曰わく、書に云う、孝なるかな惟れ孝、
兄弟に友に、有政に施すと。
是れ亦政を為すなり。
笑ぞ其れ政を為すことを為さん。
(為政第二)
【訳】
「先生はどうして直接政治に携わらないのですか」
先師が答えられた。
「書経に『親には孝行を尽し、兄弟は仲良くすれば、
それが自ら政治を為すことである』とある。
これから見て、家庭生活をよくするのもまた政治だ。
どうして強いて政治に携わる必要があろうか」


家庭の中で、敬意を持って親に接し、
愛情を持って兄弟と接すること。
これは人間関係の基本であり、
人としての「誠実さ」を育てる訓練です。
「家庭を円満に治めているなら、
その影響力は自然と社会に広がり、
結果として政治を行っているのと同じだ」
・・・と言われています。
私たちが家庭を大切にし、
職場の人間関係を誠実に築くことは、
地味ですが、社会を良くする『源』なのですね。
『政治の根本は、日々の暮らしや家庭の中にある』
・・・心洗われます。
 

2026/02/07 2月7日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
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2月7日

敬忠にして
勧ましむるには

季康子問う、
民をして敬忠にして以て勧ましむるには、
之を如何にせん。
子曰わく、之に臨むに荘を以てすれば則ち敬す。
孝慈なれば則ち忠あり。
善を挙げて不能を教うれば、則ち勧む。
(為政第二)
【訳】季康子(魯の大夫)が尋ねた。
「民に敬意と忠誠の念を以て仕事に精を出させるには、
どうすればよいか」
先師が答えられた。
「上に立つ者が、民に重々しい態度で臨めば、
敬意を払うようになります。
上に立つ者が、親に孝行を尽し、子や弟を慈しめば、
民は忠誠の念を持つようになります。
有徳の人を挙げ用い、
不能の者をねんごろに教え導けば、
自ら仕事に励むようになります」
*孔子の時代には政治の中心となるのが
天子・諸侯であった。
実際政務の担当者には卿・大夫・士がおり、
これに対して農工商の庶民がいた。
為政的立場にある者は、
民の信頼と尊敬を受けることが先決である。
そのためには権力の上に権威が備わることが肝要である。
その権威は人知れず自己研鍛を穣み重ねて、
仁徳を身に体することにより、
自ら顕現されるものである。


『上に立つ者が、自分自身を律し、
仕事や相手に対して真摯であれば、
周りは自然と背筋を伸ばし、
尊敬の念を持つようになります。
「まずは自分から襟を正せ」ということです。
リーダーが自分の家族を大切にし、
部下をわが子のように慈しむ心を持てば、
部下も「この人のために頑張ろう」
という忠誠心で応えるようになります。
優れた人を正当に評価して引き上げ、
不慣れな人や力不足な人を丁寧に育てる。
公平な環境があって初めて、
人は「自分も頑張ろう」と自発的に励むようになります』
・・・昨年からの体調不良もあり、
胸を張れる生活態度であるのか?
まずは、健康、そして…襟を正します。

 

2026/02/06 2月6日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
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2月6日

人にして信無くんば

子曰わく、人にして信無くんば、
其の可なるを知らざるなり。
大車親なく、小車軌無くんぱ、
其れ何を以て之を行らんや。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「人であって信(まこと)がなければ、
どうにもしようがない。
それは牛に引かせる荷車に
轅(ながえ)のはしの横木がなく、
馬に引かせる車に鞭のは
しのくびきどめがないようなもので、
いったいどうして車を進めることができようか」


どんなに才能があっても、
どんなに高い志を語っても、
信(まこと)がなければ、
他人の力を借りることも、組織を動かすことも、
目的へ向かって進むこともできない。
どんなに優れたスキル(牛馬)を持っていても、
周囲からの信頼(留め金)がなければ、
その力は空回りし、
目標(車体)を前に進めることはできません。
「あの人の言うことなら協力しよう」と、
思われる「信」があって初めて、
人生という車は走り出すのです。
『スキルのある人 = 力の強い牛や馬』
『計画や目標 = 立派な車体』
『信頼関係 = 留め金(輗・軏)』
信用は、能力以上に
人を前進させるエネルギーになるのですね。
 

2026/02/05 2月5日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
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2月5日

何を為さば民服せん

哀公問うて曰わく、
何を為さば則ち民服せん。
孔子対えて曰わく、
直きを挙げて諸を狂れるに錯けば則ち民服す。
柾れるを挙げて諸を直きに錯けば則ち民服せず。
(為政第二)
【訳】哀公(魯の君主)が先師に尋ねた。
「どうすれば民は心から服するか」
先師が答えられた。
「正しい人を挙げ用いて、曲がった人の上におけば、
民は心から服します。曲がった人を挙げ用いて、
正しい人の上におけば、民は心から服しません」


正しい人を上位職に据え、
正しくない人の上に配置すれば、
組織の風通しが良くなり、
「正しく頑張れば報われる」と納得します。
逆に、ずる賢い人や不誠実な人を、
実直な人の上に置いてしまうと、
組織のモラルは崩壊します。
「正直者が馬鹿を見る」状態になり、
リーダーを信頼しなくなります。
・・・誰が正しい人なのか?
見間違うと大変な組織が出来上がってしまうのですね。
今回の総選挙で正しい人が
国のリーダーになっていただきたいものです。
私流だと『健善』『正義の道』です。
 

2026/02/04 2月4日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
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2月4日

女に之を知るを誘えんか

子曰わく、由、女に之を知るを誘えんか。
之を知るを之を知ると為し、
知らざるを知らずと為す。
是れ知るなり。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「由よ、お前に「知る」ということを教えようか。
知っていることは知っている、
知らないことは知らないと素直に言えるのが、
本当に知るということだ」
*由は名、姓は仲、字は子路または季路。
孔子より九歳若い門人。


人から良く見られたい。
無知だと思われたくない。
という心理から、曖昧な知識を
「知っている」と言い張ってしまうことがあります。
知らないことを「知っている」と言い張った瞬間、
そこから先の成長は止まってしまうのですね。
経営の神様松下幸之助翁は生前、
「小学校も出てへんから知らんことだらけや、
『知らんから教えてくれ』
と素直になんでも聴けるんや」
と言われていたそうです。
…「論語 一日一言」を読み進めるほどに、
毎月通っていた、伊與田覺先生の言葉を思い出します。
 

2026/02/03 2月3日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月3日

異端を攻むるは害のみ

子曰わく、異端を攻むるは、斯れ害のみ。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「本筋から外れた学問をするのは害があるだけだ」
*確乎たる志を持たずに多岐にわたって学ぶと
統一を失って雑学となり、
かえって迷いの本となる。
痴は物知り馬鹿を意味する。
それを防ぐには若い純良の時に立派な人物に師事し、
不易の真理を説く古典に親しむことが肝要である。
ある学者はそのことに気付き、
蔵書をすべて焼いて新たに出直したのである。


「本質を外れ、目先の知識ばかりを学ぶのは、
自分を成長させるどころか、
かえって迷わせるだけだ」
・・・ということだそうです。
『目的』と『手段』のことですね。
日創研では『意図』と『方法』と言っています。
目的が明確ではないのに、
手段ばかりを学ぼうとすると、
より目的を絞り絞りづらくなってしまうのです。
『少年よ大志を抱け』クラーク博士の有名な名言です。
少年よ、大志を抱け。
しかし、金を求める志であってはならない。
利己的な名声を求める志であってはならない。
名声という名の空しいものを求める志であってはならない。
人間としてあるべき姿を備えるために、志を抱け。

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月3日

異端を攻むるは害のみ

子曰わく、異端を攻むるは、斯れ害のみ。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「本筋から外れた学問をするのは害があるだけだ」
*確乎たる志を持たずに多岐にわたって学ぶと
統一を失って雑学となり、
かえって迷いの本となる。
痴は物知り馬鹿を意味する。
それを防ぐには若い純良の時に立派な人物に師事し、
不易の真理を説く古典に親しむことが肝要である。
ある学者はそのことに気付き、
蔵書をすべて焼いて新たに出直したのである。


「本質を外れ、目先の知識ばかりを学ぶのは、
自分を成長させるどころか、
かえって迷わせるだけだ」
・・・ということだそうです。
『目的』と『手段』のことですね。
日創研では『意図』と『方法』と言っています。
目的が明確ではないのに、
手段ばかりを学ぼうとすると、
より目的を絞り絞りづらくなってしまうのです。
『少年よ大志を抱け』クラーク博士の有名な名言です。
少年よ、大志を抱け。
しかし、金を求める志であってはならない。
利己的な名声を求める志であってはならない。
名声という名の空しいものを求める志であってはならない。
人間としてあるべき姿を備えるために、志を抱け。

 

2026/02/03 2月2日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月2日

思うて学ぱざれば則ち殆し

子曰わく、
学ぴて思わざれば則ち罔(くら)し、
思うて学ぱざれば則ち殆し。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「学ぶだけで深く考えなければ、
本当の意味がわからない。
考えるのみで学ばなければ、
独断に陥って危ない」


「勉強ばかりして頭が固くなっている人」と,
「自分の考えが絶対だと過信している人」、
どちらも危ういということですね。
年齢と共に体力低下、
さらに実行力低下…頭が固くなるばかり・・・
一生修行、
「仮説」と「検証」の繰り返し、
PDCLAを回し続け・・・歩み続けます。
 

2026/02/03 2月1日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月2日

思うて学ぱざれば則ち殆し

子曰わく、
学ぴて思わざれば則ち罔(くら)し、
思うて学ぱざれば則ち殆し。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「学ぶだけで深く考えなければ、
本当の意味がわからない。
考えるのみで学ばなければ、
独断に陥って危ない」


「勉強ばかりして頭が固くなっている人」と,
「自分の考えが絶対だと過信している人」、
どちらも危ういということですね。
年齢と共に体力低下、
さらに実行力低下…頭が固くなるばかり・・・
一生修行、
「仮説」と「検証」の繰り返し、
PDCLAを回し続け・・・歩み続けます。
 

2026/02/03 2月1日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月2日

思うて学ぱざれば則ち殆し

子曰わく、
学ぴて思わざれば則ち罔(くら)し、
思うて学ぱざれば則ち殆し。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「学ぶだけで深く考えなければ、
本当の意味がわからない。
考えるのみで学ばなければ、
独断に陥って危ない」


「勉強ばかりして頭が固くなっている人」と,
「自分の考えが絶対だと過信している人」、
どちらも危ういということですね。
年齢と共に体力低下、
さらに実行力低下…頭が固くなるばかり・・・
一生修行、
「仮説」と「検証」の繰り返し、
PDCLAを回し続け・・・歩み続けます。
 

2026/02/03 2月1日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
2月1日

君子は周して比せず

子曰わく、
君子は周して比せず、小人は比して周せず。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「君子は誰とでも公平に親しみ、
ある特定の人と偏って交わらない。
小人は偏って交わるが、
誰とも親しく公平に交わらない」
*現代政治家の中には、
選挙の際は誰とも等しく交わろうとするが、
当選するとたちまち自派他派を厳しく選別して
仇敵の如く見る者がある。
同党内に於てもいつしか派閥が形成されて
自由な意志表示が出来なくなり、
若い俊英も溌渕(はつらつ)性を失うことが多い。


「私利私欲のために群れるのではなく、
正義や信念に基づいて誰とでも対等に向き合いなさい」
・・・まるで、
現在進行形の総選挙を言われているようです。
日本では、失われた30年と言われていますが、
中国が元気であった30年の間、
顔色を見ながらの政治だったからでしょうか?
『日本の日本人のための日本の政治』
を強く期待しています。
 

2026/01/31 1月31日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月31日

君子は先ず行う

子貢、君子を問う。
子曰わく、先ず行う、其の言は而る後に之に従う。
(為政第二)
【訳】
子貢が君子のあり方について尋ねた。
先師が答えられた。
「まず実行して、言葉はその後だ」
*孔門十哲の言語の部に子貢と宰予がいる。
いずれも孔子に対して鋭い質問や意見を述べて
たしなめられることが多かった。
言行一致を信条とする孔子は、
常に両者の将来を嘱望しながら、
なお君子には遠いとされた。


「口より先に動け」
「まず、実行しなさい。
説明したり、理屈を言ったりするのは、
成果が出てからでいい」
・・・と、言われているのでしょう。
「口だけで、成果を伴わない」・・・信用を失います。
最も大切なのは『成果』。
成果は、行動の先にしかありませんね。
 

2026/01/30 1月30日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月30日

君子は器ならず

子曰わく、君子は器ならず。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「できた人物は特定の働きを持った器のようではない」
*天は万物を生成化育してやまない。
中国理想の天子と称せられた舜は、
広く天下から有能の人物を抜擢し、
適材を適所に配置してその能を充分に発揮させて、
天下はよく治まった。
そうして自分は常に身を修めゆったりと南面するのみで、
直接政務には携わらなかったという。
論語では無為という。


「リーダーは専門性を持つだけでなく、
さらに大きな視野をもって、
全体を統括できる器を持ちなさい」
・・・ということです。
成長と共に視野を広げ、
全組織を統括することがとても大切なのです。
・・・が、
成長と共により専門性に特化する、
「学者」という職業もありますね。
 

2026/01/29 1月29日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月29日

温故知新

子曰わく、
故きを温れて新しきを知る、
以て師と為るべし。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「古いことを尋ねてそこから新しいことを知る者は、
人の指導者となることができる」
*温(温)は水と囚と皿の合字である。
囚人と錐も人の子である。
それに飯や湯を与えるのがあたたかい心である。
そうして心のなどんだ時に、
どうしてそんなことをしたのかとたずねるところから、
両方の意味がある。
又冷めた肉汁を適当な温度にあたためるところから、
ふるきをあたためるとも読む。


「古いもの」と「新しいもの」は対立するものではないのですね。
「過去を大切にする心(温故)」があるからこそ、
本物の「新しい知恵(知新)」が生まれるのです。
伊勢の名物『赤福餅』は、
創業300年以上になります。
「古いものを守りつつ、味は常に進化させています」
・・・まさに温故知新です。
 

2026/01/28 1月28日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月28日

人焉んぞ痩さんや

子曰わく、
其の以す所を視、其の由る所を観、
其の安んずる所を察れば、人焉んぞ塵さんや。
人焉んぞ痩さんや。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「その人が何をしているのか、
その人が何によって行っているのか、
そしてその人がどこに安らぎを持っているのか。
そういうことを観察すれば、
人の値打ちはわかるものだ。
したがって、自分を隠そうと思っても、
決して隠せるものではない」


「その人の価値観を見れば、
その人の本質は丸見栄になってしまう」
・・・言われています。
自分が何に喜びを感じる人間、
どういう価値観で生きていきたいか?
を、明確にしていきなさい。
・・・と言われているのでしょうね。
 

2026/01/27 1月27日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月27日

回や愚ならず

子曰わく、吾回と言う、
終日違わざること愚なるが如し。
退いてその私を省みれば、
亦以て発するに足る。
回や愚ならず。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「私は顔回と一日中話をしても
彼はおとなしく聞いていて、まるで馬鹿のようだ。
ところが彼の私生活を見ると、
かえって私が教えられることが多い。
回は決して馬鹿ではない」


一見すると「ただの物分りの悪い人(愚か者)」
のように見えました。
しかし、師の言葉を受け止めようとする
「素直さ」の表れだったのです。
顔回が自分の前から去った後,
日々の暮らしの中で実行する姿を見て、
彼は言葉で返すのではなく、
行動で私の教えを証明しているのだと知ったのです。
本当の賢者は、・・・黙って実行する。
「学んだことを自分の生き方で証明する」
・・・ゆっくりと一歩ずつ…修行は続きます。
 

2026/01/26 1月26日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月26日

孝を問う②

子瀞、孝を問う。
子曰わく、今の孝は是れ能く養うを謂う。
犬馬に至るまで皆能く養うあり。
敬せずんぱ何を以て別たんや。
(為政第二)
【訳】子瀞が孝について尋ねた。
先師が答えられた。
「今では親に衣食の不自由をさせないのを
孝行と言うが、
犬や馬に至るまで皆よく養っているではないか。
敬わなければ、何によって犬や馬と区別しようか」
*子瀞は字。姓は言、名は催。孔子より四十五歳若い。


「行動(何をするか)」よりも
「心(どういう気持ちでするか)」が重要なのですね。
『心』がなければ、
それは本当の「孝」ではないのです。
では、
『心』どう育てるのでしょう?
『形から入って心に至る』・・・です。
『形(表面の行動)』→『心』→『形(真の行動)』
が、正しい順ですね
 

2026/01/25 1月25日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月25日

孝を問う①
孟武伯、孝を問う。
子曰わく、父母は唯其の疾を之れ憂う。
(為政第二)
【訳】孟武伯が孝行について尋ねた。
先師が答えられた。
「父母はただ子の疾(やまい)を心配するものであります」
*吉田松蔭は
「親思ふ心に勝る親心今日のおとづれ何と聞くらん」
と辞世の歌を残しているが、
親が子を思う真の心は昔も今も変わるものではない。
大阪生駒にある「でんぼの神様」
と称せはだしられる石切神社には、
年中跣足のお百度詣りが絶えない。
親心の表れである。


「私が親を思う気持ちよりも、
親が私を思う気持ちの方がずっと深い。
私の死を知ったら、親はどれほど悲しむだろうか」
「親というものは、たとえ自分がどんな状況にあっても、
子の身を案じるものです。
石切神社のお百度参りも、
自分の痛みよりも子の健康を願う親の無償の愛なのです」

『孝行をしよう』と力む前に、
『親が自分に何を望んでいるか』と、
自身に問いかけてみます。考えてみます。
『健康でいよう』『誠実に生きよう』
という考えが浮かびます。
・・・親への最高の恩返しになるのですね。
 

2026/01/24 1月24日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月24日

道くに徳、斉うるに礼

子曰わく、
之を道くに政を以てし、
之を斉うるに刑を以てすれば、
民免れて恥ずること無し。
之を道くに徳を以てし、
之を斉うるに礼を以てすれば、
恥ずる有りてかただ且つ格し。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「国を治めるのに政令や法律のみにより、
統制するのに刑罰を厳しくすれば、
民は法の網を免れて恥じない。
国を治めるのに道徳を本とし、
統制するのに礼(慣習法的規範)によれば、
自ら省みて過を恥じ、
そうして自らを正していくようになる」


真のリーダーは自らの生き方で『徳』を示し、
お互いを『礼』で尊重するのです。
「ルールの穴」を探すのが上手な人がいます。
しかし、
最後は、「正義の道(健善)」だと考えています。
ルールを超えた、『健善』を目指すことが、
良い組織を築いていくのだと思います。
 

2026/01/23 1月23日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月23日

吾十有五にして学に志す

子曰わく、吾十有五にして学に志し、
三十にして立ち、四十にして惑わず、
五十にして天命を知り、六十にして耳順い、
七十にして心の欲する所に従えども、矩を瞼えず。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「私は十五の年に聖賢の学に志し、
三十になって一つの信念を以て世に立った。
しかし世の中は意のままには動かず、
迷いに迷ったが、
四十になって物の道理がわかるにつれ迷わなくなった。
五十になるに及び、
自分が天の働きによって生まれ、
また何ものにも代えられない
尊い使命を授けられていることを悟った。
六十になって、
人の言葉や天の声が素直に聞けるようになった。
そうして七十を過ぎる頃から
自分の思いのままに行動しても、
決して道を踏み外すことがなくなった」
*孔子は生涯自己自身を向上するために
努力を怠らなかった人である。
この章は彼の一生を類推するうえで貴重である。


15歳(志学):「どう生きるか」の目標を定めた。
30歳(而立):自分の足でしっかり立ち、自信を持て。
40歳(不惑):知識が身につき、迷いがなくなった。
50歳(知命):「何のために生きるか(使命)」に気づいた。
60歳(耳順):どんな批判や意見も、
感情的にならず素直に受け入れる。
70歳(従心):自然と「正しい道」に一致するようになる。

60歳、感情的にならず素直に受け入れる。
70歳、ルールを意識しなくても、ルールを破らなくなる。
孔子が一生をかけて目指した、人間としての究極の姿なのですね。
焦らず、64歳の年齢にふさわしい課題に向き合えっていきます。
 

2026/01/23 1月22日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月22日

詩三百、
一言以て之を蔽う

子曰わく、詩三百、一言以て之を蔽う。
曰わく、思邪無し。(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「詩経にはおよそ三百篇の詩があるが、
その全体を貫く精神は〃思い邪なし〃ということである」
*詩経は、
だいたい周代の詩を孔子が編集したものと伝えられる。
当時は三百十一篇あったと言われるが、
現在に伝わっているのは三百五篇である。


「知識やテクニックを詰め込むことよりも、
まずは自分の心に嘘をつかず、
真っすぐな情熱を持って生きることが、
人間としての基本」
・・・ということを言われているそうです。
茨城の不動産業を営む会長と知り合いになりました。
私よりも3歳年上で、
中学から相撲部屋に入門し、
相撲をあきらめた後は、
途中、自衛隊なども経験しながら、
70以上の仕事を転々としたという猛者です。
70歳を目の前にしながらも、
夢を語りだすと目をギラギラとさせながら、
いつまでもしゃべりまくるパワーあふれる人です。
私自身、年齢を感じていましたが、
落ち着くにはまだまだ早い。
『真っすぐな情熱を持って生きる』…ですね。
 

2026/01/21 1月21日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月21日

政を為すに徳を以てす

子曰わく、政を為すに徳を以てすれば、
瞥えば北辰其の所に居りて、衆星之に共うが雌し。
(為政第二)
【訳】先師が言われた。
「仁の心から発する恕(おもいやり)の政治を行えば、
たとえば北極星が真北にあって動かずに、
多くの星がそれに向かってくるように、
その徳を慕って集まってくるものだ」


「力で支配するのではなく、
『人間としての魅力(徳)』で人を動かしなさい」
ということです。
人を動かそうとするなら、まず自分が北極星、
『お手本』にならなければならないのですね。
・・・思いやり。
自分がされたくないことは、人にもしない。
ジェネレーションギャップを小さくするためにも
・・・学び続けます。
「過去を学ぶ」から「現在を学ぶ」…ですね。
 

2026/01/20 1月20日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月20日

人の己を知らざるを患(うれ)えず

子曰わく、人の己を知らざるを患えず、
人を知らざるを患うるなり。
(学而第一)
【訳】先師が言われた。
「人が自分を知ってくれなくても憂えないが、
自分が人を知らないのを憂えるのである」
*孔子の教育方法は、
医者が病に応じて薬を与えるように個別教育を重んじた。
従って個々人の能力や程度をまずよく知って、
最も適切な教えを垂れられた。
しかし人を知ることは容易ではない。
孔子は真の教育者として常にそこに意を注がれたと思う。


「他人に評価されないことを気にする暇があるなら、
相手のことを正しく理解できていない自分を反省しなさい」
という教えです。
自分をアピールする前に、
相手を思いやり、理解する心を持ちなさい。
これができれば、
おのずと周りからの信頼もついてくるのですね。
・・・つもりはあるのですが、
ジェネレーションギャップが
小さくないことを感じています。
 

2026/01/19 1月19日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月19日

君子は食飽くを求むること無し

子曰わく、君子は食飽くを求むること無く、
居安きを求むること無し。
事に敏にして言に慎み、有道に就きて正す。
学を好むと調うべきのみ。
(学而第一)
【訳】先師が言われた。
「学問修養に志す人は、飽食を求めない。
家で安閑と居ることを求めない。
物事にあたってはキビキビとし、
言葉は慎み、高徳の人について教えを受けて、
自分の行いを正していくような人こそ、
本当に学を好むということができる」


「本気で自分を磨きたいなら、
目先の心地よさに甘えず、
行動と言葉を律しなさい」
1月16日の独り言で
「頑張って正しくあろう」とするより、
「正しくあることを楽しむ」。
というのがありました。
正しくあることを楽しむためには・・・
実は「目先の心地よさに甘えない」ことが入り口です。
『一生懸命取り組めば…楽しくなる』
の法則の向こうに、
「正しくあることを楽しむ」があるのですね。
 

2026/01/18 1月18日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月18日

性を告げて来を知る

子曰わく、
賜や、始めて與に詩を言うべこれおうつらいしものきのみ。
諸に性を告げて来を知る者なり。
(学而第一)
【訳】先師が言われた。
「賜(子貢の名)よ、
お前と初めて詩経を通じて
人生を語ることができるようになったねえ。
お前こそ一つのことを教えたら、
すぐ次のことがわかる人物だね」


「一つを教えれば、
その先にある大事なことまで理解できる」
という、弟子を絶賛した言葉です。
「一を聞いて十を知る」
という言葉があります。
そのためには事前の多くの知識や経験が必要です。
必要だから学ぶのではなく、
必要以上の事柄を
常に学び続ける姿勢が大切なのですね。
 

2026/01/17 1月17日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月17日

切蹉琢磨

子貢曰わく、
詩に云う、切するが如く瑳するが如く、
琢するが如く磨するが如しと。
其れ斯を之れ謂うか。
(学而第一)
【訳】子貢が尋ねた。
「詩経に『切るごとく、瑳(す)るごとく、琢(う)つごとく、
磨くがごとく、たゆみなく道に励まん」とありますが、
(立派な人物とは)こういう人を言うのでございましょうか」


「切磋琢磨」とは、もともと宝石や工芸品を作るプロセス。
切(せつ): 骨や角を「切り出す」
磋(さ) : 象牙などを「やすりで研ぐ」
琢(たく): 玉(ぎょく)を「ノミで打つ」
磨(ま) : 石を「磨き上げる」
人間学の修養も、これで完成だと思わずに、
どこまでも磨き続けることなのですね。
『死ぬまで修行』
修行ができなくなった時には
生きている価値があるのか?
自問自答しながら修行を続けます。
 

2026/01/16 1月16日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月16日

富みて礼を好む

子曰わく、可なり。
未だ貧しくして道をとれいこのものし
楽しみ、富みて礼を好む者には若かざるなり。
(学而第一)
【訳】先師が答えられた。
「かなりの人だね。
しかしまだ貧しくても心豊かに人の道を
履み行うことを楽しみ、
富んでもごく自然に礼を好んで行う者には及ばないよ」


「頑張って正しくあろう」とするより、
「正しくあることを楽しむ」。
・・・ということだそうです。
この心の余裕こそが、
運命を切り拓く大きな力になるのでしょうね。
そう思い込むことからスタートです。
 

2026/01/15 1月15日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月15日

富みて騎ること無き

子貢曰わく、貧しくして諸うこと無く、
みて驍ること無きは何如。
(学而第一)
【訳】子貢が尋ねた。
「貧しくても卑下して諸うことがなく、
富んでも驍り高ぶることのない者は、
立派な人物と言えるでしょうか」
*孔子の孫の子思(しし)が著した中庸に
「君子は自分の置かれた境遇に応じて行い、
その外を敢えて願わない。
富貴の時は富貴らしく貧賎の時は貧賎らしく、
郷に入っては郷に従い、
患難に遇えば徒らに憂えず恐れず節を守って変らない」
とある。
これを素行自得という。


貧しくても、権力者にすり寄ったり、
卑屈になったりして自分を安売りしない。
富みても、他人を見下したり、威張ったり、
贅沢に溺れたりしない。
この後の文で、孔子は
「貧しくても道を楽しみ、富んでも礼を好む者には及ばない」
と、続いています。
『実ほど首(こうべ)を垂れる稲穂かな』
・・・ですね。
 

2026/01/14 1月14日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月14日

信義に近ければ、日言復むくし

有子曰わく、信義に近ければ、
言復むくきなり。
恭礼に近ければ、恥辱に遠ざかる。
因ること、其の親を失わざれぱ、
亦宗とすべきなり。
(学而第一)
【訳】有先生が言われた。
「約束してそれが人の正しい道(義)
に外れていなければ、約束通りに履み行うべきである。
丁寧さが礼にかなっておれば、人に軽んぜられることはない。
親族づきあいで、その順序を間違えることがなければ、
人として尊ぶべきである」


その約束やこだわりは、
本当に『正しい道』にかなっていますか?
その謙虚さは、自分を卑下しすぎて
『礼』を失っていませんか?
良かれと思ってやる行動も、
正しい基準、物差しがなければ失敗する。
というアドバイスですね。
「約束を守る」「丁寧に接する」という良い行動も、
『それは本当に正しいか?』『節度があるか?』
と自分に問いかけながら進むことを心がけます。
 

2026/01/13 1月13日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月13日

三年父の道を改むる無し

子曰わく、父在せば其の志を観、
父没すれば其の行を観る。
三年父の道を改むる無くんぱ、孝と謂う可し。
(学而第一)
【訳】先師が言われた。
「父が生きているときには、その気持ちを察して、
それに添うように努め、父が亡くなられてからは、
その行われた跡を見て、これを継承するのがよい。
そうして三年の間、父のしきたりを改めず、
ひたすら喪に服する人なら、真の孝子と言えるであろう」


親が健在なときは、
その人の真価は行動だけでは測れません。
親が亡くなると、子は自由になります。
自分の判断で何でもできるようになります。
その自由な状況で「にどう振る舞うか」を見れば、
その人の真実の姿が明らかになるのです。
大切なことはは、親が亡くなった直後に、
すぐ方針を変えるのではなく、
少なくとも三年間は親の志を大切に守り、
供養する心を持ち続けることなのですね。
私も、すぐに方針を変えたことで
失敗をした例を知っていたので、
「2年間方針を変えない」と決意し、
社長業をスタートしました。
 

2026/01/12 1月12日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月12日

夫子は温良恭倹譲

子貢曰わく、夫子は温良恭倹譲、
以て之を得たり。
(学而第一)
【訳】子貢が言った。
「孔先生はお人柄がおだやかで素直、
恭(うやうや)しくして行いにしまりがあり、
それに謙虚で人に譲るところがあるので、
自(おのずか)ら先方より求められたのである」
*「先生はどの国においても指導者として迎えられているが、
これはご自分から求められたものか、
それとも先方から与えられたものか」
という子禽(しさん)の問いに答えた言葉。


温(おだやかさ)人を包み込むような優しさ。
良(素直さ)誠実でいて、偏りがないこと。
恭(うやうやしさ)礼儀正しく、自分を律して相手を敬う態度。
倹(しまりがある)贅沢をせず、自分を慎み、無駄な欲がないこと。
譲(ゆずる)自分の手柄を誇らず、謙虚に他人に道を譲ること。
「自分から求めて得たもの」ではなく、
「相手が与えずにはいられなくなって得たもの」
『徳を磨けば、道は自ずから開ける』
ということですね。
 

 

2026/01/11 1月11日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月11日

終を慎み遠きを追う

曾子曰わく、
終を慎み遠きを追えば、民の徳厚きに帰す。
(学而第一)
【訳】曾先生が言われた。
「親の葬儀を丁重にして真心から喪に服し、
そして先祖の祭を手厚くすれば、
民の人情風俗は自ら厚くなるものだ」
*戦後民法の改正によって家族制度は崩壊した。
更に急速に核家族化が進み、神棚や仏壇のない
家が多くなり、敬神崇祖の醇風美俗が失われつ
つある。神詣でや墓詣りに幼少の子や孫を連れ
て行くように心掛けることが、人情風俗をよく
する一助となると思う。


「目に見えない先祖を大切にできる人は、
今、目の前にいる他人のことも大切にできるはずだ。
その『先祖への敬意』こそが、
社会を良くする土台になる」
私たちは一人で生きているわけではなく、
親から子へ、何世代も続く命のリレーの中にいます。
今の自分があるのは、先祖がいるからなのです。
・・・「感謝の心」が湧いてきます。
日々線香あげ続けています。
 

2026/01/10 1月10日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月10日

改むるに禅ること勿かれ

忠信を主とし、
己に如かざる者を友とすること無かれ。
過てば則ち改むるに値ること勿かれ。
(学而第一)
【訳】
「忠信を第一とし、
安易に自分より知徳の劣った者と交わって
いい気になってはならない。
そして過ちに気がついたら、
改めるのに誰にも遠慮はいらないよ」


「誠実さを大切にし、甘えを捨てて、
間違いはすぐに認めよう」
「間違えた!」と思った瞬間に、
躊躇せずにパッと自分を修正する。
一番のポイントは躊躇しない「スピード」なのですね。
小山さんの原点は、論語なのかも・・・。
 

2026/01/09 1月9日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月9日

学べば則ち固ならず

子曰わく、君子、重からざれば則ち威あらず。
学べば則ち固ならず。
(学而第一)
【訳】先師が言われた。
「上に立つ人は、
言動を重々しくしないと威厳がなくなる。
学べば独善、頑固でなくなる」
*孔子は常に己を修め、博く学んで怠らなかった
ので、その風貌は温良恭倹譲で、一見して敬愛せ
られ、近づいて学ぼうと思わせるものがあった。
ところが一般人は老いるにしたがって枯木の如く
固くなって、人から敬遠され、益々孤独となって
いくのである。


「学び続けることで、心と頭をやわらかく」
世の中には自分の知らないことがたくさんあります。
「なるほど、それは知らなかった!」と、
素直に認め、好奇心を持ち現代の感性に触れて行きます。
 

2026/01/08 1月8日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月8日

之を学びたりと請わん

子夏曰わく、賢を賢として色に易え、
父母に事えて能く其の力を蝿し、君に事えて能
く其の身を致し、朋友と交るに言いて信あ
らば、未だ学ばずと日うと雛も、吾は必ず
之を学ぴたりと謂わん。
(学而第一)
【訳】子夏が言った。
「学徳の備わった立派な人物を恋人を思うよりも敬愛し、
親に対しては全力を尽して孝養に励み、
君(国)に対しては身の安危をかえりみず忠誠を尽す。
友達と交わるときは絶対に二枚舌を使わない。
こうであれば、まだ書物を読んで学ばないと言っても、
私はすでに学んだ人だと言おう」


簡単にまとめると、
「勉強とは、本を読むことではなく、立派に生きることである」
「人の中身を見る」
「親を大切にする」「仕事に一生懸命」「友達を裏切らない」
学問とは、「知識を増やすこと」ではなく、
「誠実な人間になること」・・・だということです。
30歳くらいから実践しつつ、
研修を受けまくりました。
実践の入り口は旧社屋のトイレかスタートし、
15年続けた「トイレ掃除」です。
 

2026/01/07 1月7日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月7日

入りては孝、出でては弟

子曰わく、
弟子、入りては則ち孝、出でては則ち弟、
謹みて信、汎く衆を愛して仁に親しみ、
行いて余力あれば、則ち以て文を学べ。
(学而第一)
【訳】先師が言われた。
「若者の修養の道は、家にあっては孝を尽し、
世に出ては長上に従順であることが第一である。
次いで言動を謹んで信義を守り、
人々を愛し、高徳の人に親しんで、
余力あれば詩書などを読むことだ」


「知識・勉強よりも、まず実践が先である」
「人間としての根っこの人格ができていない状態で
知識だけを身につけると、その知識を悪用したり、
鼻にかけたりする鼻持ちならない人間になってしまう」
ということですね。
ネットや本で得た「正論」を振りかざす前に、
まず目の前の家族や同僚に優しくできているか?
・・・まだまだ、心が幼いことを感じています。
1月4日からの流れを振り返ると
本を務む(土台が大事)
巧言令色少なし仁(うわべを飾るな)
三省(毎日振り返れ)
入りては孝、出でては弟(まず身近な実践から。勉強はその後だ)
ということだそうです。
 

2026/01/06 1月6日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月6日

吾日に吾が身を三省す

曾子曰わく、吾日に吾が身を三省す。
人の為に謀りて忠ならざるか、
朋友と交りて信ならざるか、
習わざるかを伝うるか。
(学而第一)
【訳】曾先生が言われた。
「私は毎日、自分をたびたび省みて、
よくないことははぶいておる。
人のためを思って真心からやったか、
友達と交わって嘘いつわりはなかったか、
まだ習得しないことを人に教えるようなことはなかったか」
*曾子 姓は曾、名は参、字は子輿、孔子より四十六歳若い。


「三省」:自分を映す3つの鏡
①「手抜きをせず、真心を尽くしただろうか?」
②「信頼を裏切らなかったか?」
③「受け売りで他人に教えなかったか?」
情報が溢れる現代では、
体験もしていない情報を簡単にシェアできます。
発信する前に「これは本当に自分が納得していることか?」
と一呼吸置くことの重要性ですね。
ある意味、現代社会には嘘があふれているのです。
 

2026/01/05 1月5日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月5日

巧言令色、鮮なし仁
(こうげんれいしょく、すぐじん)

子曰わく、
巧言令色、鮮なし仁。
(学而第一)
【訳】先師が言われた。
「ことさらに言葉を飾り、
顔色をよくする者は、仁の心が乏しいものだよ」
*礼は、全体と部分、部分と部分を調和する潤滑油
のように重要である。俵(ねい)は仁と女の合字である。
内にある誠の心を女のようなやさしい言葉とおだや
かな態度で表現すれば、相手が素直に快く受ける。
しかし下心を以て表現すると、こびへつらいやおべ
んちゃらと、かえって相手から軽蔑される。


巧言: 相手の心地よいように、言葉を飾ること。
令色: 相手に媚びるように、表情を愛想よく取り繕うこと。
鮮(少)なし仁: そういう振る舞いをする者に、
本当の思いやりがあることは多くない。
言葉や表情という『外見』ばかりを整えて、
誠実な心が伴わないことは危険なことです。
「礼」は、潤滑油なのですね。
とは言え、表面を整えることが大切なのではなく、
心が表面に現れることがとても大切なのです。
内面を磨き表面ににじみ出るよう、
今年一年精進します。
 

2026/01/04 1月4日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

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立志立命の道
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1月4日

君子は本(もと)を務む

君子は本を務む、本立ちて道生ず。
孝弟なる者は、其れ仁を為すの本か。
(学而第一)
【訳】
「何事でもまず本を務めることが大事である。
本が立てば、進むべき道は自ら開けるものだ。
したがって孝弟は仁徳を成し遂げる本であろうか」


根本がしっかり定まれば、
進むべき正しい道、
人生の指針は自ずと見えてくるのですね。
「小手先に走らない」
「足元を固める」
「自然体」を大切にし、
新年にあたり、自分の足元である、
家族や心構えを見つめ直します。
 

2026/01/04 1月3日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
12月3日

上を犯すを好む者は鮮なし

有子曰わく、其の人と為りや、
孝弟にして上を犯すを好む者は鮮なし。
上を犯すを好まずして乱を作すを好む者は
未だ之れ有らざるなり。
(学而第一)
【訳】有先生が言われた。
「その人柄が、家にあっては親に孝行を尽し、
兄や姉に従順であるような者で、
長上に逆らう者は少ない。
長上に好んで逆らわない者で、
世の中を乱すことを好むような者はない」


親を敬い、兄弟仲良くできるような温かい人間性が育っていれば、
その人は社会に出ても規律を乱すことなく、
平和を担う存在になる」

「立派な社会人になろうとする前に、
まず一番身近な家族に対して『敬い』と『愛』を持って接しているだろうか?
その小さな積み重ねこそが、
巡り巡って平和な社会を作る大きな力になるのだ」
 

2026/01/04 1月2日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版...

論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月2日

人知らずしてうらみず

人知らずして偶みず、亦君子ならずや。
(学而第一)
【訳】
「人が自分の存在を認めてくれなくても、
怨むことなく、
自らなすべきことを努めてやまない人は、
なんと立派な人物ではないか」


新しく始めたサービスや仕事が、
例えば、「広ガスハウジング」の名称。
すぐには周囲に認められなくても焦りません。
大切なのは、他人の評価ではなく、
自分の信念だと信じています。
とはいえ、
「正しいことは必ず理解される」
というもう一つの信念を持ち続け、
進み続けます。
 

2026/01/04 1月1日 論語 一日一言 立志立命の道 伊與田覺 監修 致知出版

新年、
あけましておめでとうございます
2026年も、
よろしくお願いいたします。



論語 一日一言 
立志立命の道
伊與田覺 監修 致知出版
1月1日

朋遠方より来る

子曰わく、学ぴて時に之を習う、
亦説ばともえんぽうきたあしからずや。
朋遠方より来る有り、亦楽しからずや。
(学而第一)
【訳】先師が言われた。
「聖賢の道を学んで、時に応じてこれを実践し、
その真意を自ら会得することができるのは、
なんと喜ばしいことではないか。
共に道を学ぼうとして、
思いがけなく遠方から同志がやってくるのは、
なんと楽しいことではないか」


今年一年、
自分のために学び、それを実行に移していきます。
そうして自分を高めていけば、
必ず最高の出会いが待っていることでしょう。
2026年、3KM手帳の黙読から、
スタートします。